【一夜の花嫁~Pirates of Destiny~】15話・16話のあらすじとネタバレ感想。秦尚城たちは黒龍党の真の黒幕がいるという万疆国へ向かう途中、海賊団に襲われてしまいます。このまま花溶を連れて旅を続けるのは危険だと悟った秦尚城は、眠っている花溶を船に残して万疆国へ向かいました。目覚めた花溶は、秦尚城の後を追い……。
15話のあらすじネタバレ
秦尚城たちは、黒龍党の真の黒幕がいるという万疆国へ向かうことにします。
海賊島での婚礼が花溶にとっては不本意なものだったと思った秦尚城は、船上で改めてプロポーズすることにしました。
秦尚城は花溶に自作の短剣と金の首飾りを贈って求婚。
花溶の返事を待つ秦尚城でしたが、花溶は突然海を指さして船が燃えてる!と言い出します。
秦尚城は花溶が返事をはぐらかそうとしていると思って相手にしませんが、配下たちも船が燃えてる!と言って駆けつけてきたのです。
様子を見るために、その船に飛び移る秦尚城。
花溶と配下たちも船を寄せてそれに続きます。
掲げられた旗から船は万疆国のものとわかりますが、不思議なことに甲板には誰もいません。
秦尚城が船倉を調べて再び甲板に上がってくるとたくさんの人が倒れていましたが、近づいてみるとなぜか体に傷がないのです。
突然、倒れていた者たちが起き上がり、秦尚城を包囲しました。
そして、1年前に殺された海賊団の親分の敵討ちだと言って襲いかかってきたのです。
遅れて甲板に上がってきた花溶と配下たちが助太刀し、リーダー格の男を捕らえました。
ところが、リーダー格の男は命乞いするふりをして体を起こし、秦尚城に向かって弾を放ったのです。
それに気づいた花溶は秦尚城をかばって前に出て、胸に弾を受けてしまうのでした。
秦尚城は花溶が死んでしまったと思って涙しますが、敵の放った弾は秦尚城の贈った金の首飾りに命中していて、花溶は一命をとりとめたのです。
花溶を連れて旅を続けるのは危険だと悟った秦尚城は、銭大有に花溶を故郷に送るように命じ、他の配下たちを連れて万疆国へ行くことにします。
翌朝、目覚めて置手紙を読んだ花溶は、船の進路を変えなければ海に飛び込んで秦尚城を追いかけると言って銭大有を脅しました。
銭大有は仕方なく船を万疆国に向かわせます。
花溶と銭大有は万疆国で秦尚城を探している時、偶然、街で追われていた女子を見かけて助けました。
その女子は陸婉婉と言い、万疆国一の豪商である万商商会の会長の娘とのこと。
今、万疆国では各国の商人たちが集まる万商大会が開かれており、父親がその大会に来た者の中から婿を選ぶと言ったのが嫌で家出してきたとのことでした。
それを聞いた銭大有は、秦尚城が黒龍党の黒幕の手がかりを探すために万商大会に潜入していることをうっかり口を滑らせてしまいます。
花溶は自分も万商大会に行くと言い出し、陸婉婉にも婿を父親に選ばれるのではなく、自分で選べばいいと言って一緒に行こうと誘いました。
陸婉婉が家の者に見つかりたくないと言うので、銭大有が陸婉婉に西域の女性の化粧をして変装させます。
万商大会で花溶は、香料の商人に扮した秦尚城が陸婉婉の継母、嵐夫人と商談しているのを目撃しました。
花溶は妖艶な嵐夫人に嫉妬します。
その上、嵐夫人が香を試したいと秦尚城を自分の部屋に誘ったのを見て花溶はますます浮気を疑い、窓から部屋をこっそりのぞき見しに行きます。
実は、秦尚城の真の目的は嵐夫人に催眠効果のある香を嗅がせ、万商商会の陸会長と黒龍党の関係を聞き出すことだったのです。
ところが、嵐夫人は黒龍党について何も知らない様子で、そのうち香の効果で眠ってしまいます。
秦尚城が嵐夫人を寝台に運ぶのを見て勘違いし、部屋に乗り込んで行く花溶。
最初は驚いた秦尚城でしたが、嫉妬か?と言ってうれしそうに花溶を抱き寄せます。
花溶は咄嗟に秦尚城の足を踏みつけ、思わず声をあげてしまう秦尚城。
声を聞きつけた護衛が部屋へ踏み込んできますが、花溶は寝台に隠れ、秦尚城の機転でなんとか護衛をやり過ごします。
秦尚城たちが広間に戻ると、陸会長から万商大会で娘の花婿選抜の競技を行うことが公表されました。
また、競技の優勝者には宝の地図の半分が隠された白玉が贈られるとも発表されます。
秦尚城は陸会長が黒龍党ではないとわかり、自分が優勝して白玉を得ることで黒龍党の黒幕をおびき出せると考えるのでした。
