【玉昭令】27話・28話・29話・30話のあらすじとネタバレ感想。端木翠の予想通り解毒剤はニセモノで、幽毒は温孤が龍丹で作ったものだと聞き出します。幽毒に侵された者たちを解毒するには温孤を殺すしかないと知った端木翠は……。
27話のあらすじネタバレ
端木翠は展顔を刺したものの、それは温孤の解毒剤が本物であるか確かめるための芝居でした。
予想通り解毒剤はニセモノで、幽毒に侵された者たちを解毒するには温孤を殺すしかないと知った端木翠は、法力で温孤の力を制御しました。
その時、天上から、温孤をめがけて五蛮雷が落ちてきます。
温孤を討つために楊鑑たちが放ったものでした。
端木翠は温孤が過ちを犯したのはすべて自分のためだからと温孤を守ります。
そんな彼女の姿を見た温孤は、端木翠を突き飛ばして自分ひとりが五蛮雷に打たれ「君が私のために涙を流してくれただけで十分だ」と告げて息絶えました。
温孤が死亡したことで、幽毒に侵された人間たちは回復し、江夫人と張瓏も目を覚まします。
ところが、展顔はなぜか目覚めず、端木翠は展顔に法術を施そうとしました。
そこへ現れた江文卿は、幽毒は消えても故気ははびこったままだと教えます。
そして、江文卿は「崇城の戦いで死んだ者たちの故気を鎮めるためには、沈淵の扉を開いて過去をやり直すしかない」と端木翠をそそのかしました。
(沈淵とは、現世と違う速度で時が進むもう1つの世界)
過去をやり直す決意をした端木翠は、江文卿と共に沈淵の入り口がある崇城の城門へと向かいます。
端木翠が沈淵の扉を開いた頃、展顔は意識を取り戻しました。
展顔は折り鶴からの伝言により端木翠が沈淵に入ろうとしていることを知り、すぐに沈淵の入り口に駆けつけます。
すると、ちょうど端木翠が沈淵の中へ入るところでした。
展顔も彼女を追って沈淵に入りましたが、過去に戻る時空の中で端木翠と離れ離れになってしまいました。
そして――。
千年前の世界で目覚めた端木翠は、現世での記憶をすべて失っており「長い夢を見ていた気がする」と思うのでした。
27話の感想
温孤までもが退場してしまいました!
彼の愛は歪んでいましたが、個人的に好きなキャラだったので亡くなってしまい残念です。
ただ、ドラマの舞台が千年前に移ったので、死んだ人たちが再登場する可能性が高いですね。
端木翠は過去をやり直すために千年前に戻りましたが、現世での記憶がないのでやり直せないのでは?
記憶のある展顏が活躍して過去を変えていくのでしょうか。
江文卿も過去を変えたがっていたので、端木翠たちを追って千年前の世界に来た可能性がありますね。
28話のあらすじネタバレ
<千年前の世界>
轂閶将軍の勝利を祝う宴の最中。
高伯営の主将である高伯蹇は、女だという理由で端木翠を侮辱しました。
端木翠も負けじと高伯蹇を侮辱し返します。
宴の後、轂閶は端木翠に、そなたは端木営の主将なのだから子供じみた言動はやめるようにと忠告しました。
しかし端木翠は、かつての戦で、高伯営が守りを怠ったせいで多くの仲間が死んでいった恨みを忘れるわけにはいきません。
高伯営の副将・成乞も、女ばかりの端木営を見下しており、わざわざ端木営に来てまで嫌味を言い放ちます。
「端木翠と轂閶が結婚すれば両営は統合する。そうなればお前たち女は戦う必要がなくなり、家事でもすりゃあいい」
成乞の侮辱に腹を立てた端木営の副将 阿弥は、夜間に色仕掛けで成乞を呼び出し とっちめました。
その様子を見ていた幽族の魑女(第1話で登場した幽族)は、成乞を色仕掛けで利用できるかもしれないと考えます。
一方で、幽王は太子を安邑城の主に任命しました。
しかし太子は、幽王が本当に気に入っているのは自分ではなく、人間との間に生まれた雑種(温孤)だと分かっていたので、その不満を魑女にグチります。
「雑種が行方不明でなければ、幽王は私を太子にしなかっただろう。この機に証明してやる。私こそが誇るべき息子だと――」
魑女は「安邑城を守り抜けば幽王もお認めになるはずです」と太子を慰めます。
その後、魑女は太子のために、成乞に色仕掛けをして人族の情報を聞き出しました。
高伯営の新兵である温孤は、馬の世話係をしていました。
兵士たちが端木営をバカにしているのを聞いて、温孤は「陰口を言うしか能のない男よりはマジだ」と物申します。
その会話を聞いた成乞は「下っ端の分際で偉そうに語るな」と温孤に鞭を打ちました。
そこへ現れた端木翠は温孤を助け、成乞に処分を言い渡します。
そんな中、人族の徴兵が行われました。
端木翠を追って沈淵に入った江文卿もこの時、変装して徴兵の地に来ていました。
江文卿は徴兵の際、岳老(月老)の信頼を得て特例で入隊することに成功します。
端木営の唯一の男子である虞都は偵察係に選ばれました。
虞都は単身で偵察に向かうと、途中で幽族に捕まってしまいます。
しかし幸いにも、幽族に成りすましていた展顔に助けられました。
<千年後の世界>
上官策は神出鬼没の幽族に対してどう対処すればいいのか分からずにいました。
街に出た上官策の馬車が暴走し子供を轢きそうになりますが、幽族の鶴雪(長老の側近だった女性)が子どもを助けます。
28話の感想
やはり、江文卿も千年前の世界にやって来ました。
ただ不思議なのは、江易と江文卿は別々に存在しているのに、なぜ端木翠は一体化しているのでしょう?
