PR

ドラマ『インハンド』1話あらすじと視聴率。切り口の違いが鍵!サイエンスドラマ成功なるか!?

インハンドネタバレ 2019年春ドラマ
©Dramas Note

山下智久主演のドラマ『インハンド』。

天才寄生虫学者の紐倉、元救命救急の医師で助手の高家、そして内閣官房サイエンス・メディカル対策室の牧野とともに、難事件を解決する医療ミステリー。

1話では、日本では生存しない、ある寄生虫感染よる死亡事件を解き明かします。

ドラマ『インハンド』

PR

1話あらすじ

台田病院の救急救命に、何らかの感染が疑われる患者が2名搬送されました。2人は全く別の場所で心筋梗塞を起こして倒れたとのこと。

医師の高家(濱田岳)は、両患者に片目が腫れるという珍しい症状が起きていることから、シャーガス病の感染を疑っていました。

高家は、その状況を直ちに政府に報告するべきと訴えるも、院長は隠蔽を示唆。

しかし、正義感の強い高家はメディカル・サイエンス対策室に匿名の告発状を提出したのです。

その頃、メディカル・サイエンス対策室には、牧野巴(奈々緒)という女性官僚が配属されていました。

牧野は、どんな小さな仕事でもバンバンこなして出世するというキャリアウーマン。

早速、室長の網野(光石研)に、告発状の内容について調査するよう仕事を任され、”変態”と噂される寄生虫学者・紐倉の元を訪ねたのです。

シャーガス病は、中南米ではポピュラーな感染症のひとつで、トリパノソーマという寄生虫が体内に入り込んで、心筋梗塞などを引き起こすもの。サシガメという、吸血性の昆虫によって感染する。『インハンド』より

「日本では野生のサシガメは存在しない」という紐倉に、牧野は調査を依頼するも彼は面倒だから協力しないと言います。

その頃、台田病院ではシャーガス病と思われる3人目の患者が搬送されていました。

患者は、オケヤ食品の社長で、10年前にシャーガス病を発症させたことのある人物。

10年前、オケヤ食品はアマゾンで採れる”チチクチ”をいう果実を使ったオーガニックオイルを販売していましたが、商品はヒットしなかったのです。

そこでオケヤ食品の社長は、肌の美容効果を謳い商品を大ヒット。

その結果、シャーガス病を引き起こして7名が亡くなってしまったのです。

オケヤ食品は、裁判や賠償金あど多大な負債を抱え倒産。

今回は、その社長自身が感染し搬送後すぐに死亡してしまいました。

チチクチオイルは特定保健用食品として認可されていたこともあり、サイエンス・メディカル対策室に調査をストップするよう厚労省から通達されたのです。

PR

ドラマ『インハンド』1話の見どころ

紐倉が右手を失った理由は?

紐倉の義手について、1話では牧野も高家も義手を見て驚くばかりで、誰も触れていませんでした。

原作でもまだ解明されていないとのことで、彼に何があったのかは今後明かされているものと思います。

冒頭で威嚇してきたゾウに対してひるまなかったことなどから、動物がらみか、寄生虫を見て「セクシー」や「美しい」など言っていることから、寄生虫が原因という可能性も考えられますね。

当初は、通常の医療ドラマだと思っていましたが、そういったドラマとの切り口の違いも魅力でした。

事件解決のキーポイント

シャーガス病には、数日から1か月ほどの潜伏期間がありますが、片目が腫れているのはサシガメに刺され、トリパノソーマに感染するとすぐに出る症状という事で、いないはずの日本に生息しているということは、誰かがばら撒いている可能性があるとのこと。

しかも、今回運ばれてきた患者がすべて台田院長の知り合いということが鍵となります。

また、怪しげなチチクチオイルがなぜ特定保健用食品として認定されたのか、それに関わる人物及び、院長が感染を隠蔽しようとした理由。

……気になります。

PR

ドラマ『インハンド』1話を観た感想

変人寄生虫学者というのは、山下智久にクリーンヒットした役柄ではないかと思いました。

変人というより変わり者、顕微鏡から寄生虫を見てうっすら笑みを浮かべている顔は印象的でした。

犯罪を犯した江里口に言った「どんな生き物にも未来はある」という言葉や、病院をクビになり無力だと嘆いている高家に、「未来を見ればみんな無力ではない」という言葉から、紐倉は常に先を見続けているのだと思いました。

また、サイエンス・メディカル対策室の牧野も、野心のある強い女性ですが、この役柄も菜々緒にぴったりだったし、元救命救急医の高家役も濱田岳で大正解でした。

紐倉、牧野、高家3人の掛け合いも面白く、濱田岳が出演していることもありコミカルムードも期待できます。

3人が手を組んでウイルスが絡んだ難事件を解決していくのですが、ハッキリものを言う牧野がまとめ役になるのかな?という印象でした。

パスポートが欲しい紐倉、正義を貫きたい高家、仕事を認められたい牧野。全く違う性格や職業でも、3人は1本の線で繋がっています。

今回、紐倉はパスポート発行を条件に牧野に協力したわけですが、1度きりのパスポートというのは笑えました。

牧野は、駆け引きが上手な女性なので、紐倉も高家も振りまわされるのか?といったところで、今後の展開にも期待です。

1話の視聴率は11.3%でした。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)