1912年、日本が初めてオリンピックに参加したのはストックホルム。
しかし結果は大惨敗。
『いだてん』は、明治時代以降を舞台に1964年に開催された日本オリンピック招致を実現するまでの物語が描かれています。
今回は『いだてん』1話のあらすじや見どころを紹介していきます。
NHK大河ドラマ『いだてん』の作品概要
【放送】
2019年1月6日(日)20:00スタート
【脚本】
宮藤官九郎
【ナレーター】
ビートたけし(噺)、森山未来(ナレーション)
【キャスト】
阿部サダヲ、中村勘九郎、綾瀬はるか、小泉今日子、大竹しのぶ、役所広司、星野源、生田斗真、杉咲花、小澤征悦、白石加代子、満島真之介、武井壮、竹ノ内豊、杉本哲太、ベンガル、永島敏行、橋本愛、峯田和伸、松尾スズキ、柄本時生、中村獅童、田口トモロヲ、宮崎美子、勝地涼、平泉成、山本美月、松坂桃李、松重豊、神木隆之介、川栄李奈、池波志乃、荒川良々、他。
1話「夜明け前」あらすじ
1959年(昭和34年)、東京ではオリンピック招致を目指すための道路工事により、交通渋滞が起こっていました。
落語家の古今亭志ん生(ビートたけし)とその娘・美津子(小泉今日子)もまた、浅草で行われる寄席の会場にタクシーで向かっていました。
その一方で、2週間後にミュンヘンで行われる国際オリンピック委員会(IOC)総会でスピーチをする予定だった外交官・北原秀雄(岩井秀人)が、外務省の運動会で転倒。
全治3か月の怪我を負ってしまいます。
この一報はすぐに東京都知事・東龍太郎(松重豊)や総務主事・田畑政治(阿部サダヲ)の耳には入りました。
東龍太郎はすぐに、田畑とJOC常任委員の岩田幸彰(松坂桃李)と対策を考えるものの、北原の意向もあることから、NHK解説役員の平沢和重が適任と判断します。
そして迎えた国際オリンピック委員会(IOC)総会。
平沢の流暢な英語と、説得力あるスピーチで会場は拍手喝采に包まれ、東龍太郎も田畑も勝利を確信したのです。
豪華すぎるキャストが大集合!
1話冒頭から登場したのは、古今亭志ん生役を演じるビートたけしや、その娘役を演じる小泉今日子。
なおかつ、松重豊や松坂桃李、阿部サダヲなどどこを見ても豪華な顔ぶれです。
ナレーションを務める山本未来は、まるで”歌舞伎者”のような衣装を纏い、物語に参加するかのようにナレーションを務めていました。
大河ドラマは毎回、キャストが豪華なことでも知られていますが、今回の脚本は宮藤官九郎が手掛けたということで、期待している方も多いはず。
物語は、日本に初めてオリンピックを招致した田畑政治(阿部サダヲ)と、初めてオリンピックに出場した金栗四三(中村勘九郎)が交互に主人公となります。
興味深い内容
時代が時代ということもあり、日の丸をひとりに背負わせるのは重いとか、オリンピックに出るからには負けたら切腹など、当時の様子も興味深いです。
すでに、西洋文化が流通しており、英語やドイツ語を話せたりと戦国時代が中心だった大河ドラマと比較しても、明るく華やかな印象があります。
また、歴史的事実を取り上げたエピソードも引き込まれる展開のひとつです。
オリンピック開催を迎える2020年。当時の事情を知らない方にとって、大変興味深い物語となっています。