【一夜の花嫁~Pirates of Destiny~】7話・8話のあらすじとネタバレ感想。刺客に襲われて逃げる途中、花溶は秦尚城を遠ざけるために金逸文のことが好きなふりをします。金逸文が花溶に調子を合わせたため、秦尚城は悔しがって何かと2人の邪魔をするようになり……。
7話のあらすじネタバレ
夜、廃墟に大量の矢が撃ち込まれました。
秦尚城が自分を襲ってきたと思った花溶は、金逸文たちに迷惑をかけまいと外に向かって私だけを狙えばいいでしょ!と叫びます。
その時、外で刀の音がして急に矢の襲撃が止みました。
花溶が恐る恐る扉を開けると、そこには刺客集団を1人で倒した秦尚城が笑顔で立っていたのです。
しかし、刺客の仲間たちが現れ、秦尚城と花溶たちは廃墟を出て一緒に逃げることにしました。
崖に追い詰められた秦尚城たち。
秦尚城は花溶を抱き寄せ、蔦につかまって崖下に飛び降ります。
それを見て、金逸文たちも蔦を伝って崖下に逃げました。
花溶は秦尚城を遠ざけるため、金逸文のことを好きなふりをします。
そんな態度を見た秦尚城は花溶に、金逸文を殺してでも連れて行くと言って脅しました。
しかし、金逸文は落ち着き払い、妻に対する敬意がなければ、もし私を殺したとしても花溶には次の想い人が現れるだろうと言って秦尚城を言い負かします。
その時、刺客集団が崖下へ追って来ました。
秦尚城は言葉で負けた金逸文を見返そうと、刺客集団を1人で倒してみせると宣言します。
ところが、金逸文が密かに助けを呼びに行かせていた莱生が護衛を連れて駆けつけ、刺客集団を倒したので、秦尚城の面目は潰れてしまったのです。
しかも、莱生は街に戻る馬車まで用意していました。
金逸文は秦尚城にも馬車で一緒に街に戻るように誘いますが、花溶に拒絶され、秦尚城は1人その場に取り残されます。
馬車が去るのと入れ違いで駆けつけてくる秦尚城配下たち。
秦尚城は銭大有に、金逸文が何者か探るように命じます。
街へ戻る馬車の中で花溶は金逸文に、さっきあなたのことを好きだと言ったのは秦尚城を欺くためだから気にしないでと言いました。
それを聞いて金逸文は内心がっかりしますが、表面上はあなたを助けることができて光栄だと言って取り繕うのでした。
街に着いた花溶たちが宿に泊まろうとしていると、後から来た秦尚城たちも同じ宿に泊まろうとします。
花溶は宿を替えようとしますが、宿の主人に灯籠祭りが近いので他の宿はすでに満室だと言われ、仕方なくそこに泊まることにしました。
宿で秦尚城から灯籠祭りの市に誘われた花溶ですが、気が乗らないと断ります。
その直後、金逸文から誘われた花溶は秦尚城への当てつけに一緒に市に行くと言うのでした。
面白くない秦尚城は、その後何かと花溶につきまといます。
それに嫌気がさした花溶は、秦尚城の部屋に睡眠ガスを吹き込み、秦尚城を眠らせてから岳風と街に出かけます。
街で、花溶は天仙楼から証文を奪って解放されたはずの小茴(チャン・ジアリン)が父親に再び売られそうになっているのを見かけて助けました。
宿に帰った花溶は、小茴の怪我の手当てをするために宿の者にお湯の用意を頼みます。
それを聞いた秦尚城は花溶が入浴すると勘違いし、睡眠ガスで眠らせられた仕返しに浴室で待ち伏せすることにしました。
そこへ、偶然、風呂に入りに来た金逸文。
秦尚城が花溶を待ち伏せしていると見抜いた金逸文は、花溶に伝えるために浴室を出ようとします。
慌てた秦尚城は金逸文を力ずくで止めようとしますが、もみ合っているうちに浴室の扉にぶつかり、2人とも半裸のまま外に出てしまいます。
騒ぎを聞きつけて駆けつける花溶ら他の宿泊客たち。
秦尚城は咄嗟に浴室で偶然会っただけだとごまかします。
宿泊客たちが部屋に戻った後、着替え中の金逸文が玉佩を落としたのを見て、秦尚城は金逸文が身分のある者だと気づくのでした。
その後、秦尚城は花溶が金逸文の部屋から出てくるのを見かけます。
実は小茴のために傷薬を借りに行っただけだったのですが秦尚城は、金逸文が浴室での待ち伏せを告げ口したと思い込み、弁解するために花溶を引き留めます。
花溶は本当は何も知らなかったのですが、秦尚城は自分から待ち伏せは誤解だと言ってしまい、待ち伏せをバラしてしまうのでした。
7話の感想
今までクールだった秦尚城ですが、金逸文の出現によって何かと出し抜かれてしまい悔しそう……。
しかし、そんな秦尚城の方が人間味があって良いかもしれません。
金逸文は、今のところ秦尚城より一枚上手という感じですが、実は花溶に想われているわけではないというのが悲しいです。
花溶に振り向いてもらえる日はくるのでしょうか。
