【鶴唳華亭<かくれいかてい>】9話・10話 ネタバレ感想|茶馬交易

歴史 / 時代劇
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【鶴唳華亭~Legend of Love~】9話と10話のあらすじとネタバレ感想。

陸英が都に戻って来て子供たちは喜びますが、屋敷には李柏舟も訪ねてきていました。翌日、陸文昔は期待に胸を膨らませて蕭定権が待つ寺へと向かいますが……。

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9話のあらすじネタバレ

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陸文昔が家に帰ると赴任地から戻って来た陸英に、合格発表から汚れた服で帰ってきた陸文普が問い詰めてられていました。

陸文普は父に心配をかけぬように自分の不注意で池に落ちたと答えるのでした。

陸英は子供たちと再会を喜びあうのもそこそこに自分たちの部屋へ行くようにと言います。

実はその時、李柏舟が陸英を訪ねて来ていたのです。

親子の会話を聞いていた李柏舟は、陸文普が昼間に見通しの良い場所で池に落ちるわけがないと言い、どうやら張陸正ちょうりくせい(バオ・ダージー)の息子に突き落とされたらしいと言いました。

そして、李柏舟は皮肉っぽく張陸正に辺境の地へ赴任させられたことを思い出すだろうと言うのでした。

続けて李柏舟は、陸文普が巻き添えになった科挙の事件の糸を引いていたのは蕭定権と盧世瑜だと言いました。

一方、陸文普は濡れた衣を片付けに来た陸文昔が男物の上着を持っていることに気づきます。

それは、盧家で陸文昔が屏風の陰から出る時に姿が見えないようにと蕭定権が貸してくれたものでした。

陸文普は誰の物かと問い詰めますが、陸文昔は自分の上着だと言い張ります。

屋敷に戻った蕭定権は上着を着ていないことを女官から指摘されますが、風に飛ばされたと言ってごまかすのでした。

陸英に話を続ける李柏舟は、張陸正の長女が皇太子妃候補になっていると言いました。

李柏舟は、もし張陸正が皇太子と姻戚になれば陸家に前途はないと続けます。

そして、自分の娘は蕭定棠の正室だが聡明ではないので力になってくれる側室が必要だ、そのため才色兼備な陸文昔を側室に迎えたいと言いました。

李柏舟は結納の品だと言って銘茶を置いて帰ります。

翌日、父の手元に銘茶が置いてあるのを見つけた陸文昔は出どころを尋ねました。

陸英は旧友にもらったと言ってその場をごまかします。

陸文昔は兄が大相国寺に行くのを許してくれないと父のところに来た本題に入りました。

事情を知らない陸英は侍女を連れて行ってきなさいと許可します。

陸文昔が出かけた後、陸文普は陸英に”盧世瑜が父上を呼び戻したのは娘を皇太子妃にするためなのですか?”と尋ねました。

そして、陸文昔はすでに刑部で皇太子らしき男と出会い、今日寺へ行きたいと言ったのもその男に会うためではないかと言い……。

大相国寺で陸文昔を待つ蕭定権。

しかし、そこに蕭定権の上着を持って現れたのは陸文昔ではなく陸英でした。

陸文普から話を聞いた陸英は陸文昔を追いかけ、上着を預かって娘を家に帰していたのでした。

陸英は蕭定権に娘の無礼を詫びて上着を返します。

そして、陸英は蕭定権にお願いがありますと言うのでした。

宮廷に戻った蕭定権は皇帝に会いに行きます。

そこでは、蕭定棠が皇帝のために趙氏の父から贈られた茶をていました。

蕭定棠の点てた茶を褒める皇帝。

蕭定権は幼い時から皇帝が蕭定棠にばかり茶の点て方を教えていたことを思い出し、思わず立ち尽くしてしまいます。

その時、皇帝が蕭定権が来ていることに気づき、”そこで何をしている?”と尋ねました。

蕭定権は”私も茶を持参したので、皇帝と兄上に品定めしていただきたい”と答えます。

茶が点てられるのを待つ間、趙氏が皇帝に蕭定棠は婚姻から3年経っても子に恵まれないので側室として陸英の娘を迎えたいと切り出しました。

蕭定権は平静を装って皇帝に茶を差し出しますが、それを飲んだ皇帝は不味さに思わず茶を吐き出してしまいます。

