【玉楼春~君に詠むロマンス~】34話・35話・36話のあらすじとネタバレ感想。孫家の次女・孫有徳の夫が死亡したという知らせが孫家に届き、沈氏、梅氏(孫遜の側室)、林少春が李家の弔問に赴きました。ところが、李家はとんでもない家で……!?
34話のあらすじネタバレ
孫俊豪は婚礼が中止になったことを姚滴珠に謝り、野狼の残党を一掃したら必ず娶ると約束します。
そんな中、都から軍糧が届くことになりました。
孫俊豪は迎えに出て軍糧を受け取りますが、暮城に帰る途中で襲撃にあってしまいます。
軍糧を受け取る件は極秘だったのにどこから漏れたのかと訝しむ孫俊豪は、裏切り者を見つけるため、軍糧のことを知っていた4人(姚滴珠や谷野)を別々の軍糧備蓄庫に呼び出しました。
すると、谷野を呼び出した備蓄庫が焼き払われたため、孫俊豪は谷野を裏切り者(野狼の残党)だと判断して投獄します。
谷野を弟のように思っている姚滴珠は必死に谷野をかばいますが、孫俊豪は構わず谷野を処刑しようとしました。
そこへ、野狼の新たな犠牲者が出たとの知らせが飛び込み、疑いの晴れた谷野は釈放されます。
孫有徳(孫家次女)の夫である李氏が死亡したという知らせが孫家に届きました。
沈氏は「有徳は子もおらずまだ20歳前半の若さなのに」と娘の将来を心配します。
李家の弔問には、沈氏と梅氏(孫遜の側室)と林少春が赴きました。
沈氏は李家の夫人に「少額ですが足しに」と2000両を渡します。
すると、孫有徳の小姑にあたる李櫻が「本当に少額ですこと」と嫌味を言いました。
また、李家次男の李想は「葬儀の費用が足りない」と言い、“葬儀代明細”の帳簿に孫有徳の捺印を求めます。
怪しく思った林少春が止めると、李想は「財産を独り占めする気か!」と捨て台詞を吐いて出て行きました。
その夜、李想と妻の喜蘭は、李家の財産を管理する孫有徳から金を引き出すための計画を練っていましたが、突然、死んだ李莫習(孫有徳の夫)の幽霊が現れ 腰を抜かします。
幽霊に怯える李想夫妻は翌朝、孫有徳に「もう二度と金の無心はしません!」と誓うのでした。
34話の感想
谷野は姚滴珠を利用するつもりが、本気で好きになったパターンでしょうか。
客観的に見ると谷野が怪しすぎるのですが、なぜ姚滴珠はあれほどまでに谷野を妄信しているのか。
李家の次男はどこかで見たことがあると思い調べたら、【三国志 司馬懿 軍師連盟】の劉禅でした。
彼はこういった少し情けなくてクセのある役が似合いますね。
35話のあらすじネタバレ
李家では孫有徳の夫の葬儀がおこなわれました。
李夫人が娘の李櫻の刺繡自慢をしていると、突然、李櫻と深い仲だという男が乗り込んできます。
李櫻はまったく身に覚えがありませんでしたが、「なんて恥さらしな」と李夫人に叱られてしまいます。
幽霊騒ぎと言い、今回のことと言い、おかしなことばかりが起こると皆が不思議がる中、孫有徳は心の中で「まさか彼の仕業?」と思うのでした。
暮城。
自ら援軍要請をしに行くことになった孫俊豪は谷野に、自分が不在の間は姚滴珠を守ってほしいと頼みます。
孫俊豪の出立後、谷野は“野狼の合図”を送る男を見かけてついていくと、兄の賈逢源が待っていました。
賈逢源は左遷先に向かう途中で立ち寄ったのだと言い、「孫遜に両親を殺された恨みを決して忘れるな」と念を押します。
実は谷野は、幼い頃に両親を亡くして賈逢源と生き別れたあと盗賊に拾われ野狼の頭にまで登りつめていました。
今まで野狼が孫俊豪と対立していたのは、賈逢源と1度目に再会した際に“孫遜の息子である孫俊豪の力を削ぐように”と指示されていたから。
そして今また賈逢源と再会し、孫俊豪を殺すようにと言われた谷野は、仲間に孫俊豪を襲わせたものの失敗します。
すると今度は、孫俊豪の女(姚滴珠)を殺せと賈逢源に命じられました。
姚滴珠を愛する谷野は思い悩みながらも姚滴珠を山中へ連れ出し、「俺が本当の野狼なんだ」と告げます。
その瞬間、野狼の仲間と思われる黒づくめの集団が木の陰から現れ、姚滴珠を包囲しました。
そこへ、孫俊豪が兵を引き連れてやって来ます。
