『インハンド』最終話ネタバレと感想。
高家の故郷・相羽村で新型エボラウイルスが拡散し、多くの住民が亡くなってしまいました。
そしてついに高家も感染。命のタイムリミットが迫る中、紐倉博士はワクチン開発に注力。
しかし、解決策が見つからないまま時間だけが過ぎて……。
紐倉博士は友、そして日本を救えるのか!?
『インハンド』最終話のネタバレをお届けします。
最終話あらすじ
相羽村の住民が次々と発症し、多くの人々が命を失っていきます。成すすべもないまま、無残に時間だけが過ぎていきました。
紐倉は、村中を調べながら感染の規模を確認。感染した住民から採取した血液型データを見ながら、弱体化したウイルスを探していた時、高家の感染が判明。
4日もてばいい方だ……。
紐倉は、ワクチン開発を決心し必要な機材を持ち込み、高家に会いに行くことなく研究に注力していました。
そんな中、牧野は紐倉に「高家に会うべき。会ってサヨナラを言うべきだ」と言います。紐倉は4日ぶりに高家を顔を合わせるも、彼が紐倉に伸ばした手がストンと下に落ちたのです。
泣き崩れる牧野、悔しそうな紐倉の顔……。しかし、高家はこれで終わりではなかったのです。
「まだ終わってない!」紐倉が牧野に言います。高家は死んではいなかったのです。それは、彼の中にいるウイルスが弱体化していたから。
高家の体の中に秘密がある。そう思った紐倉が血液データを確認すると、高家の血液だけが他の感染者と違うことが分かったのです。
『インハンド』最終話のネタバレと感想
ある特定の地区だけ、感染者が少ない!
紐倉の調査で、あると規定の地区だけ感染者が少ないことが分かりました。良子ちゃん(宮崎美子)の家の周辺は、昔から野菜農家が多かったこと。
野菜には色々な細菌がついるため、それを毎日食べている住民たちの体内には様々な菌が住みついているということ。
これが、高家の体内のウイルスが弱体化した理由だったのです。体内に入ったエボラが、元々体内にいた色々な細菌から攻撃され弱体化したとのことでした。
普段、良子ちゃんの漬物を食べていたおかげで、 高家の体内にはたくさんの菌がいたということなのです。
野菜がこんな形で人の命を救うとは……。土と水……大地に感謝ですね。
紐倉と高家の絆に涙!
高家は、子供時代に埋めたタイムカプセルを同級生らと20年ぶりに開けてみました。
中には手紙が入っており「20年後には国境なき医師団で活躍してると思う」と書いていたことが思い出されます。
こんな状況になって、さらに20年後はどうなっているのか……。そんな不安を口にしたとき、紐倉が「もう一度書けばいい」と。
そこで高家は、タイムカプセルに村の住民たちのメッセージを入れて埋めることにします。
その矢先に感染してしまいましたが、高家は「20年後は給料が倍になって、紐倉の助手をしているだろう」というメッセージを書いていました。
高家が意識を失いかけていた時に紐倉は「人間嫌いな自分が人を好きになったのは高家のおかげだ、まだまだ聞きたい事がたくさんある。だから死ぬな」と本心を伝えていたのに感動し、さらに紐倉がタイムカプセルに入れようとしていた手紙には、「20年後も天才的な研究をしている、優秀な助手と共に」と書かれていたのです。
ぶつかることもあったけど、2人は本当のお互いを大切な存在として信頼していたのでしょうね。
何も言わなくても分かり合える、そんな2人の関係に熱いものがこみ上げてきました。