【九州縹緲録(ひょうびょうろく)】7話・8話・9話ネタバレ感想。古の剣の行方

九州縹緲録〜宿命を継ぐ者〜,ネタバレ 叙事詩
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【九州縹緲録(きゅうしゅうひょうびょうろく)~宿命を継ぐ者~】7話・8話・9話のあらすじ。待ちに待った演武大会で姫野は大活躍を収め、見事望み通りの褒美を手にします。しかしその裏では離国からの侵攻や、とある古の剣を巡る事件が勃発していました。

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7話のあらすじネタバレ

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下唐国。青陽部との友好の証として、下唐国と青陽部による演武大会が開催されます。

そんな中、下唐国の国主である百里景洪ひゃくり・けいこうの元に離国の使者が現れました。離国の使者は休戦を打診するためにやって来たようですが、百里景洪は15城を引き渡すとの条件に誠意は感じられないと離国からの提案を一蹴します。

それどころか、赤牙せきがを使うような卑劣なやり方をする離国に対して屈することはないと強硬姿勢を崩しません。

雷雲正柯らいうん・せいかの付き人である姫野き・やは今の生活から脱却すべくこの演武大会で名を上げ、自ら出世の道を掴もうと意気込んでいました。青陽部の精鋭たちを相手に息衍そく・えん将軍の甥の息轅そく・えんのをもってしても敗北を喫すなど、下唐国は押され気味の様子を見せます。

しかし姫野だけは例外で、ただ1人確かな槍術で最も簡単に4連勝を挙げたのです。残す対戦相手は阿蘇勒の従者である鉄葉と鉄顔のみとなり、姫野の目覚ましい活躍には百里景洪からも称賛の声が送られました。

姫野は褒美として東宮禁軍の職と黄金50両、しょく宮の入学者名簿にも名前が載ることが約束されますが、同時に両国の友好を示すための場であることから相手の顔を立てるよう命じられます。百里景洪からの命令に納得のいかない様子を見せる姫野でしたが、良家の子弟たちから嫉妬を理由に袋叩きにされたことで闘争心を燃やし、誰の付き人にもならないことを決意して鉄葉との戦いに挑みます。

ここまで無傷だった姫野もさずかに腕の立つ鉄葉との戦いには苦戦を強いられ、勝利こそ収めたものの腹部や足などに深手を負ってしまいました。体力と気力共にギリギリの中で迎えた鉄顔との戦いの中で、姫野は翼天瞻よく・てんせんから1度だけ見せてもらった姫家の大技“極烈の槍”を披露してみせたのです。

姫野の極烈の槍は見事に決まり、下唐国が勝利を収めました。

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7話の感想

やっと姫野に自ら夢を掴むためのチャンスが巡ってきたうえ、想像を遥かに超える活躍を見せたことには感動しました。翼天瞻からたった1度しか見せてもらっていない大技”極烈の槍”を習得していたことも驚きですが、疲弊したあの場で使えるということは相当な練習をしてきたのでしょう。

たった1人でずっと練習してきた姫野のことを思うと、こうして報われたことが本当に嬉しいです。

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8話のあらすじネタバレ

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息衍将軍は演武大会で姫野が繰り出した技”極烈の槍”について気になっており、鉄皇こと翼天瞻を呼び出しました。極烈の槍は姫野の父ですら習得しておらず、この技を教えられるのは翼天瞻しかいませんが、何故姫野に極烈の槍を教授したのかが気になっていたのです。

早速核心に迫る息衍将軍に対し、翼天瞻は姫野は姫家の子孫であるため1度は槍術を見る資格があるとしつつも、天駆武士団に彼を加える気はないと胸中を明かします。そこで息衍将軍は翼天瞻が南淮にやって来たのは蒼雲古歯そううんこし剣のためだと悟り、すでに南淮にも蒼雲古歯剣を狙う辰月がやって来ていることを伝えます。

蒼雲古歯剣とは幽長吉ゆう・ちょうきつが持っていた剣のことだが、持ち主の幽長吉は南淮に着いた後に蒸発したかのように姿を消している。

すると、翼天瞻は明らかに動揺した様子で直ちに蒼雲古歯剣を見つける必要があるとしましたが、蒼雲古歯剣があれば天駆を集結できると使命感に燃えているようでもありました。そんな翼天瞻の様子を見た息衍将軍は、蒼雲古歯剣が出現する度に残酷な戦を引き起こしていると警告します。

