【一夜の花嫁~Pirates of Destiny~】のあらすじ全話とネタバレ感想を最終回まで紹介します。本作は【画皮 千年の恋】などの制作陣が手掛けたラブコメ時代劇。人助けに憧れるお嬢様と、裏の顔を持つ海賊王が出会って真実の愛に気づく姿をコミカルに描きます。
【一夜の花嫁】あらすじ/作品概要
英雄・雲鶴大侠に憧れる明るく正義感の強いお嬢様、花溶は家出し、男装して“花花大侠”を名乗っていた。
ひょんなことから海賊王、秦尚城と出会った花溶は、図らずも秦尚城の追っていた仇の逃亡に加担してしまい、海賊島に拉致されてしまう。
花溶は海賊島からの脱出を試みますが、最初から女子だと見破っていた秦尚城は花溶に惹かれていき……。
全話のあらすじ一覧
【一夜の花嫁】の全話のあらすじネタバレを最終回(全24話)まで紹介します。
1話のあらすじネタバレ
英雄・雲鶴大侠に憧れるお嬢様、花溶(チャオ・ツァオイー)は家出し、男装して“花花大侠”を名乗っていました。
ある日、借金のかたに妓楼に売られた娘を助けようと妓楼に潜入した花溶。
花溶は、妓楼の女将が肌身離さず持っている借金の証文が入った箱の鍵を奪おうと踊り手に変装して広間で踊ります。
広間には仇の裴庸(リー・アン)を追ってきた海賊王、秦尚城(ユエン・ハオ)も居合わせていました。
花溶が踊りながら鍵をかすめ取ったのに気づいた秦尚城は女将に密告。
女将に大騒ぎさせて裴庸を妓楼の個室からおびき出し、仇を討つのが狙いでした。
花溶も慌てて証文を探しに行きます。
証文を探すうちに偶然、金品を見つけた花溶は義賊を気取り、貧しい人々に分け与えようと布に包んで持ち出すことにしました。
その時、秦尚城に追われた裴庸が花溶のいる部屋に逃げ込んできます。
裴庸の仲間と間違われ、秦尚城の配下に刀を突き付けられる花溶。
そこへ、女将も駆け込んできます。
花溶は咄嗟に、女将に秦尚城が自分の仲間だと思わせようと、秦尚城に向かって鍵を投げるふりをしました。
秦尚城が花溶の仲間だと思い込んだ女将は妓楼の用心棒たちに秦尚城を攻撃させます。
その隙に、花溶と裴庸は窓から逃げ出しました。
ちょうどその頃、外には万疆国の第二王子、金逸文(イー・ボーチェン)と従者の莱生(ダン・ジーユエン)が歩いていました。
逃げる途中に莱生とぶつかった花溶は金品の入った包みを落としてしまいます。
莱生も持っていた同じような布の包みを落としてしまい、花溶は間違えて莱生の包みを拾って逃走。
港まで逃げた裴庸は出航したばかりの船に飛び乗ります。
花溶もとりあえずその船に乗ろうと船から垂れている網にしがみつきました。
しかし、花溶が網を登るのに苦労している間に、裴庸は船の反対側から海に飛び込んで行方をくらましていたのです。
網にしがみついたまま四苦八苦している花溶の横にいつの間にか秦尚城が飛び移っていました。
胸倉をつかんで裴庸の行方を問い詰める秦尚城に、離して!という花溶。
秦尚城が急に手を離したので、花溶は網から落ちそうになって秦尚城にしがみつきます。
その時、花溶が女子だと気づいて動揺する秦尚城。
花溶は、そんな秦尚城を突き飛ばして網をよじ登り、行方を知ってても教えない!と言い残して船の中へ消えます。
花溶を追おうとしますが、岸で配下が兵たちに包囲されているのに気付いた秦尚城は網から飛び降りるのでした。
秦尚城はリーダー格の兵に背後から近づいて人質にとり、兵たちを止めさせて配下と逃げました。
