【玉楼春~君に詠むロマンス~】4話・5話・6話のあらすじとネタバレ感想。現在、孫府で実権を握っている許鳳翘は、自分の実権を脅かさない女性を孫玉楼に嫁がせたいと思っていました。そこで、従妹の姚滴珠を嫁がせようと画策しますが、孫玉楼には意中の女性がいると知り別れされることに。
4話のあらすじネタバレ
孫玉楼の従者である歓郎は、願かけに書かれた「孫玉楼の姿が消えますように」という願いを叶えるため、手品で孫玉楼の姿を消しました。
1人残された林少春は、孫玉楼の姿を探します。
その様子をこっそり窺う孫玉楼は、彼女の前に姿を現すタイミングを見計らっていましたが、突然、林少春が倒れました。
孫玉楼が駆け寄ると、気絶したフリをしただけだった林少春は目を開き「これで おあいこ」と立ち去ろうとします。
孫玉楼は彼女を引き止め「君を好きになってはいけないのか?」と尋ねました。
林少春は自分には成し遂げるべきことがあるからと、孫玉楼を拒みます。
孫玉楼は「君は願かけの賭けに負けた、約束を守るべきだろ」と訴えました。
林少春は折れた様子でため息をつき、孫玉楼はそれを見て喜びます。
現在、孫府の実権を握っている許鳳翘(孫家三男の嫁)は、自分の実権を脅かさない女性を孫玉楼に嫁がせたいと思っていました。
その点、従妹の姚滴珠なら安心して嫁がせられます。
姚滴珠が孫玉楼を気に入ったと知り、許鳳翘は喜んで縁談を進めようとしました。
しかし 姚滴珠は、孫玉楼には意中の人がおり、その人との仲を引き裂きたくないと言うのでした。
その相手が百戯館の林少春だと聞いた許鳳翘は、2人を別れさせるべく手を打ちます。
百戯館では、孫玉楼が林少春の芝居を観劇していました。
そこへ、許鳳翘が送り込んだ夫の孫金閣(孫家三男)が現れます。
孫玉楼は、観劇が嫌いなはずの孫金閣が来るなんて珍しいと思いながら、舞台裏の林少春に会いに行きます。
すると、林少春の恋人だという男が「孫玉楼から金をだまし取るんじゃなかったのか?俺を捨てるのか?!」と喚いていました。
孫玉楼は、林少春には薔薇アレルギーがあるのに 男が薔薇の白粉を使っていることから、本当の恋人ではないと暴きます。
焦った男は、依頼者の孫金閣に助けてくれと目で合図を送りました。
孫金閣は自分の関与が露呈するのを恐れ、急いで男を連行させます。
孫金閣は帰り際にふと、林少春が以前に父の誕生日の宴で琵琶を演奏した女性(=虞夫人の弟子)だと気づきました。
帰宅した孫金閣は、妻の許鳳翘に、2人を別れされることには失敗したが別の手を思いついたと話します。
その方法とは、虞夫人を利用して問題を起こさせることでした。
孫金閣は配下に虞夫人を見張るよう言いつけます。
孫金閣の狙いどおり、虞夫人は林少春に会いに行き、「自分の弟子に成りすましたことを訴えられたくなければ金を払え」と脅しました。
その会話を聞いた孫金閣の配下は、林少春が本当の弟子ではないことを知ります。
後日。
林少春は、虞夫人の弟子に成りすまして金をだまし取った罪に問われ、役所に連行されました。
彼女を助けたい孫玉楼は、裁判前に虞夫人に会いに行き、林少春を弟子だと認めるよう説得します。
その甲斐あって、虞夫人は裁判当日に林少春を弟子だと認め 大ごとにならずに済みました。
4話の感想
おもしろキャラの三男が久しぶりに登場しました!
