【鶴唳華亭~Legend of Love~】40話・41話・42話のあらすじとネタバレ感想。解放された陸文昔は蕭定権が謹慎している宗正寺に戻ります。蕭定権は二度と離れないように自分の手と陸文昔の手をひもで縛るのでした……。
40話のあらすじネタバレ
敵陣の食糧庫に放火して逃げ帰る途中、顧逢恩は敵の動きを見て本当の狙いは長州ではなく北の本営だと気づきます。
顧逢恩はそれを知らせに急いで戻ろうとしますが、敵に囲まれてしまい……。
一方、解放された陸文昔は蕭定権が謹慎している宗正寺に戻っていました。
一度は逃走を許した李重夔でしたが、皇帝の命で陸文昔を再び捕らえにきます。
ところが、蕭定権は自分の右手と陸文昔の左手をひもで縛っていて”この者は私の女子だ”と言ったのです。
陸文昔を捕らえられなかった李重夔が血に染まった蕭定権の衣だけを持って外に出ると、門の前に陳蔻珠が立っていました。
着替えを持ってきたという陳蔻珠に、李重夔は痛みで着替えられないから不要だと答えます。
皇宮に戻った李重夔は無言で皇帝に血に染まった蕭定権の衣を差し出しますが、皇帝はそれを投げ捨てました。
戦場では敵の本当の狙いに勘づいていた顧思林が北の本営で迎え撃ち、それをきっかけに楊盛率いる軍も初めて動き出して見事な挟み撃ちで圧勝したのでした。
顧思林が姿を見せなかったのも、楊盛が動き出さなかったのも全て顧思林の作戦だったのです。
李明安は顧思林の策とそれに忠実だった楊盛を褒め称え、顧思林は李明安に楊盛の無礼な態度を詫びました。
また、李明安は顧思林に、都では趙氏が皇后になったと伝えます。
先の皇后の兄である顧思林は胸中は複雑ながらも口では祝いの言葉を贈らねばと言うのでした。
宗正寺では謹慎生活ながらも2人だけの時間を楽しむ蕭定権と陸文昔。
そこへ陳常侍がその女子を差し出さなければ謹慎は解かないという皇帝の命を伝えに来ます。
蕭定権はひもで縛った腕を見せて差し出せないと答えました。
”皇帝にどうお伝えすれば?”と問う陳常侍に、蕭定権は”心から深く反省している”と伝えるように言います。
陳常侍は呆れて帰って行くのでした。
また、蕭定権は謹慎中に新しい師から講義を受けることになっていました。
宿題として作文が出されますが、蕭定権は右手は縛っていて使えないから書けないと反論します。
師は苦笑し、宿題は皇帝の命ですと言い残して帰ろうとしました。
陸文昔に促され、仕方なく師を門まで見送りに行く蕭定権。
蕭定権が見送りもそこそこに中に入ろうとすると陸文昔が引き留めました。
門の前を偶然通りかかった者が蕭定権に挨拶するために近づいてきたからです。
それは杜蘅でした。
蕭定権をかばった罪で地方へ左遷されることになり、今日発つというのです。
しかし、杜蘅は蕭定権に恨み事は言わず、一度は皇太子を裏切った罰を受けていないことが心残りだと言うのでした。
40話の感想
顧思林の姿が見えなくなっていたのは敵を欺くための作戦だったのですね。
楊盛の態度も顧思林に忠実だからことのものだったとは……。
視聴者側もすっかり騙されていました。
また、一度は裏切ったものの蕭定権の味方だった杜蘅が左遷されてしまったのが悲しいです。
それにしても去り際の言葉がかっこいいですね。
41話のあらすじネタバレ
宿題の作文は陸文昔が代筆することになりました。
皇帝は代筆だとわかっていながら作文の間違っている箇所に印をつけ、印の数だけ蕭定権の手を文鎮で打つように許昌平に命じるのでした。
その頃、戦場では顧逢恩たちが楊盛から勝手な行動をした罪を問われていました。
顧逢恩は自分が顧思林の息子だから罰せられないと思っていましたが、行動を共にした仲間は次々に斬られていきます。
ついに顧逢恩にも刀が振り下ろされますが、切られたのは縛られていた縄だけでした。
そして楊盛は顧逢恩に、顧思林からの”朝臣になり損ね、武将にもなれないなら国にも家にも必要ない”という伝言を伝え、都に戻るように言います。
また、楊盛は捕虜が都に護送されることになり、顧思林も趙氏に祝いを述べるためにすでに都に向かったと伝えました。
都では皇族の家族の宴が開かれることになり、許昌平は皇帝に顧思林と蕭定権の出席をどうするか尋ねます。
皇帝は顧思林は家族同然だから出席するべきだと言い、蕭定権は本人が望むなら来ればいいと答えるのでした。
宗正寺では、蕭定権が腕を縛っていたひもを外して陸文昔に寄り添って書を教えていました。
廊下からその光景を無言で見ている許昌平。
陸文昔はその視線に気づき、慌てて蕭定権に客人ですと言いました。
許昌平は皇帝は代筆をご存じですと言い、代筆させるのは皇帝に思いを伝えたいからでは?と続けました。
そして、許昌平は文鎮を示して既に皇帝の答えはお分かりのはずと言ったのです。
