【花小厨(はなしょうちゅう~しあわせの料理帖~)】21話・22話・23話のあらすじ。花小麦は孟郁塊と母の不仲の理由を知ります。一方、知県の支援を受けて醸造所の経営に乗り出すことになった花小麦は様々な困難に見舞われ……。
21話のあらすじネタバレ
花小麦は周蕓児を助手に名仕宴の料理を作り上げ、目にも美しく舌も満足させるメニューは招待客たちに大絶賛されました。
数日後、知県は花小麦に、名仕宴の料理人を選考会を開いて広く募った本当の理由を打ち明けます。
それは知県夫人が出産後、食欲がなくなり医者に診せても治らないので、夫人の食欲を取り戻せるような料理人を探すためだったとのこと。
花小麦はどうしたら知県の要望に答えられるか悩んだ末、自分で育てた唐辛子の粉を使った料理を作ることにしました。
その結果、食欲増進作用のある唐辛子のおかげで、夫人の食欲は見事に回復したのです!
一件落着した花小麦は、前から気になっていた孟郁塊と母の不仲の理由を鏢頭の柯震武に尋ねました。
柯震武が言うには、孟郁塊が7歳の時、母は双子を妊娠。
鏢局で働いていた孟郁塊の父は、新しい家族のために報酬の高い仕事を請け負い、その途中で山道で雪崩に遭って亡くなったとのことでした。
孟郁塊の母はショックのあまり流産。
幼い孟郁塊は母が報酬のために父を危険な仕事に行かせたと思い、今もそのわだかまりは解けていないという話でした。
21話の感想
大事に育ててきた唐辛子が花小麦に名声をもたらす展開に感動です!
また、今回、孟郁塊母子の辛い過去が明らかに。
気の強い孟郁塊の母ですが、過去の悲しい出来事を知り哀れに思えてきました。
22話のあらすじネタバレ
知県夫人を回復させた謝礼を花小麦が受け取らなかったことから、代わりに知県が珍しい食材を次々と送ってくれるようになりました。
花小麦がもうこれ以上は受け取れないと言うと、知県は今度は自分が出資するから花小麦の調味料の醸造所を作ろうと言い出します。
最初は戸惑っていた花小麦でしたが、孟郁塊に好きなようにしたらいいと言われ、挑戦してみることに。
鏢局の料理人の紹介で雷安という職人を雇い、浣花園という名の醸造所を始めます。
創業式で雷安が醸造所で働く人たちに料理を作り、職人には好みの味付けがあるという話をしました。
それを聞いた花小麦は、今まで自分は家族の好みを考えて味付けしてこなかったことに気づきます。
その日、花小麦は帰宅した孟郁塊に味の好みについて聞きますが、孟郁塊は自分の味の好みはわかるが、母とは何年も一緒に食事をしていなかったので母の味の好みはわからないと言うのでした。
醸造所では順調に調味料の生産が始まり、花小麦は村人たちに小瓶に詰めた商品を無料で配り、調味料の美味しさを口コミで広めてもらいたいと考えます。
また、大口の取引をもとめて花小麦は県城に売り込みに行くことにしました。
しかし、県城の酒楼にはことごとく新しい万記という醸造所と契約したばかりだから取引できないと言われてしまいます。
酒楼によると、万記は1ヶ月前にできた醸造所で、質は劣るが格安な調味料を販売しているとのこと。
その帰り道、花小麦は県城で古い大豆を大量に購入している女性を見かけます。
22話の感想
母の味の好みがわからないと言う孟郁塊に改めて母子の間の溝の深さを感じる花小麦。
花小麦は孟郁塊と母の親子関係を修復することができるのでしょうか。
また、順調にスタートしたかと思われた醸造所の方にはタチの悪そうな競合が出現!
料理人から経営者という立場になり直面した困難に、花小麦がどうやって立ち向かっていくのか新たな展開が楽しみです。
23話のあらすじネタバレ
なかなか大きな契約が取れずに落ち込む花小麦を見兼ねた孟郁塊が、護送の仕事がない日に一緒に酒楼を回ってくれることになりました。
その時、花小麦は県城でまた、先日の古い大豆を買っていた女性を見かけます。
花小麦は、その女性が古い材料を使って安い調味料を作っているのではないかと疑うのでした。
花小麦と孟郁塊が帰宅すると、母から鏢局から何度も呼び出しがあったと言われます。
孟郁塊が急いで鏢局へ行くと、別の鏢局から引き抜きがあり、多くの仲間がそこへ移ってしまったとのこと。
しかも、鏢頭の柯震武は心労で倒れてしまったとのことのでした。
それを聞いた花小麦は柯震武のために薬湯を煎じ、孟郁塊に届けてもらうことにします。
そんなある日、孟郁塊が花小麦に内緒で訪問していた周辺の県の酒楼から注文が入るようになりました。
また、万記と契約していた県城の多くの酒楼が商品に問題があるとわかって解約したとの知らせも入ってきます。
年末が近づき、孟郁塊は花小麦に、引き抜きの件で意気消沈している鏢局の仲間たちのため、年越しは鏢局で食卓を囲めるようにしてもらえないかと相談しました。
花小麦は快諾しますが、孟郁塊の母1人を家に残して行くのが気になります。
しかし、孟郁塊はいつものことだからと気にかけません。
年越しを鏢局で仲間たちと過ごす花小麦と孟郁塊。
一方、口では強がっていても家で1人の年越しが寂しい孟郁塊の母は、酔っぱらって花小麦の食堂へと行きました。
すると、怪しい2人組が休業中の食堂に火をつけようとしていたのです!
孟郁塊の母の声に驚いて火を放って逃げて行く2人組。
鏢局から花小麦と孟郁塊が帰ってきた時には、孟郁塊の母とたまたま通りかかった周蕓児がすでに火を消し止めていました。
孟郁塊は花小麦に、事件の調査は自分がするから花小麦は商売に専念するように言うのでした。
そんな中、花小麦の姉に待望の子供が産まれます。
23話の感想
今度は孟郁塊の職場に問題が発生!
また、花小麦は調味料が売れ始めたと思った矢先に食堂が放火に遭うという悲劇に見舞われます。
相次ぐトラブルを花小麦と孟郁塊はどうやって乗り越えていくのでしょうか。
自分自身が厳しい状況に置かれている時でも、相手の困難にもちゃんと寄り添える花小麦と孟郁塊の夫婦がとっても素敵です!