花溶は船内で倉庫に隠れ、妓楼から持ち出した包みを解きます。
そして、中身が金品ではなく原稿のようなものに変わっているのを見て包みを取り違えたことに気づくのでした。
花溶は倉庫で暖をとるためにその原稿を燃やしてしまいます。
一方、街でも金逸文が包みを取り違えられていたことに気づき、莱生に探しに行くように命じていました。
夜になり、秦尚城の海賊船が花溶の乗る船を襲います。
秦尚城は配下に投降した者は殺さないという掟を作っていましたが、副頭目の陳彪(ナ・ジアウェイ)は秦尚城が船に着く前に次々と船員を殺害。
陳彪は、船に着いた秦尚城から怒りを買い、連行されて行きました。
その後、船内を捜索した配下が秦尚城に、裴庸はいないと報告します。
秦尚城は裴庸は捕らえられなくても、船の積み荷は奪って行くよう配下に命じました。
すると、そこへ花溶が現れて酒甕を並べて松明を掲げ、下船しないと積み荷ごと船を燃やすと脅します。
秦尚城は取り合いませんが、花溶は本当に酒甕に松明を投げつけたのです。
火の手が上がり、危険だと思った秦尚城は花溶を連れ出し、海賊島へ連れて帰りました。
実は花溶のことが気になり始めている秦尚城でしたが、配下の手前、裴庸を逃がされたので島で働かせて懲らしめるということにします。
最初に花溶は採石場で働かされることになりました。
花溶は採石場で秦尚城の二の配下、銭大有(ユー・カイニン)が大事にしているヒスイの飾りを鑑定してみせます。
銭大有に他のお宝も鑑定してほしいと言わせ、まんまと辛い採石場の仕事から抜け出すのでした。
次に花溶は料理長が厳しくて有名な厨房で働かされることになります。
花溶は宮廷料理を作ってみせ、料理長の機嫌をとりますが、秦尚城は引き続き花溶を厨房で働かせることにしました。
料理長の横暴に腹が立った花溶は、ある日、厨房のかまどの上に小麦粉を撒いて爆発させます。
爆発の跡を見た秦尚城は花溶の仕業だと勘づきますが、証拠がありません。
秦尚城は厨房係を全員集め、まず料理長に監督責任として杖打ちの刑を言い渡します。
そして、爆発を起こした犯人が罪を認めなければ連帯責任として厨房係全員を同じ刑に処すと言うのでした。
花溶は仕方なく自分が犯人だと名乗り出ます。
1話の感想
シーズン2の制作が決まっている作品と聞いて期待が膨らみます。
まず、男装しているといっても、キュートすぎてどうみても男性には見えないヒロインがかわいいです。
相手役を演じるユエン・ハオは、ポーカーフェイスな海賊王役がとても似合っていて、この作品でブレイクしたといわれているのがうなづけました。
また、普段は無表情なのに、驚いたり、笑ったりした時に垣間見られる人間味ある表情とのギャップにキュンとします。
今後も花溶に海賊島にいてほしい秦尚城と、脱出したい花溶との知恵比べがどんなふうに展開されていくのか楽しみです!
2話のあらすじネタバレ
花溶は自分の父は役人の花満天(ザン・ジンシェン)だと言い、もし自分を殺したら朝廷を敵に回すぞと開き直ります。
秦尚城に手練れの役人の子がなぜこんなに弱いのかと聞かれた花溶は、花家の絶技で指1本で大男を椅子から立ち上がれなくさせてみせると言うのでした。
一の配下である張弦(ホアン・チエンシュオ)で試すことになります。
花溶は言ったとおりになったら、自分の命を奪わないと秦尚城に約束させるのでした。
椅子に座った張弦の額を花溶が人差し指で押さえると、なんと本当に立ち上がれません!
