【花不棄〈カフキ〉】あらすじ41話・42話。陳煜は、謀反の罪で皇帝の配下に捕らえられてしまいました。同じく陳煜を捕らえようとしていた東方炻は、皇帝の動きを見て一旦 撤退。あちこちから狙われる陳煜はどうなってしまうのか!? この記事では、ネタバレ感想をお届けします。
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【花不棄〈カフキ〉】あらすじ41話
陳煜の計画
皇帝の配下たちが郡王府に押し入り、謀反の罪で陳煜をとらえた。
また、郡王府にいた者たちも小六と花不棄以外は全員つかまってしまった。
その様子を目にした蕭九鳳と東方炻は、郡王府を襲撃する計画を一旦中止して撤退する。
実は陳煜が捕らえられたのは、陳煜の計画だった。
阿福から託された宝珠と地図を、東方炻たちが奪うと読んで先手を打ったのだ。
皇帝の座を狙う逆賊の東方家からしてみれば、宝珠を1番渡したくない相手は皇帝である。
しかし、宝珠を持つ陳煜がこのまま皇帝のもとへと護送されれば、宝珠は皇帝の手に渡ることとなる。
それを避けたい東方家の者らが護送車を襲うはずだと陳煜は読んでいるのだ。
そして、護送車を襲ってきた彼らを一網打尽にする、というのが陳煜の1番の狙いである。
陳煜の計画だと知らない花不棄と小六は、陳煜の乗る護送車を追って西楚州へ向かった。
味わった屈辱
西楚州の牢に入れられた陳煜のもとに、友人の白漸飛が“皇帝の特使”としてやって来た。
白漸飛は横柄な態度で詔を読み上げたあと、花不棄を盾にして陳煜を脅そうとする。
さらに白漸飛は毒薬を取り出し、解毒薬をエサにして陳煜を意のままに操ろうとする。
その態度に憤った陳煜は白漸飛を蹴り倒し、飲まされそうになった毒薬を逆に白漸飛に無理やり飲ませて立ち去った。
だが実は毒薬は偽物で、白漸飛はただ陳煜の反応を見ようとしただけだった。
それなのに、陳煜から蹴りを食らい屈辱を味わわされた白漸飛は、この屈辱を花不棄に返してやると心に誓う。
*
皇帝の特使という立場を利用し花不棄を呼び出した白漸飛は、陳煜との関係を問いつめながら探りを入れる。
そして朱寿の釈放を懇願してきた花不棄に対し、白漸飛は100万両と朱家の株1割を要求した。
花不棄は仕方なくその要求を飲み、朱寿は後に釈放される。
作戦会議
花不棄をはじめとする朱家の者と小六は、陳煜を助けるための作戦会議をしていた。
通常は謀反を疑われた場合、その者に関わった人間は全員斬首となるのだが、今回の陳煜のケースでは、彼に関わった花不棄や柳青蕪は捕らえられておらず、朱寿もすぐに釈放された。
このことから花不棄は、陳煜が捕らえられたのは陳煜の計画なのかもしれないと思い至る。
その夜。
同じく陳煜の自作自演かもしれないと思い至った東方炻が、蓮衣客の格好をして花不棄のもとを訪れる。
(花不棄に探りを入れるため?)
駆け寄ってきた花不棄を、東方炻は強く抱きしめる。
【花不棄〈カフキ〉】あらすじ42話
東方炻への探り
陳煜が捕らえられたのは、自作自演の計画かもしれない。
花不棄はそう思いながらも、もっと確実な情報を得るために東方炻のところへ行き探ろうと考える。
花不棄は東方炻に会いにいく途中で柳青蕪にさらわれ妓楼に売り飛ばされそうになるのだが、腕に仕込んでいた毒針を柳青蕪に放って逃げた。
その途中で東方炻と鉢合った花不棄は、柳青蕪を殺してしまったと思い込んだ精神的なストレスから倒れてしまう。
その後。
花不棄が目覚めると、看病をしていたらしい東方炻が目の前にいた。
以前に東方炻が「陳煜の持つ“あるもの”を皇帝が欲している」と言っていたのを思い出した花不棄は、“あるもの”が何なのかと探りを入れる。
すると、東方炻は隠す様子もなく「碧羅天の地図と宝珠だ」と教えてくれた。
聖女の運命
その晩、牢から抜け出した陳煜が変装姿で花不棄の前に現れる。
昼間に東方炻から碧羅天のことを聞いた花不棄は、さらに詳しい話を陳煜から聞き出した。
陳煜は、花不棄の母親と花不棄が聖女であることや、“碧羅天の宝を得た者が天下を手にできる”という予言内容も話す。
そして、その宝を得るために必要なのが聖女の生贄であることも。
それを聞いた花不棄は、「つまり誰が天下を取ったとしても、私は死ぬ運命なのね」と己の境遇を悟った様子だ。
陳煜は、花不棄が聖女であることを皇帝に知られる前に一緒に逃げようと花不棄に提案する。
しかし花不棄は、逃げるよりも陳煜の計画(逆賊の一掃)を遂行すべきだと言葉を返した。
【花不棄〈カフキ〉】41話の感想
前回の白漸飛の言動から“厄介な存在になりそうだ ”と予想していましたが、厄介どころか完全に陳煜の敵になりそうな勢いです。
でもそれ以上に予想外だったのが、白漸飛に対する陳煜の態度。
幼なじみなのだから多少は白漸飛の態度を大目に見るのだろうと思いきや、激怒した陳煜が意外でしたし、容赦なく脅し返すといった行動も驚きでした。
きっと陳煜は、自分の正体を皇帝に密告されただけならまだしも、花不棄を盾にされたことが許せなかったのかもしれませんね。
*
蓮衣客に扮した東方炻が、ちゃっかり花不棄を抱きしめまくっているのが、笑えると同時に切なくもありました。
花不棄の心に自分がいないと分かっているだろう彼は、こういう状況下でしか花不棄に触れられないこともきっと分かっているのでしょう。
【花不棄〈カフキ〉】42話の感想
東方家の狙いは誠王を皇帝に立てることではないかと推測していましたが、どうも誠王はすでに死亡している模様。
今回浮上した説によるとどうやら東方炻は誠王の末裔らしいので、彼らの本当の狙いは東方炻が王座につくことなのかもしれません。
現皇帝からしてみれば、今は陳煜よりも逆賊の東方家のほうが脅威なはずなので、陳煜の“逆賊を一掃する計画”に皇帝も乗るのではないかと思われます。
*次回43話・44話のネタバレ感想はこちら。