皇帝が”この茶は?”と聞くと、蕭定権は”趙壅が交易用に辺境に送った茶です”と答えました。

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9話の感想

陸英が都に戻って来た早々、自分の味方に引き入れるために訪ねてくる李柏舟は相変わらず怖いですね。

そして、なんとなくそうなる気はしていましたが、陸文昔は蕭定権との約束を叶えられませんでしたね。

また、陸英が陸文昔の代わりに蕭定権に会いに行ったのは、娘を朝廷の争いから守るためだけでなく、もう1つの目的があったようです……。

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10話のあらすじネタバレ

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陸英は辺境で茶を馬と交換して国境の軍に送る仕事をしていました。

ところが、茶を辺境に送る役目の趙壅が銘茶を着服し、代わりに古茶を送っていたのです。

茶の価値が低いため、辺境では国境の軍に必要な数の馬を用意できていませんでした。

陸英は辺境から何度もそれを上奏しましたが、李柏舟に黙殺されていたのです。

それで、掟を破って皇太子に願い出て皇帝に取り次いでもらったとのこと。

皇帝は怒って李柏舟を呼び出しました。

謁見に向かう途中、陸英とすれ違った李柏舟は”蕭定棠との縁談を断って娘を皇太子妃にするつもりか?”と尋ねます。

陸英は”息子も娘も自分の利益のためには利用しない”と答えました。

皇帝に”私利のために上奏を黙殺していたな!”と言われた李柏舟は”忙しくて先送りにしていただけです”と言い訳します。

また、趙壅は皇帝に許しを乞うために自ら縄で縛られ、本殿の前にひざまずきました。

それでも怒りが収まらない皇帝は趙氏の部屋へ向かいます。

趙氏はひざまずき、”父のせいで不足した馬を補填するために私財を全て献上します”と言いました。

皇帝は”私財ではなく国から奪った財を返すだけでは?”と皮肉を言います。

趙氏は慌ててそれに同調し”父の罪は私の命で償います”と言って自分の胸に刀を突き立てようとしますが、蕭定棠と女官が止めに入りました。

それを見て皇帝は”猿芝居をいつまで続ける気だ?”と言ってますます怒りを募らせるのでした。

一方、蕭定権は顧逢恩に香の作り方を教わっていました。

顧逢恩は本当に軍馬が足りなければ国境にいる父から上奏があったはず、陸英は皇帝が趙壅に財産を差し出させるために利用されたのではと心配します。

そして”今後は未来の皇太子妃も巻き添えに遭うのではないか”と言う顧逢恩に、蕭定権は”何の話だ?”と聞き返しました。

顧逢恩は”これは陸文昔のための香だろ?”と言うのでした。

寺に着く前に家に連れ戻された陸文昔は部屋に籠って絵を描いていました。

先日、盧家で蕭定権から盧世瑜に贈った屏風と同じ絵がほしいと言われていたからです。

徹夜で絵を完成させた陸文昔は、国境に滞在する父の親友である李明安のところへ身を隠すことになりました。

ところが、屋敷を出発する直前、陸文昔の馬車は宮廷からの使いに取り囲まれてしまいます。

皇帝が陸文昔を蕭定棠の側室にすると決めたので、外出せずに任命を待つようにと言うのです。

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10話の感想

皇帝の前で表情も変えずに言い訳する李柏舟はさすがです。

そして、趙氏は皇帝に命で償うと言いましたがわざとらしいですね。

きっと自害しようとしたら止めるように事前に蕭定棠と女官と打ち合わせしていたのでしょう。

また、陸英は娘が政争に巻き込まれないように親友のところに身を隠させようとしたと思いますが、間に合いませんでしたね。

陸文昔には今後どのような運命が待ち受けているのか気になります。

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本ページの情報は2023年5月のものです。最新の情報は公式ページまたは動画配信サービスにてご確認ください。