自由研究には向かない殺人の解説
自由研究には向かない殺人の原作情報
「自由研究には向かない殺人」は、ホリー・ジャクソン著書のベストセラー小説を英TV局BBCがドラマ化した全6話の殺人ミステリーです。BBCから委託されたイギリス・ロンドンの映画制作会社Moonage Picturesが制作し、ドイツのTVチャンネルZDFneoとNetflixが共同制作しました。
監督は「ある女流作家の罪と罰」や「ドラキュラ伯爵」で知られるドリー・ウェルズが、主演はNetflixの大ヒットドラマ「ウェンズデー」でイーニッド役を演じて一躍ブレイクを果たしたエマ・マイヤーズが務めます。
原作小説の「自由研究には向かない殺人」は、イギリスの田舎町で起きた女子高生の失踪事件と、その殺害犯にされたインド系のボーイフレンドの自殺という未解決事件を、自由研究のテーマに選んだ女子高生ピッパと自殺した少年の弟ラヴィが調査していく物語です。
原作小説は、2019年に刊行したホリー・ジャクソンのデビュー作で英米でベストセラーとなり、2020年ブリティッシュ・ブックアワードのチルドレンズ・ブック・オブ・ザ・イヤー、2020年ウォーターストーンズ児童文学YA部門ショートリスト、2020年YA Book Prizeショートリスト、2020年ブランフォード・ボウズ賞ショートリストを受賞、2020年カーネギー賞ノミネートされるなど非常に高い評価を受けています。
本シリーズは全3部作+番外編となっています。
- 第1作:自由研究には向かない殺人
- 第2作:優等生は探偵に向かない
- 第3作:卒業生には向かない真実
- 番外編(前日譚):受験生は謎解きに向かない
これら全て日本語訳版が出ており、日本でも大好評の話題作です。
5年前の未解決事件を自由研究で捜査する
主人公ピッパは自由研究の題材に、5年前のアンディ・ベル殺害事件と、その殺人犯とされたボーイフレンドのサル・シンの自殺という未解決事件を選び、自殺した少年の弟ラヴィと共に捜査を始めます。
というのも、この事件は5年経ってもなおリトル・キントンの町を支配していることを、アンディと同じ高校3年生になったピッパは目の当たりにしたからです。そして、この事件にはまだ続きがあるとピッパは考えます。
ピッパは自由研究のために事件を調べ、真相を突き止めることを決意しました。しかし、もしサルが犯人でないなら殺人犯はまだどこかに潜んでいることになり、ピッパの身にも危険が迫っているかもしれません。
ピッパを演じるエマ・マイヤーズはNetflixのインタビューにて、「私はこのショーにワクワクしているし、ピッパになれるなんて夢のようです。」と喜びを露わにしました。
さらに、「原作を読んだ人も読んでいない人も、”自由研究には向かない殺人”は全てが体験できる。きっと気に入ってもらえると思います。」と付け加えました。
ピッパとラヴィは無事に事件の真相を明らかにすることができるのか、2人にどんな結末が待ち受けるのかを是非その目でご覧ください!「自由研究には向かない殺人」は、2024年8月1日より[Netflix] にて独占配信されます。