8話のあらすじネタバレ
花溶は小茴を元気づけるために金逸文に頼み、馬車で中秋節でにぎわう街へ連れて行ってもらうことにします。
金逸文は張り切って花溶の故郷の味の店を探して花溶たちをもてなしました。
花溶は喜びますが、後はサンザシ飴があれば完璧だとつぶやくのを聞いた金逸文は莱生と店を出てサンザシ飴を探しに行きます。
金逸文がサンザシ飴を買っている時、貧しい身なりの少年が近づいてきて物乞いをしました。
莱生から小銭を受け取った少年は去り際に、こっそり金逸文の玉佩もくすねて行ったのでした。
玉佩がなくなったことに気づいた金逸文たちは少年を追って行きました。
金逸文たちが戻って来ないので、花溶たちは先に中秋節の花火の会場に行くことにします。
花火会場を歩いていると、なぜか道行く人々が次々に花溶に贈り物を渡して去って行きました。
何か怪しいと思った花溶は岳風に、その人たちを尾行させます。
実は少年も花火会場の人々も、花溶から金逸文を引き離し、サプライズプレゼントをするために秦尚城が銭大有に仕掛けさせたものだったのです!
花溶は銭大有に白状させ、秦尚城のもとへ連れていかせます。
秦尚城は花溶に計画がバレてタジタジになりますが、成り行き上、一緒に中秋節の夜店を散策することに。
散策中、一行は謎解きの夜店の前を通りかかり、秦尚城は花溶がすべての謎を解けたら贈り物をすると賭けを持ちかけます。
張り切って挑戦する花溶。
花溶がすべての謎解きの答えの漢字を書き終えると、秦尚城はそれを配下に並べ替えさせました。
すると”秦尚城は花溶を愛す”という文章になったのです!
それを見た花溶が怒ると、秦尚城は配下にまた文字を並べ替えさせ、”花溶は秦尚城を愛す”という文章にしました。
花溶はさらに怒りますが、それには構わずに秦尚城が全問正解した贈り物だと言って空を指すと、夜空に花火が上がるのでした。
思わず見とれる花溶でしたが、通りに自分たち以外に人がいないことを不思議に思います。
秦尚城は自慢げに花溶のために金を払ってこの通りを貸し切りにしたと言いますが、花溶は金に物を言わせて公道を独り占めする秦尚城のやり方が許せません。
その時、引き離す役目を終えて少年から玉佩を返された金逸文たちが戻ってきました。
莱生は、さっきの物乞いの少年が秦尚城の配下の中にいるのを見つけて大声をあげます。
少年はうっかり秦尚城の命令だと口走ってしまうのでした。
花溶は秦尚城を問い詰めようとしますが、そこへ張弦が駆け込んできます。
張弦から何かを耳打ちされた秦尚城は配下たちを引き連れて去って行くのでした。
秦尚城が去った後も気分が晴れない花溶に、金逸文はさっき渡せなかったサンザシ飴を買いに行くと言って莱生と再び出かけて行きます。
その後、幼なじみである趙元明(ガオ・ジーツァイ)が花溶を見つけて話しかけてきました。
家出を心配して花溶を連れ戻そうとする趙元明。
連れ戻されたくない花溶は、戻ってきた金逸文たちに趙元明の足止めを頼んで逃げようとします。
ちょうどその時、秦尚城から花溶を守るように言われた張弦が戻ってきました。
花溶は小茴と岳風を連れ、張弦の手引きで馬車で逃げることにします。
馬車の中で花溶に問い詰められた張弦は、先日の刺客が黒龍党の一味だったこと、花溶が襲われた仕返しのために今、秦尚城が黒龍党のアジトに乗り込んでいることを口止めされているにもかかわらず話してしまうのでした。
その話を聞いた小茴は、妓楼にいる時に黒龍党のアジトに行ったことがあり、そこには爆破装置が仕掛けられていて危険だと話します。
一行は秦尚城を爆破から守るためにアジトに向かうことに。
花溶たちは小茴の案内でアジトの中に入り、爆破装置のある部屋を探します。
岳風は部屋の鍵を簡単に解錠しますが、爆破装置の方は複雑で解除には時間がかかると言いました。
また、岳風は装置は上の部屋から遠隔操作でも爆破させられるようになっているようだと言います。
装置の解除を岳風に任せ、花溶と張弦は遠隔操作での爆破を阻止するため、上の部屋へ行くことにします。
その頃、上の部屋では秦尚城が裴庸を捕らえ、なぜ花溶を狙ったのか、黒龍党の頭は誰なのかを聞き出そうとしていました。
裴庸が命乞いして白状すると言ったので、秦尚城は配下に放してやるように言います。
その時、部屋に駆け込んでくる花溶。
一堂が花溶に気を取られている隙に、裴庸は遠隔操作用の鎖を引こうとします。
秦尚城は咄嗟に短剣を投げますが、裴庸が倒れた拍子に鎖が引かれてしまいます。
張弦の伏せろ!という言葉に、花溶をかばって伏せる秦尚城。
しかし、爆発は起こりません。
岳風が装置の解除に成功したのです!