花溶は勝ち誇って自分を解放しろと秦尚城に迫りますが、秦尚城はさっきの約束は命を奪わないというものだった、爆発事件を起こした罰は受けてもらうと言い、自ら花溶を鞭打ちの刑にするのでした。
刑の後、銭大有は花溶にこっそり、秦尚城は拷問係がするよりも鞭打ちを手加減していたと教えます。
その後、洗濯係たちが1人の青年(マー・チャオ)に洗濯を押しつけているのを目撃して注意する花溶。
洗濯係たちが花溶に手を上げようとすると、秦尚城が駆けつけて洗濯係たちを張り倒し、鞭打ちの刑を言い渡すのでした。
秦尚城が去った後、洗濯係の青年と一緒に衣を洗った花溶は、川に浮いている水草は皮膚への刺激が強いので衣に付けてはいけないと教えられます。
さらに、翌日に秦尚城と一緒に島を出る島民がいることも聞き、花溶は島を脱出する策を思いつくのでした。
翌日、洗いあがった衣を着た秦尚城は水草のアレルギーで湿疹が出てしまいます。
花溶は秦尚城は来ないと思い、島民に紛れ込んで島を出る船に乗り込もうとしましたが、乗船直前に捕まってしまいました。
花溶は衣に水草を仕込んだ罰として3日間柱に吊るされることになりますが、秦尚城は周りに聞こえるように大きな声で夜は見張りをつけなくていいと配下に命じます。
それを聞いた洗濯係の青年は、夜中にこっそり水と食料を花溶に届けました。
しかし、翌日、花溶は気を失ってしまいます。
医者を呼んで診てもらうと、鞭打ちの傷を放置したために傷口が感染を起こして気を失ったとのこと。
また、医者の発言から、花溶が実は女子だということを秦尚城以外も知ることになってしまいます。
秦尚城は侍女に、西域から取り寄せた貴重な薬を花溶に塗り、女性用の衣に着替えさせてやるよう命じました。
侍女が帰った後、目を覚まして自分の衣が変わっていることから女子であることがバレたと気づいて焦る花溶。
秦尚城は追い打ちをかけるように花溶に、良家の子女のくせに妓楼で踊っていたと言いました。
あれは人助けのためだと言い返す花溶に、お前に何ができるのかと言う秦尚城。
花溶は、雲鶴大侠は正義に必要なのは力ではなく心だと言ったと反論しますが、秦尚城は侠客※の戯れ言だと言うのでした。
部屋を出た秦尚城に、銭大有が花満天には本当にあの娘と同じくらいの年の娘がいて、最近家出して大騒ぎになっているらしいと報告します。
しばらくして、花溶の部屋に洗濯係の青年が心配して訪ねてきました。
花溶が青年に名前を訪ねると、生まれてすぐに両親が亡くなったので、姓はあるけど名前はないと答えます。
姓は岳だと聞いて、花溶は”風のように自由に飛び回る”という意味で風という名前を付け、風の字の書き方を教えてあげました。
そして、花溶は姉弟の契りを結ぼうと言うのでした。
岳風はうれし泣きをして喜びます。
まずは島を脱出したいと言う花溶に、岳風は秦尚城の部屋に詳しい海図があると教えました。
花溶はそれをなんとか入手したいと思うのでした。
数日後、花溶の部屋に突然、陳彪が入ってきて関係を迫りました。
花溶は逃げようとしますが、部屋の外から鍵をかけられてしまったようで扉が開きません。
絶体絶命という時、秦尚城が部屋に飛び込んできて陳彪を蹴り倒しました。
秦尚城は陳彪に鞭打ちの刑を言い渡し、花溶を自分の部屋に連れて行きます。
そして、秦尚城は、花溶が陳彪と格闘中にできた額の傷に薬を塗ってくれるのでした。
2話の感想
本人の前では素っ気ないのに、花溶がピンチになると必ず駆けつけて助けてくれる秦尚城。
いったいどうやって見張っているんでしょうね(笑)
まだ秦尚城の想いに気づかない花溶は、これからどんな行動をとっていくのか気になります。
また、秦尚城の配下の銭大有と張弦がコミカルなキャラで、今後の面白いやりとりにも期待できそうです。
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