現世の記憶に関しても、端木翠は忘れているのに、江文卿と展顔が覚えているのはなぜなのか。
端木翠は千年後も生きているから一体化しているのでしょうか。
対して江文卿は、転生しているから江易とは「別人」として存在している?
さて、舞台が千年前の世界になったことにより、現世で死亡したキャラが何名か再登場しました。
まずは魑女。
彼女は第1話で登場した幽族で、人間の張氏に永遠の愛を誓っていましたが、千年前の世界では太子のために動いているようです。
そして、温孤も登場!兵士姿が初々しい!
彼は初めから端木翠の配下だったわけではなく、最初は高伯営に所属していたようですね。
29話のあらすじネタバレ
温孤は助けてもらった恩返しをするため、夢にうなされている端木翠に法術を施します。
それを目にした阿弥は、温孤が端木翠に危害を加えていると誤解して攻撃しました。
さらに、温孤の首筋に幽族の証しを見た阿弥は、ますます敵意を露わにします。
目覚めた端木翠は、種族だけで判断しないようにと阿弥を諭しました。
温孤は自分は半分幽族だと明かし、種族で差別しなかった端木翠に心から感謝します。
その頃、幽族から虞都を救った展顔は、「端木営に入りたい」と虞都に頼むも断られてしまいます。
虞都は端木営には入れないが楊鑑になら推薦してもいいと言いました。
安邑城の決戦を前に、人族の主将たちが会議を開きました。
本来なら副将も参加しますが、内通者がいることを警戒して今回は主将のみの会議となったのです。
成乞が会議を盗み聞きしているところへ、温孤が偶然通りかかります。
成乞は自分が幽族(魑女)と繋がっている内通者だとばれるのを恐れ、温孤を力づくで追い払おうとしました。
そこへ、成乞の怒声を聞きつけた端木翠が会議部屋から出てきて温孤を助けます。
その後、成乞は邪魔者の温孤を始末するため、幽族たちに温孤を襲わせました。
温孤は危うく殺されそうになったものの、紅鸞に助けられます。
紅鸞は温孤の母親に頼まれ、温孤を探しに来たのです。
紅鸞と温孤はピンチになりかけますが、偶然通りかかった展顔に助けられます。
展顔の助太刀により、3人は幽族から逃げることに成功しました。
温孤は展顔が兵士になろうとしていることを聞き、一緒に兵営に帰ることにします。
29話の感想
差別しないで守ってくれた端木翠に、温孤が特別な感情を抱くのは分かる気がします。
ただ、どれだけ端木翠を想い続けても報われないことが分かっているので、この世界では紅鸞と結ばれると良いのですが……。
ふと思い出したのですが、紅鸞は第1話では魑女の配下的なポジションでしたよね。
確か、法術の力が魑女には及ばないから従わざるを得ないと言っていたような。
30話のあらすじネタバレ
紅鸞は友人の敵討ちのため、魑女と成乞に攻撃を仕掛けたものの返り討ちにされてしまいます。
とどめを刺されそうになったその時、偶然通りかかった虞都に助けられました。
幽族と内通している裏切り者が成乞だと知った虞都は、報告するために兵営に戻ろうとしたものの、成乞に殺されてしまいます。
その直後、付近を歩いていた温孤と展顔は、瀕死状態の虞都と紅鸞を発見しました。
虞都は犯人の名前を伝えようとするも、その前に息絶えてしまいます。
仲間を連れて事件現場に戻ってきた成乞は、展顔と温孤を犯人に仕立て上げて捕縛しました。
兄弟分の虞都が殺されたことを知った端木翠は悲しみと怒りに震えます。
端木翠は、虞都を殺した容疑者である展顔の牢屋に乗り込むなり、展顔の体に剣を突き刺しました。
展顔は「私のことを忘れたのか?展顔だ」と訴えかけましたが、端木翠が覚えている様子はありません。
そこへやって来た觳閶は、展顔に腕比べを申し入れました。
2人の決闘を見物した端木翠は、展顔の剣術を見て犯人ではないことに気づき展顔を解放します。
その後、端木翠は、虞都が亡くなった時の状況を展顔から聞き出しました。
展顔は虞都を発見した時の状況を話した後、犯人の手がかりを得るために虞都の遺体を調べます。
その結果、凶器は弯刀で犯人が左利きであることが分かりました。
成乞が犯人だと見抜いた端木翠たちは、成乞を罠にかけておびき出します。
成乞が罪を認めると、端木翠は虞都の敵討ちのために成乞を殺しました。
30話の感想
ようやく千年前の世界で端木翠と展顔が出会えたと思いきや、とんでもない出会いになってしまいました。
展顔の顔を見るなり、いきなり剣をぶっ刺すとは(笑)
ただ、最初こそ不穏な出会いだったものの、すぐに展顔への誤解が解けて安心しました。
心なしか、端木翠はすでに展顔に心を開きかけている気がします。
端木翠には轂閶という許嫁がいますが、轂閶を愛しているようには見えません。
それというのも、端木翠は“やきもち焼き”なはずなのに、轂閶のそばに女性がいても気にしていない様子だったからです。
端木翠が再び展顔を愛するようになるのも、時間の問題ではないでしょうか。