秦尚城はうれしそうに俺のことを助けに?と聞きますが、花溶は相手が誰でも助けに来たと答えるのでした。
そんな花溶に秦尚城はふざけて、助けてもらったお礼を体で返そうと迫りますが、花溶は秦尚城の足を踏んで逃げ出します。
部屋の外へ出た花溶は、小茴から牢に捕らえられていた女子たちが身売りために黒龍党に連れ去られたようだと聞かされました。
花溶は身売りの取引場所を調べるために仕方なく、配下たちとアジトの金品や帳簿を調査する秦尚城の元に戻ります。
自分に会いに来たと喜ぶ秦尚城に花溶は事情を話し、秦尚城は配下たちに花溶の調査に協力するように命じました。
帳簿から取引は船着き場で行われるとわかります。
秦尚城は花溶に”旦那様”と呼べば救助に協力してやると言いますが、花溶はそれを断って部屋を出て行くのでした。
宿に帰った花溶は金逸文に協力を頼みに行きますが、金逸文は前夜から部屋に戻ってないようでした。
実は、花溶が足止めを頼んだ趙元明は鎮南国の第4王子で、金逸文と莱生は役人に捕らえられ投獄されていたのでした……。
自分のせいで金逸文たちが投獄されているとは知らない花溶は、自分と岳風だけで取引を阻止しようと雲鶴大侠の伝記を参考に武器を用意します。
そこへ秦尚城が来て、花溶の用意した武器を見て質が悪いと指摘しました。
そして、再び”旦那様”と呼べば協力してやると言いますが、花溶は断ります。
夜になり、花溶たちが船着き場に行くと、なぜか見張りや船員たちが眠り込んでいて、花溶たちは楽々と船に忍び込むことができるのでした。
しかも、女子たちが閉じ込められている船室の鍵も最初から開錠され、身売り証文もわかりやすい場所に置かれていたのです。
身売り証文を燃やした直後、裴庸が船員たちを起こす声が聞こえました。
花溶は岳風に女子たちを連れて逃げるように言い、1人で敵に立ち向かうことにします。
船員たちは倒したものの、裴庸の投げた短剣で腕を負傷してしまう花溶。
そこへ雲鶴大侠が現れ、裴庸を気絶させて船室に閉じ込め、花溶を船から連れ出してくれたのです。
腕の傷の手当てをしてくれる雲鶴大侠に見とれながら、花溶はどこかで会ったような……と思うのでした。
それもそのはず、雲鶴大侠の正体は秦尚城だったのです!
実は、花溶たちが楽々と船に忍び込んで女子たちを助けられるようにお膳立てをしていたのも秦尚城なのでした。
手当て後、立ち去ろうとする雲鶴大侠に、花溶は何か出会った記念になるものがほしいと言います。
雲鶴大侠は中秋節の飾りに付いていた鈴をもぎとり、渡して立ち去りました。
そこへ、花溶の声を聞きつけた岳風と小茴が駆けつけます。
雲鶴大侠のことを熱く語る花溶に、岳風と小茴は怪訝な顔をするのでした。
船に戻った雲鶴大侠は裴庸を水をかけて起こし、8年前に海賊王を殺して宝の地図を半分盗んだのは誰の指示かと問い詰めます。
ところが、裴庸は目くらましの粉を投げつけ、海に飛び込んで逃げてしまうのでした。
8話の感想
なぜかいつもサンザシ飴を買っても花溶に渡せない金逸文(笑)
しかも、今度は花溶のせいで投獄されてしまったのに、花溶はまだそれに気づいてないなんて……。
莱生も従者とはいえ毎回とばっちりですね。
そして、なんと花溶が憧れていた雲鶴大侠の正体が秦尚城だったとは!
花溶は、この事実にいつ気づくのでしょうか?続きが気になります。