『いだてん』23話のネタバレあらすじと視聴率。
金栗の解雇問題は、100m走の勝負で何とか解決しました。
神宮競技場の完成も間近で、東京オリンピックの準備は万端!
そんな矢先、金栗たちの身に”関東大震災”が降りかかります。
あたり一面が火の海になっていく中、シマの姿が見当たりません。
果たしてシマは無事なのでしょうか!?
『いだてん』23話のあらすじ
金栗の解任に反対する生徒たちが、教室で立てこもりました。
金栗は、「弁当を食べてから8時間は経ってるよな?豚鍋をおごるから出てこい」と言って、どうにか生徒たちを教室から出てこさせようと試みます。
何人かの生徒の心が揺らいだ、と思いきや。そこに富江の父・大作が登場!「女子(おなご)は運動なぞしなくて良い」と頑なに言い張ります。
医学的に”女は男に運動で勝てない”と証明されており、医者の自分が言うのだから間違いはない、と言う大作。
するとシマは「勝てないのは、鍛えていないからです」と反論。「たとえ鍛えても、女は男には勝てない」と言い張る大作に、シマは100m走で勝負することを提案しました。
勝負をするのは大作と、娘の富江。
富江は、父の大作に「私が勝ったら、金栗先生をクビにしないでくれますか?」と問います。
昔、町内会のリレーでアンカーを務めたことがある大作は、自信ありげに富江の提案をのむのでした。
『いだてん』23話のネタバレ解説と見どころ
“100m走勝負”の行方は?
いざ、100m走の勝負が始まると、難なく富江が勝利!
納得できない父・大作は、何度も「もう一度」と言い、結果6回も100mを走ることになったのでした。
6回走って全敗の大作はさすがに負けを認め、富江に「お前いつのまに……」と言葉をかけました。「鍛えてますから」とシマ。
鍛えれば女性でもスポーツで記録を残せる。それを当時の男性に知らしめるには、やはり実践で見せ付けるしかないのかもしれませんね。
あれだけ女性のスポーツを反対していた大作も、身をもって知ったことでしょう。
神宮競技場の広大さに息をのむ
嘉納は、神宮競技場がもうすぐ完成することを金栗とシマに報告しました。東京オリンピック開催の準備は順調だと言う嘉納。
後日、神宮競技場に案内された金栗は、その広大なグラウンドを見て言葉を失ってしまいます。嘉納の話では、5万5千人を収容できるとのことで、金栗が言葉を失うのも納得の広さ。
柔道の創設者として世界中に柔道を広めたいと考えている嘉納は、自分の人生は150年以上ないと足りないと話します。
柔道のこと、スポーツのこと、日本の未来のことを話す嘉納と金栗。すると突然、大きな揺れが2人を襲いました。関東大震災です。
金栗が急いで町に戻ると、辺りは一面火事。実際の関東大震災も、地震そのものによる被害より、火事の被害が大きかったそうです……。
1万人が見つかっていないという話だけでも、被害の大きさがうかがえますね。途中で当時の映像が流れるたびに、胸がつまる思いでした。
関東大震災。シマは無事なのか!?
金栗と顔見知りの人間はおおかた無事でしたが、シマの姿が見当たりません。
金栗は、シマが”浅草オペラを見に行く”と言っていたことを思い出します。
浅草は火の海になっており、シマが訪れたであろうオペラのビルも崩壊……。
それでも金栗は希望を捨てずにシマを探し回りました。
シマを探すも見つからない金栗は、町に貼り紙をすることに。
シマの夫と一緒に探しますがやはり見つからず、夫はとうとう諦めそうになってしまいます。
「諦めたらいけん!諦めたらいけん!」と励ます金栗の必死さに涙を誘われました。
シマの夫は、涙を流しながら「今日はじめて文句を言ったんです。ご飯がかたいと……」と話します。
自分は軟らかいご飯が好きだけど、これからずっと一緒に住んでいく相手だから本音を言ったほうがいいと思ったと言う夫。
最後に交わした言葉が文句だったことで、夫はより苦しい思いをしているのでしょうね……。
シリアスなシーンは、役者の演技力が際立っていましたし、ドラマに引き込まれました。
ドラマの最後では、五りんの祖母がシマだということが判明しました。
五りんは「震災で祖母が亡くなった」と言っていたので、おそらく(回想話の)シマは亡くなったのでしょうね。
次週は、金栗やシマの夫がシマの死を知ることになるのでしょうか。
夫が悲しみに暮れる姿を想像すると胸が痛いです。
『いだてん』23話の視聴率は6.9%でした。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)