危険から回避させるため、秦尚城は選抜が始まる前に花溶を睡眠薬で眠らせて故郷に帰すことにします。
しかし、それに勘づいていた花溶は事前に秦尚城から解毒薬を飲んでいたので睡眠薬は効かず、部屋で眠ったふりをしていました。
秦尚城が別れの口づけをしようと顔を近づけると、花溶は急に目を開けるのでした。
そして、花溶は自分も男装して競技に参加し、優勝できたら一緒に捜査を続けさせてほしいと言うのでした。
選抜会場には入場券がないと入れないため、秦尚城は花溶が参加できるわけないと思って賭けに乗ることにします。
ところが、陸婉婉が入場券を偽造し、花溶たちはまんまと会場に入り込んだのです。
15話の感想
本人の前では本心を出さないのに、秦尚城が美しい女性といると激しく嫉妬する花溶に笑ってしまいます。
また、花溶を危険な目に遭わせたくないと思う秦尚城と、秦尚城のそばにいて力になりたいと思う花溶の気持ちがすれ違い、2人を取り巻く状況はますます複雑になっていきそう……。
今後の展開が楽しみです。
16話のあらすじネタバレ
偽造入場券は文字は完璧に模写されていたものの紙が違っていたため、選抜会場内で偽物だとバレてしまい、花溶たちは護衛に追われることに。
逃げる途中、花溶たちは偶然、金逸文と再会しました。
金逸文は、この方たちは私の客人だと言って護衛を追い返してくれたのです。
花溶たちが追われていると聞いて助けようと駆けつけてきた秦尚城は、金逸文に先を越されて悔しがるのでした。
金逸文は、選抜会に出場する予定だった兄が病気になったため、代わりに出場することになったと言いました。
女性の姿に戻った花溶と陸婉婉は、金逸文を補佐するチームのメンバーとして選抜会に参加することにします。
嵐夫人とのことをまだ根に持っている花溶は金逸文に近づき、秦尚城を嫉妬させようと考えたのでした。
秦尚城とも再会した金逸文は、まず月影真珠のおかげで母の病が治ったと礼を述べます。
そして、今後、もし秦尚城が花溶を軽んずるようなことがあれば遠慮なく彼女を奪うと宣戦布告するのでした。
その頃、娘は誘拐されたと思い込んでいる陸会長は、犯人だと名乗る仮面の男から選抜会の参加者名簿を渡すように脅されていました。
名簿を受け取った仮面の男は、この中に必ず雲鶴大侠が潜んでいるはずだとつぶやくのでした……。
その後、金逸文は花溶と陸婉婉に宿を出てより安全な金家の屋敷に滞在することを勧めます。
花溶は迷いますが、金逸文のことが気になっている陸婉婉が快諾し、結局2人とも金家の屋敷に向かうことにしました。
それを知った秦尚城は香料の商談を装い、金逸文の兄、金鐸雄を訪ねて金家の屋敷に行きます。
金鐸雄は秦尚城を食事でもてなし、その席上で香料について尋ねました。
同席していた花溶は、秦尚城には香料の知識がないと思って慌てて話題を変えようとしますが、秦尚城は見事に解説してみせるのでした。
食事の後、秦尚城は花溶を強引に連れ帰ろうとしますが、金逸文に見つかって咎められてしまいます。
選抜会が始まり、第1回戦は文芸で競うと発表されました。
提示された詩に暗示されている場所と物を推理し、その物を持ってくるという問題。
詩を聞いて、金逸文のチームは
- 白鹿書院 崔朱公商訓
- 軒和画院 洛神図
と推理します。
二手に分かれ、金逸文と陸婉婉が白鹿書院へ、花溶が軒和画院へ行くことにしました。
花溶は軒和画院の門番にまだ誰も来ていないことを確かめ、建物の入口から入りますが、中では窓から入り込んだ秦尚城がすでに洛神図の巻物を手にしていたのです。
先を越されて悔しい花溶は宿の秦尚城の部屋に忍び込んで巻物を盗み出そうとしますが、秦尚城に見つかってしまいます。
秦尚城は巻物を譲る代わりに花溶に自分の世話をするように言いました。
ところが、こき使われた挙げ句、花溶が持ち帰らされた巻物は偽物だったのです……。
一方、白鹿書院では、銭大有と張弦よりも一足早く金逸文が崔朱公商訓を持ち帰っていました。
16話の感想
万疆国に行ったら、やはり金逸文と再会しましたね。
秦尚城と金逸文の花溶を巡る戦いが再開し、今後3人の関係がどうなっていくのか楽しみです。
それにしても、陸会長を脅している仮面の男は一体何者なのでしょうか。
雲鶴大侠を探しているところも気になります。