【一夜の花嫁~Pirates of Destiny~】23話・24話(最終話)のあらすじとネタバレ感想。唐楚蝶は荘主を救い出してもらったお礼に秦尚城と花溶に一対の玉杯を贈りました。また、秦尚城は養父が荘主と決別した経緯を聞かされます。そんな中、花溶が突然倒れ……。
23話のあらすじネタバレ
秦尚城と花溶は荘主を連れて逃げる途中、古い井戸を見つけて隠れます。
井戸の底には隠し扉があり、その奥には妙な印のある扉がありました。
秦尚城はその印に見覚えがあるようでしたが……。
3人はひとまず先を急ぐことにし、抜け道を見つけて外に出ることができました。
夢蝶山荘に戻った後、唐楚蝶は父を救ってくれたお礼にと秦尚城と花溶に龍と鳳凰の玉杯を贈るのでした。
秦尚城は龍杯を受け取ろうとしましたが、花溶がそれをほしがったので秦尚城は鳳杯を受け取ることにします。
花溶は、早速、龍杯で水を飲んでみるのでした。
その後、秦尚城は荘主から、養父が生前語らなかった宝の地図の真相を聞かされます。
15年前、座礁した官船の中で先王朝の宝の在り処が隠された一対の白玉を見つけ、荘主は宝を探そうとしたが、養父はそんなことをしたら天下に嵐が起こると言って反対したとのこと。
宝が諦めきれなかった荘主と養父は決別し、白玉を片方ずつ持つことにしたと説明します。
そして、8年前、黒龍党から白玉を守ろうとした養父が殺されたと聞き、荘主は自分が間違っていたと悟ったと言いました。
その後、荘主は山奥に夢蝶山荘を建て世俗から離れて暮らしていたとのこと。
また、荘主は、黒龍党の金鐸雄は宝を手に入れて天下を支配するつもりだから白玉は絶対に渡してはならないと言うのでした。
話を聞いた秦尚城は荘主に、必ず養父の仇をとり天下を守ると誓います。
そんな中、花溶が突然倒れ、昏睡状態となってしまいます。
花溶を診た医者は激烈な毒に侵されていて、3日の命だと診断しました。
荘主は山荘での食事を調べさせようとしますが、秦尚城は食事は皆同じ物を食べているはずだと言い、花溶の部屋の水を調べます。
すると、水差しの中の水からは毒が検出されないのに、その水を龍杯に注ぐと毒が検出されたのです!
秦尚城は玉杯を贈った唐楚蝶を疑いますが、唐楚蝶は玉杯を選んだのは夜辰だと説明します。
夜辰は騒ぎに乗じていつの間にか山荘を抜け出していました。
秦尚城は夜辰を追いかけて殴り倒し、なぜ花溶に毒を盛ったのか問い詰めます。
実は夜辰は金鐸雄に買収されていて、秦尚城の持つ白玉を奪うために龍杯に毒を仕込んでいたのです!
しかし、予想に反して花溶が龍杯を受け取ってしまったとのこと。
夜辰は、毒は”奪命嬰”という古い毒で、この解毒薬の処方はすでに失われていると言いました。
後を追ってきた唐楚蝶からどうしてこんなことをしたのかと問われた夜辰は、秦尚城にお前を奪われそうになったからと言い遺し自害してしまうのでした。
秦尚城は花溶を救うすべはないと途方に暮れますが、古文書に詳しい荘主は”奪命嬰”を作ったのが玄璣子という人物だと知っていました。
また、玄璣子は代々続くからくり作りに秀でた家系の者で、先王朝の宝物庫も設計しているとのこと。
荘主は、宝物庫の中に解毒薬も隠されているのではないかと言いました。
秦尚城は宝物庫を探すのは時間がないから他に方法はないのかと尋ねます。
荘主は強い気を持った者なら”奪命嬰”を排出できるが、毒は解毒した者に乗り移ってしまうと説明しました。
秦尚城は皆には荘主が施術することになったと伝え、密かに自分の命と引き換えに解毒を行うことにします。
解毒に成功した後、秦尚城は荘主と唐楚蝶にある頼み事をするのでした。
花溶が昏睡状態から目覚めると、山荘では婚礼の準備が進められていました。
侍女たちは皆、花溶を避けているようでしたが花溶が問い詰めると、秦尚城と唐楚蝶の婚礼だと答えるのでした。
実はこの婚礼は、秦尚城が花溶に間もなく死ぬ自分を忘れさせるために仕組んだことだったのです。
花溶に部屋に乗り込まれた唐楚蝶も口裏を合わせ、荘主が解毒をする交換条件を秦尚城の娘との結婚にしたのだと答えました。
泣きながらこんなことなら助けてくれなくてよかったと言う花溶に、秦尚城は体調が悪いのを隠しながら”もっと似合いの男と幸せになるんだ”と言って立ち去るのでした。
花溶は秦尚城にもらった金の首飾りを投げ捨て、街へと飛び出します。
23話の感想
まさか夜辰まで金鐸雄に買収されていたとは……。
それにしても今までイケメンキャラだった夜辰が、なぜか最後の最後に秦尚城に殴られて鼻血を出したまま死んでいくという設定。
笑う場面ではないとわかっていても笑いがこらえきれませんでした。
ストーリーはここへ来て、主人公が死ぬかもしれないという急展開。
秦尚城と花溶にはどんな結末が待っているのか、最終話が気になります!
