【一夜の花嫁~Pirates of Destiny~】17話・18話のあらすじとネタバレ感想。秦尚城と金逸文で”花溶に関する問題”に答える勝負が行われます。正解数は秦尚城の方が上回りますが、”花溶の夢”を理解していなかった秦尚城に花溶はがっかりします。その後、花婿選抜会の第2回戦が弓術と発表され……。
17話のあらすじネタバレ
金逸文は秦尚城に、互いが獲得したものを賭けて勝負しようと持ち掛けます。
勝負は9問の”花溶に関する問題”に答え、5問先に正解した方が勝ちというものでした。
8問目まで終わり、秦尚城が5問、金逸文が3問正解という結果になって秦尚城が勝利しますが、花溶の希望で9問目が読み上げられます。
その問題は”花溶の夢は?”
秦尚城は”俺に嫁ぐこと”と答え、金逸文は”義を貫く女侠客になること”と答えます。
花溶は秦尚城の答えを聞いてがっかりし、その場を立ち去るのでした。
翌日、イライラしながら街を歩く花溶の前に秦尚城が現れ、お前のことを理解していなかったと謝罪します。
しかし、二言目には結婚のことを持ち出す秦尚城に嫌気がさして花溶は1人にしてほしいと言って、また立ち去ってしまうのでした。
その後、花婿選抜会の第2回戦を1週間後に弓術で競うと発表されます。
金逸文は、秦尚城との勝負で不正解の罰として飲んだ酒で体調を崩してしまったため、第2回戦には花溶が代理で出場することになりました。
弓術ができない花溶のために金逸文は弓の師匠を手配しようとしますが、銭大有の陰謀で有名な師匠たちから次々に辞退されてしまいます。
仕方なく花溶は1人で練習しますが、なかなか上達せず手に怪我までしてしまうのでした。
それを物陰から見ていた秦尚城は心配して駆け寄りますが、花溶には相手にしてもらえません。
そこで、秦尚城は雲鶴大侠に扮して再び花溶のもとを訪れ、手を治療して弓を教えると申し出ました。
実は、この時、仮面の男の配下が、親しげに話す雲鶴大侠と花溶をこっそり見ていたのです……。
弓の稽古を通して2人はいい雰囲気になりかけますが、途中で秦尚城が試合当日は自分が左手で射って勝ちを譲ると言い出し、花溶の機嫌をまた損ねてしまうのでした。
花溶が不機嫌になった理由がわからない秦尚城は、女子のことは女子に聞くのが一番だと、その夜、妓楼に行くことにしました。
秦尚城が妓女たちに”夢は何か?”と尋ねます。
多くの妓女が”真面目な殿方に身請けされること”と答える中、1人の妓女が”琴の腕を磨くこと”と言い、”身請けは同じ趣向を持ち互いを尊重する方でないと”と答えます。
それを聞いた秦尚城は夢を尊重するために花溶に合わせた弓を作ることにしました。
秦尚城は花溶に弓と手の傷を保護するための指輪を贈ります。
花溶は金逸文が用意した弓で稽古していましたが、秦尚城が作った弓を使い始めると成果がぐんと上がるのでした。
17話の感想
秦尚城と金逸文の”男と男の勝負”が、バラエティ番組の企画のような内容で思わず笑ってしまいました。
しかし、この勝負に”花溶の夢”という重要なキーワードが隠れていたとは!