野狼と孫俊豪が戦い始めると、なぜか野狼の一味は口から泡を吹いて次々と倒れました。
そんな中、谷野は姚滴珠に「自分を気にかけてくれる人が現れたら、命をかけて守ろうと決めていた」と改めて自分の想いを伝えます。
そして、さらに言葉を続けました。
「孫俊豪なら君を幸せにできる、花嫁姿を見ることはできないが祝いを贈るよ。それは、野狼の頭の死だ」
谷野はそう言うと、己の首を切って自害を図りました。
駆け寄った孫俊豪は谷野に、黒づくめの男たちは野狼の一味ではなく熟練された兵だろうと言い、「本当の仲間はどこだ」と問いただします。
谷野は「俺の勝ちだ」と告げ、息絶えました。
その様子を遠くから見ていた賈逢源は、「完璧な策だったのになぜ愚かな選択をしたのだ」と谷野の死を嘆き悲しみます。
その後、孫俊豪は府知事から別の盗賊の討伐を依頼されましたが、姚滴珠との結婚を優先して婚礼を挙げました。
35話の感想
谷野が野狼の一味だということは早くから察しがつきましたが、まさか、賈逢源の弟だったとは予想外でした。
谷野の生い立ちには同情させられる部分も多いですし、根は優しい子なのかもしれないと思わされました。
おそらく、谷野は兄を裏切りたくはないけど 姚滴珠のことも死なせたくなかったのかな?
だから、兄の策に従いながら、姚滴珠を守るためにああいう手段に出たのではないかと思いました。
でも谷野が死亡したことで、賈逢源はますます孫家に恨みを募らせるのでは?
一方、李家の幽霊騒ぎは林少春の仕業かと思いましたが、どうやら違うようです。
だとしたら、近くを歩いていた柳無双の仕業でしょうか?
36話のあらすじネタバレ
李家が孫有徳を殉死させるようにと上奏したことにより、官史が李府にやって来ました。
林少春は孫有徳を助けるため、孫有徳が懐妊したと嘘をつきます。
すると李櫻が、懐妊が本当かどうかを確かめるために医師を連れてきました。
林少春は李夫人に、診察させないほうが李家のためだと利害を説いて納得させます。
ひとまず殉死は免れたものの一時しのぎでしかないと心配する孫有徳に、林少春は策を授けました。
孫有徳は林少春に言われた通り、官史になりたがっていた李想を呼び出し、科挙の合格率の高い学堂に通えるよう手配したと話します。
感激して学堂に通い出した李想でしたが、学堂では、李想の妹である李櫻の噂話(妻子ある男と不埒な仲)で持ちきりでした。
李櫻のせいで恥をかかされたと激怒する李想は、帰宅するなり李想を平手打ちして大喧嘩に……。
その夜、李夫人は李家の行く末はどうなってしまうのかと頭を悩ませます。
すると侍女は、李櫻の噂のせいで李想の前途をつぶしてはならないと助言しました。
それを聞いた李夫人は、噂を収束させるためにも、李家の名誉がこれ以上傷つかないためにも、李櫻を噂の男と結婚させることにします。
結婚したくない李櫻は、噂は事実無根であんな男は知らないと訴えますが信じてもらえませんでした。
そんな中、学堂で試験を受けた李想は、「論語」さえも答えられなかったために、学堂に紛れ込んだ怪しい者だと疑われて役所に連行されました。
その知らせを受けた李夫人は孫有徳に、李想の保釈金を払ってほしいと頼みます。
孫有徳は、李想の学費にお金を使ったからもう払えないと断りました。
そこへ、林少春が割って入り、李想を助けるためには分家し、喜蘭(李想の妻)の取り分で保釈金を払うしかないと言うのでした。
李夫人は悩んだ末に分家を承諾し、孫有徳に李家を出ていくよう促します。
そうして、李家から解放された孫有徳は、林少春らの用意した仮り住まいで想い人の柳無双(林少春の師兄)と再会しました。
36話の感想
なぜいきなり孫有徳が殉死に??
疑問に思ったので中国版のあらすじを確認したところ、どうやら李家が、有徳の殉死を上奏したようです。
林少春は客人という立場なのに、いつの間にか李家を相手に完全に主導権を握っていましたね。さすがです。
やはりこのドラマは、孫家1人1人の問題を林少春が解決していくドラマなのかもしれません。
となると、次に出てくるのは孫家の3女でしょうか。