24話のあらすじネタバレ
雨の中を街にたたずむ花溶を、金逸文と陸婉婉が見兼ねて夢蝶山荘に送り届けます。
部屋で陸婉婉に勧められた薬を飲んだ花溶は布団も掛けずに眠ってしまいました。
翌朝、目覚めた花溶は布団が掛けられ、寝台の帳が閉められていることに気づき、夜の間に秦尚城が部屋に来てくれたと直感します。
そこへ、もうこれ以上嘘はつき続けられないと思った唐楚蝶が真相を話しに来ました。
真相を聞いた花溶は、解毒薬を手に入れるために宝物庫を探し出すのが先決だと考えます。
まず金逸文に協力を依頼して金鐸雄のもとにある白玉を盗み出すことにした花溶。
花溶は持ち前の記憶力で隠し場所のからくりを解き、無事に白玉を持ち出します。
そして、唐楚蝶が秦尚城の部屋から持ち出した白玉と合わせてみると浮かび上がってきたのは地図と、荘主を助け出した日に井戸の底で見た妙な印だったのです!
花溶は金逸文とともに地図を頼りに宝物庫への地上からの入り口に行き、2つの白玉を使って扉を開けることに成功します。
ところが、そこへ暗い顔をした銭大有と張弦がやって来て、花溶に秦尚城は死んだと告げるのでした。
取り乱す花溶の前に、今度は配下を引き連れた金鐸雄が現れました。
金鐸雄は花溶に宝の在り処へと導かせるために、わざと白玉を盗み出させていたのでした!
花溶たちは金鐸雄のアジトに連行され、縛り上げられてしまいます。
金鐸雄は宝物庫から運び出した宝箱を前に祝杯をあげました。
その後、金鐸雄が花溶の首に刀を突きつけた瞬間、宝箱の底から秦尚城と海賊たちが飛び出してきて阻止したのです!
同時に唐楚蝶率いる夢蝶山荘の弟子たちも駆けつけ、金鐸雄一味を包囲しました。
泣きながら”また騙したのね”と言って秦尚城に抱きつく花溶。
金鐸雄は悔しがり、秦尚城にどうやって宝箱の中に潜んだのか尋ねました。
秦尚城は自分の持つ白玉から、あの妙な印が宝の在り処を示していると気づいたこと、井戸の底の入り口を爆破して解毒薬とほとんどの宝を運び出し、残りの宝の下に潜んだと説明します。
養父の仇をとりたいと言う秦尚城に、金鐸雄は一騎打ちを申し込みました。
激しい戦いの末、秦尚城は見事に金鐸雄を討ちとるのでした。
花溶の提案で秦尚城は手に入れた宝を人助けに使うことにします。
万疆国から帰る船上で、秦尚城は花溶に再び金の首飾りを贈って改めて求婚します。
花溶はついに求婚を受け入れ、秦尚城と口づけを交わすのでした。
24話の感想
秦尚城の死は敵を油断させるための作戦だったのですね。
ハッピーエンドになって本当によかったです!
全編を通しても騙し合いがあったり、敵か味方かわからなかったりと、とてもスリリングな展開でドキドキしながら視聴しました。
また、中国時代劇でありながら、洋画「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「タイタニック」の衣装や場面のパロディがあったりと笑いもたっぷり。
そして何といっても、最初はクールだった海賊王がお騒がせキャラのヒロインと出会って感情豊かになっていく姿が微笑ましく、2人を見守っていたくなる作品でした。
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