登場するなり悪い事をしでかしましたが、俳優の演技が面白いため何だか憎めません。
それにしても、歓郎は優秀な従者ですね。
「孫玉楼の姿を消したい」という難問を、たった少しの時間で解決してしまうなんてお見事でした。
5話のあらすじネタバレ
許鳳翘から遠まわしに身を引くよう釘をさされた林少春は、孫玉楼に「家柄の釣り合う相手を探したほうがいい」と言います。
林少春が急にそんなことを言うのは許鳳翘に何かを言われたせいだと感付いた孫玉楼は、すぐに文句を言いに行きました。
すると、許鳳翘は「林少春が母上に気に入られるようにやった事」だと弁解。
孫玉楼はその言い訳をすっかり信じてしまいます。
一方の林少春は、科挙試験が近づいているのに恋にかまけていることを師匠に咎められました。
さらに、常ばあやにまで「最近のお嬢様は、恋ばかりで敵討ちをする気がない」と責められてしまい、林少春は孫玉楼と離れる決意をするのでした。
とはいえ、普通に別れを切り出しても彼が受け入れるとは到底思えません。
そこで、「科挙試験に合格して立派な役人になってほしい。勉強に集中してほしいから、合格するまで会わないわ」と孫玉楼に告げます。
離れるための口実だと知らない孫玉楼は、純粋に期待されているのだと思い、その日から勉強に明け暮れました。
科挙試験の当日。
役人となって両親の汚名を晴らしたい林少春は、男装して科挙試験を受けようとしました。
ところが、試験前に身体検査があると知り、断念して帰ります。
一方、科挙を受験した孫世傑(孫家長男)、孫玉楼、賈逢源はそれぞれ力を出し切ります。
試験の結果、1位で合格したのは孫世傑、2位の合格者は賈逢源(黄宥明)でした。
5話の感想
常ばあやは敵討ちを林少春に強要したくないと言いながらも、強要していたように思えました。
ともあれ、念願の科挙試験の日が来たというのに、まさか身体検査のせいで断念することになるとは!
それにしても、孫玉楼は本当に純粋でお人好しですね。
許鳳翘の言い訳をすっかり信じていましたし、林少春の言葉も真に受けて、科挙のためにあんなに一生懸命 勉強するなんて。
科挙の日に、林少春が自分のために来てくれたのだと思い、目を輝かせて喜ぶ孫玉楼がとても可愛かったです。
果たして、孫玉楼が科挙に合格したのか気になるところ。
ちなみに、2位で合格した贾逢源(演:黄宥明)は、【山河令】では葉パイセンを演じていました!
本作では、彼のラブシーンもあるようなので楽しみです。
また、別の場面で冥銭がばらまかれたシーンも、【山河令】を思い出してテンションが上がりました。
6話のあらすじネタバレ
科挙を受験した孫世傑(長男)と孫玉楼は2人とも合格し、それぞれ官職も与えられました。
孫玉楼は喜んで母に報告し、そのついでに結婚を認めてもらおうとしましたが、「出世してから」と先延ばしにされてしまいます。
科挙を2位で合格した賈逢源(黄宥明)は、孫遜に弟子入りを志願して認められ、孫府の空き部屋で暮らすことに。
(賈逢源が孫家の門下に入ったのは何やら思惑があるようです)
一方、科挙を受験できなかった林少春は、父親の汚名を晴らすための道が閉ざされてしまい、別の道を探そうと思っていました。
常ばあやは役人になった孫玉楼を頼れと言いますが、林少春は彼を巻き込みたくありません。
そのことを師匠に相談すると、巻き込まれたくないかどうかは彼本人が決めることだと助言されます。
林少春が屋敷に戻ると、常ばあやは、本当に孫玉楼を信頼できるか試してみようと言いました。
「試すって、具体的にどうするの?」
すると、常ばあやは、孫家の人間が犯した悪事を孫玉楼に訴え、孫玉楼が公正に裁くかどうかを試すのだと言います。
もし身内をかばうようなら両親の敵討ちのことは話さず、逆に公正に裁いたなら、両親の汚名を晴らすために孫玉楼の力を借りることにしました。
翌日、林少春は王氏という老女の店に足を運びます。
実は王氏は、以前に孫家の歓郎に土地を売るよう迫られ、それを断った息子が殺されたという過去がありました。
林少春は、わざと王氏に聞こえるように「大理寺の孫評事(孫玉楼)は公明正大な役人だ」と話します。
それを聞いた王氏は後日、歓郎の所業を孫玉楼に訴えました。
孫玉楼は、兄弟同然の歓郎が訴えられたことに動揺しつつも、一刻も早く真相を突き止めると約束します。
帰宅した孫玉楼は、歓郎にも話を聞いてみました。
歓郎は当時のことを説明します。
「王さん一家は土地代を受け取ったのに出て行かなかった。それどころか、さらに30両を要求してきた。そして、もみ合いになり、長男は柱の釘が頭に刺さって死亡した」
話を聞いた孫玉楼は、しっかり調べると約束します。
裁判当日。
両者の主張が平行線となる中、歓郎の証人として現れた陳は、「事件当日の様子をこの目で見た。歓郎の言っていることが真実だ」と証言します。
6話の感想
孫玉楼は短期間の勉強でよく合格できましたね、頑張りました!
でも官職に就いて早々、難しい事件が舞い込んでしまうとは……。
事件そのものが難しいというよりも、訴えられたのが兄弟同然の歓郎だというのが悩ましいところ。
王さんと歓郎、果たしてどちらの言い分が真実なのでしょうか。
歓郎は人を殺すような悪人には見えませんし、お茶目で面白いキャラなのでお気に入りだったのですが。