【ヒューマンズ】シーズン1ネタバレ。進化したテクノロジーが生み出したアンドロイドの”シンス”。アンドロイドであるがゆえに従順な彼らは、忙しい人間に代わって仕事をこなし、家庭や職場での必需品として人間と共存していました。
しかしその一方で、彼らの生みの親である科学者により、意識を持つシンスの存在が人間社会への脅威として追われていたのです。
ジェンマ・チャン、トム・グッドマン=ヒル、キャサリン・パーキンソン、コリン・モーガン、ウィリアム・ハート、ダニー・ウェブ、ウィル・チューダー、エミリー・バーリントン、イヴァノ・ジェレマイア、ルーシ-・カーレス、テオ・スティーヴンソン、ピクシー・デイヴィーズ、ニール・マスケル、ルース・ブラッドリー、ソニア・キャシディ、キャリー=アン・モス
シーズン1あらすじ
”シンス”それは、高性能技術によって生み出されたアンドロイド。彼らは、意識を持たない従順なロボットとして職場や家庭で重宝される存在でした。
人間とアンドロイドとの共存世界。しかし彼らを作り出した科学者のデビッドは、意識を持つアンドロイドも生み出していたのです。
ホーキンズ一家は、父は管理職、母ローラが弁護士、トビー、ソフィの3人の子供がいるごく普通の家庭でした。ローラは仕事柄出張も多く、夫が家事をこなす日も多かったのです。
その日は、急な仕事が入ってしまったこともあり、体が回らなかった夫は妻に言わずシンスを購入しました。
帰宅した妻は、子供に悪い影響を与えるシンスは買わない約束だったから返品するよういいますが、夫もいっぱいいっぱい。シンスがいれば楽になると、返品を拒んだのです。
何より、末娘ソフィーがシンスを気に入っていたこともありしばらく”お試し”で利用することにしました。こうしてシンスはアニータと名づけられ、ホーキンズ一家所有のアンドロイドになったのです。
その一方で、アニータを探している男たちがいました。ひとりは半分人間のレオ(コリン・モーガン)、そしてひとりはシンスのマックス(イヴァノ・ジェレマイア)。
彼らは、数日前シンスハンターに連れ去られたアニータ(ジェンマ・チャン)とニスカ(エミリー・バーリントン)、フレッド(ソープ・ディリス)を探していた兄弟。
レオはデビッドの実の息子でしたが、事故で溺死してしまったところを、父の技術で半分人間、半分は機械として生き帰りました。他の4体はデビッドが作った特別なシンスで、超えてはいけない一線を越えて作られた意識を持つシンスだったのです。
ミアは、シンスの密売業者に売られ、事情が分からないまま”普通のシンス”として改造され、ホーキンズ一家にやってきました。ニスカはそのまま、売春宿に売られることに……。唯一フレッドは、かつてはデビッドの同僚であったホブ教授の実験台として捕えられていました。
兄弟を探すレオとマックス、そしてミアを所有するホーキンズ一家が出会い、絆を築くのにそう時間は掛かりませんでした。
登場人物/キャスト
ローラ・ホーキンス
キャサリン・パーキンソン
アニタ/ミア
ジェンマ・チャン
ニスカ
エミリー・バーリントン
マティ・ホーキンス
ルーシー・カーレス
レオ・エルスター
コリン・モーガン
トビー・ホーキンス
テオ・スティーブンソン
ソフィ・ホーキンス
ピクシー・デイヴィーズ
ジョー・ホーキンス
トム・グッドマン=ヒル
マックス
イヴァノ・ジェレマイア
『ヒューマンズ』解説
シンスの特徴
シンスの目は、鮮明な緑色であり一目見てシンスを分かるのが特徴です。右脇腹には充電の差込部分があり、充電中は両方の手のひらを上に向け左小指が規則的に動きます。
充電中は目を閉じているものの、話すことも可能。所有者は、第一ユーザーとして認識され、シンス自ら人間に触れることは出来ず、家族の中に子供がいる場合、保護者の許可なしに子供に触れることもできません。
家庭用シンスや仕事で利用されるシンスなど、それぞれの場面で多く利用され、人間では危険とされる場所での作業も可能。
人間より、シンスを使う方が経費削減と考える会社関係も多いことから、徐々に労働が人間からシンスに切り替えていく会社も多く、失業する人間も増えてしまいます。
ミアやニスカ、フレッド、マックスらは、意識を持ったシンスは特別で、悲しみや喜び、愛情など人間と同じような感情を持っており、ニスカは人間のフリをするためコンタクトを装着したこともあります。
また、痛みや温度も感じることが出来るのも、意識を持ったシンスの特徴です。
ミアは、デビッドの乳母、それ以外はレオの兄弟として作成されました。そしてもうひとり。シンシが関わる事件を捜査する警察に、カレンというシンスが正体を隠して所属していました。カレンは、デビッドの亡母のソックリな意識を持つシンス。
彼女がシンスだと分かるのは、シーズン1後半でのこと。ミアたちよりも人間らしかったこともあり、カレン本人が充電するまで彼女がシンスとは気づかないでしょう。
シンスの意識は完璧ではない
シンスの意識は、決して完璧なものではありませんでした。学びながら生きていくことをプログラムされており、物事の良し悪しをすぐに判断できるわけではありません。
その中でも、一番良し悪しを理解しているのはマックスと言えるでしょう。ミスカは、人間への怒りもあり、複数の人間を殺害してしまいましたが、それでも人殺しは悪いことだと学び、反省しました。
なお、他のシンスにも意識を持たせることが可能で、それをするにはレオ、ミア、ニスカ、マックス、フレッド、カレンの6人が揃う必要があります。
揃った時点でプログラムを発動することが出来ますが、シンスに意識を持たせると世界が混乱するというのを理由に、ミアはその危険なプログラムを唯一信用できるホーキンズ一家の妻ローラに預けたのです。
ところが、自分の人生を歩きたいと仲間から離れたニスカが、プログラムを盗み発動させてしまいます。これにより、ある一部のシンスが意識を持ってしまうことになります。
ただ、プログラムが完璧ではなかったため、すべてのシンスが意識を持ったというわけではありません。
急に意識が芽生えたシンスは、太陽の光にさえ怯えて動けなくなってしまう者や、自由な行動をしたりと人間を脅かす存在と思われるようになってしまうのです。
シーズン1を観た感想
ジャンルはSFですが、SFチックなという印象ではありません。意外性がありテンポよくストーリー展開で引き込まれるドラマです。
アイキャッチ画像から思うような内容ではなく、シンスはとても人間っぽく感じます。人間社会に警笛を鳴らすといった意味合いで、現代社会に訴えかけるメッセージ性の高いものであると感じて頂けるはず。
また、今回は触れてはいませんが、シンス制作と関わったミリオン博士と、そのシンス・オディのエピソードも見どころのひとつ。
オディの中には、ミリオン博士の亡き妻の思い出が詰まっており、認知症が進行しはじめた博士にとって、オディは自分も忘れつつある妻との記憶を思い出させてくれる大切な存在でした。
オディが故障するたび、完璧とはいかないものの治し続けていたミリオン博士。妻の想いでを持つ彼を特別な存在だと感じていたのです。
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