その後、許昌平は陸文昔に書の師匠をしばらくお借りしても?と言って蕭定権を外に連れ出しました。
外で許昌平は蕭定権に一生謹慎のままでもあの女子を手放さないと?と尋ねます。
蕭定権がそうだと答えると、許昌平は本題に入りました。
前線で勝利を収めた顧思林が表向きは戦況の報告のために都に戻って来るが、本当は蕭定権を案じてのことだと言います。
最後に許昌平は蕭定権に、あの女子をさほど想ってないなら手放すべきだと言って帰って行きました。
家族の宴の日、蕭定棠は蕭定楷に、もし蕭定権が欠席したら甥を溺愛している顧思林がどんな問題を起こすか……と話しかけます。
しかし蕭定楷は、もし蕭定権が宗正寺を出れば陸文昔に危険が及ぶと心配になるのでした。
宴の会場で、蕭定棠が顧思林の前で蕭定権の話題を持ち出しそうになると、蕭定楷は兄上は体調を崩していて……と言ってごまかします。
そこへ皇帝が到着しますが、顧思林は蕭定権が心配なので宴の前に見舞いに行くと言い出しました。
皇帝は新皇后のために酒を飲んでから行けと言いますが、顧思林は盃を引っ込めて拒否します。
うわべは穏やかながらも皇帝と顧思林が一触即発な雰囲気で会話を続ける中、蕭定権が現れました。
陸文昔のことが心配になった蕭定楷は、蕭定権が来たことを厨房に知らせに行くのを口実に席を立とうとしますが、皇帝にお前がすることではないと言って制止されてしまうのでした。
41話の感想
顧思林は以前自分の妹が就いていた皇后の位に趙氏が就くことになって心中穏やかでない上に、蕭定権の姿まで見えないとなれば皇帝と微妙な空気になるのも無理ないことでしょう。
結局、蕭定権は宴に出席しましたが、蕭定楷の心配が的中しないといいのですが……。
42話のあらすじネタバレ
隣に座った蕭定権の手が赤く腫れているのを見た顧思林は誰が?と言って立ち上がろうとします。
蕭定権は顧思林の腕を掴み、作文が不出来で……と言ってごまかすのでした。
その頃、宗正寺には兵が到着していました。
昨夜の蕭定権と許昌平の会話を立ち聞きしていた陸文昔は自分は見捨てられると悟り、すでに”過去のことはお忘れに”という蕭定権あての遺書を書いていたのです。
皇宮では宴が進み、酔いが回った顧思林が退席しました。
蕭定棠が兵部に報告に行くことがあると言ったのに便乗し、蕭定楷も席を立ちます。
それではお開きにしようと言う皇帝に、蕭定権はお返ししますと言って許昌平に手を打たれた文鎮を差し出しました。
皇帝は下賜したのだと答えます。
蕭定権は、それではあの女子もいただけませんか?と尋ねました。
皇帝に理由を問われた蕭定権は愛しているからですと答えます。
それを聞いた皇帝は、あの女子に侮辱された皇后にひざまずいて許しを乞えと言いました。
一度は立ち去りかけた蕭定権でしたが、思い直して皇后の前にひざまずくのでした。
宗正寺では、兵の手で陸文昔が絞殺されようとしていました。
そこへ蕭定楷が駆けつけ兵を止め、陸文昔を抱き起して必死に呼びかけます。
遅れて駆けつけた蕭定権は蕭定楷を突き飛ばし、陸文昔を抱きかかえて立ち去ってしまうのでした。
怒りに震える蕭定楷。
蕭定権は馬車で陸文昔を連れ帰る途中、皇太子妃が死ぬ間際に言い残した”彼女は顧内人ではありません……。彼女を傷つけないで”という言葉を思い返すのでした。
戦場では、顧逢恩が勝手に陣を離れたのは逃亡兵を追うためだったということで処理され、杖打ちの刑だけで済むことになっていました。
後日、張陸正が蕭定棠を訪ね、自分を李柏舟の後任に推してほしいと頼みます。
それを聞いた李和綽は親の仇とばかりに張陸正に水を浴びせました。
蕭定棠は慌てて李和綽を止め、続きは後日にしようと言って部屋を出て行きます。
その後行われた朝議で、皇帝は献俘礼※の責任者を蕭定権にすると言いました。
献俘礼の賞罰の草案を書くように言われた蕭定権は人材がおりませんと答えますが、皇帝はあの女子に書かせればいいだろうと言うのでした。
一方、意識を取り戻した陸文昔は身を隠すために宮中の洗衣所で働いていました。
陸文昔は仕事中に宮中で偶然、以前監禁された時に酥を届けてくれた蕭定楷に仕える長安(ヤン・ワンリー)に会います。
長安は不思議そうに、蕭定楷が宗正寺から逃がすと言っていたのになぜここに?と尋ねました。
陸文昔はあの時意識が遠のいていく中で、最初に自分を助けてくれたのは蕭定楷だったことを思い出すのでした。
また、陸文昔は長安に以前住んでいた宮中の部屋から自分の荷物を持ってきてほしいと頼みます。
荷物を受け取った陸文昔はその中に盧世瑜から託された印があるのを見て、改めて蕭定権のことを考えるのでした。
42話の感想
蕭定楷が陸文昔を救うことができて本当に良かったです。
それにしても、なぜかいつも陸文昔の危機を蕭定権よりも前に他の人が助けてくれるというのがドラマとして型破りですよね(笑)