【解憂(かいゆう)~西域に嫁いだ姫君~】3話と4話のあらすじ。翁帰と解憂は匈奴の連中から逃げきることができました。ところが、解憂は短刀を持っていたせいで匈奴のスパイだと疑われて処刑されることに……。この記事では、ネタバレ感想をお届けします。
Writer:kino
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【解憂】3話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
匈奴の義律将軍は、水場に案内すれば翁帰と解憂を解放すると誓いました。
水場へ向かう道中で、翁帰は解憂に「大事な短刀を義律将軍に奪われたから取り返してほしい」と頼みます。
了承した解憂は、水場に到着すると下剤効果のある“ハズの実”を水筒に入れ、その水を義律将軍に飲ませて短刀を奪います。
解憂を気に入ったらしい将軍は、匈奴に連れ帰るといって解憂を押し倒しました。
その瞬間、翁帰が匈奴の兵を蹴散らし、解憂を連れて馬で逃げ去ります。
将軍らは追おうとするも、下剤で腹を下したせいで追えませんでした。
水場には解憂の玉佩が落ちており、義律将軍の手に渡ります。
怒りが収まらない義律将軍は、奪われた短刀の絵柄を描かせ、“この短刀を持っている者が匈奴のスパイだ”と書いた密書を配下に届けさせました。
その密書を受け取った李陵将軍は、短刀を持つ者を捕らえるよう配下に命じました。
一方、一座と合流した解憂は敦煌に発とうとしたものの、玉佩をなくしたことに気づきます。
翁帰は玉佩を見つけてやると言い、約束の証として“短刀”を解憂に預けました。
ところがその後、敦煌に到着した解憂は“短刀“を持っていたせいでスパイだと疑われ役人に捕まってしまいます。
一方の翁帰は、義律将軍から玉佩を取り戻したものの役人に連行されてしまいました。
2人はそれぞれ、匈奴のスパイ容疑で処刑されることに……。
処刑の当日になると、解憂の隣に翁帰も連れてこられます。
翁帰は独身のままあの世にいけばいじめられるからと、今ここで夫婦になることを解憂に誓わせました。
彼女が誓った途端、翁帰は処刑場を監督している旧友の李陵将軍に顔をさらけ出し正体を明かします。
すると、李陵将軍は「旧友の翁帰がスパイなわけがない」と疑いを取り下げ、妻の解憂も解放されました。
解憂の玉佩に見覚えがあるらしい李陵将軍は、長安へ行けば身元がわかるはずだと教えます。
【解憂】3話の感想
今回もヒロインのバイオレンスな言動は健在でした。
ビンタ以外にも、頬を思いきりつねったり後頭部をどついたりとバリエーションが増えつつあります。
やけに遠慮なく叩くなと思ったら、どうやらこの2人は“リアル夫婦”とのこと。
道理で2人のやり取りが自然なわけだと妙な納得感がありました。
【解憂】4話のあらすじネタバレ
解憂は李陵将軍が書いてくれた紹介状を手に、淮天沙将軍に会いにいくも門前払いされます。
門番の話では、楚王に仕えている淮天沙は、楚王の母親の誕生日祝いの品を紛失して困っているとのことでした。
それを知った解憂は、誕生日祝いの席で一座が芸を披露して楚王の母親を満足させる代わりに、玉佩について知っていることを教えてほしいと頼みます。
明らかに玉佩のことを知っている様子の淮天沙は、解憂の取り引きに応じました。
その晩、解憂に会いにきた翁帰は短刀を彼女に再び預け、口づけをして別れを告げます。
宴の当日。
一座は見事な芸を披露し、楚王の母親を喜ばせることに成功します。
ところが宴の後、解憂の踊りに心を奪われたらしい大臣がセクハラ発言をして騒ぎになります。
ちょうど現れた楚王たちは、大臣に無礼を働いた解憂を投獄しようとしました。
止めに入った淮天沙は、解憂の玉佩を楚王らに見せます。
すると、玉佩を見た楚王は、解憂の名前と年齢を聞いて「兄の娘だ」と確信した様子。
楚王によれば、兄はかつて謀反の疑いにより、妻と2歳の娘(解憂)とともに西域に流されたとのことでした。
楚王たちは解憂を歓迎し、今後はここで暮らすようにと勧めます。
解憂は自由な暮らしが合っているからとそれを断りますが、数日だけでも滞在するようにいわれて同意しました。
多くの者が解憂に好意的な中、靖君公主(楚王の娘)だけは解憂を気に入らない様子です。
一方、使節団として漢の皇帝に謁見した翁帰は、「新たな縁談の答えを聞くまで鳥孫には帰らない」と強い意志を示します。
漢の皇帝は3日以内に返事をすると約束しました。
【解憂】4話の感想
解憂の踊り子の姿がとても美しく、仏頂面の淮天沙でさえも見惚れていました。
どうやら、淮天沙は解憂の人柄を知るうちに好きになりつつあるようです。
彼が心を奪われるたびに、演出として映像が一時停止するのには笑ってしまいました。
他にも、印象的な場面でところどころ一時停止の演出が差し込まれるため、視聴動画がバグったのかと錯覚してしまいそうになります。(U-NEXTで視聴しているので)
ただこれも、やはり映画監督ならではの手法なのでしょう。
予想外だったのは、解憂の本来の身分が「謀反人の娘」だったことです。
周囲に謀反人の娘だと知られれば、解憂も罪人として処罰を受けることになるのでは?
そうでなくても、あまり身分を公にはできないはず。
ただ解憂本人は 謀反人の娘であることを気に留めていないようで、むしろ「父親の謀反に関係なく、没落するときはする」と開き直っていたのには驚かされました。
謀反の真偽はともかくとして、解憂が楚王府の人たちに歓迎されたのは良かったです。
ただ、靖君公主だけは解憂を気に入らないようなので、今後もまた嫌がらせをしてくるかもしれません。