演武大会で深手を負った姫野は傷の処置もせずにふらふらと街を彷徨っていたものの、ついに力尽きてその場に倒れ込んでしまいます。姫野が目を覚ますとそこは街の住民の家で、どうやら偶然出会した羽然が話をつけてくれていたようです

ようやく傷の手当てができると思われた矢先、羽然の跡をつけてきた百里隠が大勢の仲間を連れて現れると、またしても姫野を袋叩きにします。一方的にやられ続ける姫野を誰も助けられずにいたところ、騒ぎの噂を聞いた阿蘇勒アスラが鉄顔と鉄葉を連れてやって来ました。

怒り心頭で聞く耳を持たない百里隠に対して阿蘇勒は、「友の敵になるならば青陽の敵とみなす」と啖呵を切ってその場を収めます。その後、阿蘇勒は姫野と羽然と酒を酌み交わしながら改めて友情を誓うのでした。

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8話の感想

これまでも少しずつ友情を育んできた阿蘇勒と姫野と羽然でしたが、ようやくきちんとした形で友情を誓い合えて良かったです。阿蘇勒たちはそれぞれ異なる苦労を経験していて分かり合えることも多いと思うので、今後は互いに支え合っていって欲しいと思います。

また、翼天瞻が血眼になって探す蒼雲古歯剣とは一体どんなものなのか、その辺りも注目していきたいです。

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9話のあらすじネタバレ

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下唐国、南淮なんわい。下唐国辺境では赤牙を使った離国の侵攻が勢いを増しており、下唐国は非常に危険な状況に置かれていました。これにはさすがの百里景洪も国師のきゅう羽衣ういの助言を受け、離国との和議を結んで停戦に持ち込むことを決意します。

帝都ていと天啓てんけい。天啓城に2通の文が届きます。1通目は離国の嬴無翳えい・むえいから、2通目は軍報でした。

嬴無翳からは方伯ほうはくの称号と三軍が欲しいとの要求で、軍報には下唐国は離国との和議を結ぶべく15城を割譲するとの内容が記されていました。突然の事態に動揺を隠せない大胤だいいん国の長公主である白凌波はく・りょうはでしたが、離国が朝廷を無視して下唐国を侵攻したことは君主に仕える者にあるまじき行為だとして、処罰が必要だと考えます。

また、離国との和議を結ぼうとする百里景洪には、15城は譲らずに侵攻を阻止するよう返信を送ります。

下唐国、南淮城。大胤国の白凌波からの文が届いた百里景洪は本来の望みとは異なるものの、朝廷に背くことはできないと離国との戦いを決断します。

そもそも百里景洪の下唐国の国主という地位は白凌波から賜ったものであり、青陽部との結盟を強引に勧めたのも白凌波でした。いくら百里景洪とはいえ朝廷相手に勝手な真似などできるはずもなく、来る離国との戦いに備えて作戦を練ります。

そこで百里景洪は、青陽部と百里隠を利用した作戦を思いつきました。青陽部との同盟の条件のひとつだった5000の騎兵隊を使うことに加え、百里隠に父・幽長吉の刀である蒼雲古歯剣を継承させようと考えたのです。

幽長吉は晋北国の世家出身で皇室に仕える一方、天駆大宗主という裏の顔を持っていた。

しかし、蒼雲古歯剣は極めて危険な剣で、普通の者は近づくことすらできずに飲み込まれてしまうほど強力な力を持っていることから、蒼雲古歯剣には幽長吉の魂だけでなく、剣に飲み込まれた者たちの魂も宿っています。これには百里隠の養母だった蘇尚宮も平静さを失い、まだ百里隠が子供であることを理由に必死に考えを改めるよう百里景洪に願い出ます。

それでも百里景洪が蘇尚宮の言葉に耳を傾けることはなく、下唐国の将来は百里隠に懸かっているのだと語気を強めました。

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9話の感想

ここまで平穏な暮らしを送ってきた阿蘇勒ですが、ついに下唐国は離国との戦いを余儀なくされてしまったので阿蘇勒の行先が心配です。阿蘇勒の青陽世子という立場をいいように利用されてしまいそうですし、阿蘇勒の性格から見てもこの戦への出陣は避けられないでしょう。

また、ただでさえ危なかしい性格の百里隠にこのタイミングで父の幽長吉の刀を継承するのには不安が残ります。

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本ページの情報は2022年7月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービス公式サイトにてご確認ください。