試行錯誤の末、秦尚城が花溶の本当の気持ちに気づくことができてよかったです。
18話のあらすじネタバレ
金逸文は秦尚城に対抗し、稽古の合間に菓子や果物を用意したり、按摩師を手配したりして花溶に尽くそうとします。
それを見た秦尚城は、花溶への求婚のために雁を狩ってきますが、花溶は秦尚城の入浴中にこっそりその雁を逃がしてしまうのでした。
秦尚城は雁を逃がされたことに気づき、花溶に本当はあの雁を持って金家の屋敷から自分のもとに戻ってきてほしいと言いに行くつもりだったと言います。
花溶はその場では素っ気ないふりをしますが、その夜、金逸文に屋敷で世話になった礼を言い、宿に戻ることにしました。
秦尚城は宿に戻ってきた花溶に花束を渡し、弓術の試合では手加減せずに本気で戦うと誓うのでした。
翌日、仮面の男の配下が雲鶴大侠と花溶の関係を調べようと留守中の花溶の部屋を物色しに来ました。
その時、ちょうど宿を訪ねて来た金逸文と莱生が異変に気づいて部屋に入ろうとしたため、配下は窓から逃げていきます。
物色されていた部屋を見た金逸文は、床に秦尚城が絵師に描かせた花溶との姿絵が落ちているのを見つけるのでした。
それを見た金逸文は、花溶と自分の出会ってから今までの場面を描いた姿絵の個展を開き、花溶を案内しました。
そして、最後の1枚の姿絵には花溶への愛の告白を暗示する詩が添えられていたのです。
詩の意味を理解した花溶は、もうこのまま曖昧にしておくことはできないと思い、私の心には秦尚城しかいないと言って金逸文の告白を断りました。
その会話を外で立ち聞きしていた秦尚城は喜んで下手な花溶の似顔絵を描いて贈り、花溶に苦笑されるのでした。
とうとう弓術の試合の日を迎えます。
試合は
- 第1試合 通常の弓術
- 第2試合 ブランコに乗って矢を射る弓術
- 第3試合 柳の葉に結ばれた的を射る弓術
で行われると発表されます。
第1試合では、秦尚城も花溶も的の中心を射て満点。
第2試合では、他の出場者がブランコの揺れのせいで失敗する中、秦尚城はブランコの綱に足を絡めて体を支え、見事に的の中心を射ぬくのでした。
花溶も秦尚城の真似をして体を支えて矢を射り、中心は逃したものの的には命中させることができました。
続く第3試合で花溶は、雲鶴大侠との弓の稽古を思い出して集中し、見事に柳の葉の的を射ることに成功します。
しかし、その時、歓喜する花溶めがけて矢が飛んできたのです!
花溶に駆け寄ろうとしていた秦尚城が矢を掴んで止め、なんとか事なきを得たのでした。
秦尚城は花溶が狙われたのは、何者かが雲鶴大侠をおびき出そうとしているためだと考えます。
その夜、秦尚城は花溶に何かあっても追えるようにと特別な香を渡すのでした。
秦尚城は怖い目に遭って眠れないという花溶が眠るまで付き添い、部屋を出ました。
すると、そこでは金逸文が待っていて秦尚城を酒に誘ったのです。
金逸文は、この選抜会には危険な裏があるようだから花溶は故郷に帰した方がいいと言いますが、秦尚城は花溶の意思を尊重すると答えます。
以前とは考え方を変えた秦尚城に、金逸文はいつでも力を貸すと言って協力を申し出るのでした。
同じ頃、仮面の男は秦尚城の情報を収集して書かせた人相書きから、選抜会で香料の商人を名乗っている人物が実は海賊王の秦尚城だと気づきました。
翌日、陸会長は事件により第3試合が中断されてしまったため、秦尚城と花溶で決勝戦を行うと発表します。
ところが、秦尚城は勝負を棄権すると申し出て、賞品の白玉は花溶が受け取ることになりました。
花溶は賞品を受け取るために1人だけ別室に案内されますが、そこには白玉はなく仮面の男の配下たちに包囲されてしまいます。
しかし、すぐに秦尚城と金逸文が駆けつけて来ました。
秦尚城は黒龍党の頭を聞き出すために罠にかけたと言いますが、配下は罠にかかったのはお前たちの方だと言います。
なんと広間で1人になっていた陸婉婉を今度こそ本当に誘拐していたのでした。
配下は自分たちが戻らなければ頭が陸婉婉を殺すと脅します。
秦尚城は仕方なく配下たちを解放することにしました。
配下たちが立ち去った後、花溶は陸婉婉に昨日の香をつけておいたと言い、一行は香の香りをたどることができる蝶を使って陸婉婉を探しに行くのでした。
18話の感想
花溶を長らく想ってきた金逸文の渾身の告白でしたが、あっさり玉砕……。
しかし、フラれても紳士的な態度がとれるところがさすが王子ですね。
弓術の試合で順調に成果を出していた花溶ですが、まさか刺客に襲われるとは!
秦尚城と黒龍党の真の黒幕の駆け引きがどのように繰り広げられるのか、続きが気になります。