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『刑事ゼロ』第5話ネタバレ解説。この事故は天罰か殺人か!? 予想外の真相に唸る!

2019冬ドラマ
©Dramas Note

沢村一樹が主演のドラマ『刑事ゼロ』第5話が放送されました。

今回時矢が向かった先は、閉ざされた村”八咫神村”。

八咫神村で起こった転落事故について調べていくうちに、次々と新しい事実が浮かび上がってきます。

それらが最後にどう繋がるのか、いっときも目が離せない第5話の、ネタバレ解説をお届けします。

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『刑事ゼロ』第5話のネタバレ解説

関連する二つの事件

①“八咫神村”で起きた転落事件

被害者/浅木浩太郎
浅木は、“八咫神村”の崖から転落死。
崖の付近には、被害者の浅木の足跡しかなかったため、事件性はないと推定されました。

時矢が村人たちに話を聞くと、似たような転落事故が何度も起こっているとのこと。村人たちは、転落事故を八咫神の天罰だと考えており、一連の事故を”八咫神村伝説”と呼んでいました。

さらに話を聞くと、1年前に飯田という男性が崖から転落死したとのこと。村人によると、飯田は”村を裏切った”という理由で天罰が下ったのだそうです。

そして半年後、今度は飯田の娘・幸子が行方不明になり、「家族そろって天罰が下ったんだ」と村人たちが教えてくれました。


②半年前の女性撲殺事件(未解決)

時矢を一方的にライバル視している福知刑事は、時矢を悔しがらせるために、時矢が解決できなかった事件を自分が解決しようと思いつきました。そこで目をつけたのが、半年前に”絹小路”で起きた女性の撲殺事件でした。

撲殺された女性は身元不明でしたが、調べるうちに“八咫神村”で行方不明になっている飯田幸子だと判明します。

しかも、加害者らしき人物が“八咫神村”から来ていたことが発覚。さらに詳しく調べると、その加害者は浅木浩太郎だということが分かりました。

浅木浩太郎、それは“八咫神村”で転落した被害者と同一人物だったのです。

こうして二つの事件が繋がりました。

ここまでのまとめ

・半年前に”絹小路”で撲殺された女性が、“八咫神村”の飯田幸子だった。

・幸子を殺害したのは浅木と推定される。

・幸子の事件は以前は未解決だったが、福知刑事によって再調査が始まるとすぐさま浅木が“八咫神村”で転落死した。

門の違和感

前回のネタバレ記事はこちらから

“八咫神村”の崖が非常に危険だということで、1年ほど前に、崖のすぐ手前に門が建てられました。転落を防ぐためです。

時矢と佐相が門をくぐろうとすると、案内役の女性が「門をくぐる時のしきたりです」と言って”フキノトウ”を手渡しました。村のしきたりでは、門をくぐる前にフキノトウを食べなくてはならないとのことで、時矢と佐相はフキノトウを口にします。

部屋に戻って図鑑で調べてみると、フキノトウに似た”ハシリドコロ”というを持った植物があることを発見。時矢は、犯人がフキノトウとハシリドコロを入れ替えたのではないかと推測しました。

さらに時矢は、門が、外側から閂をかけると中からは開けられない仕組みになっていることに引っかかりを覚えます。門をくぐるとすぐ先に崖があり、もしも外側から閂をかけられて閉じ込められた場合、何かの拍子に崖から落ちてしまってもおかしくはない、という考えに行き着きました。

時矢の結論

・犯人がフキノトウとハシリドコロを入れ替える

・犯人が、門の外側から閂をかけ、狭い空間(崖は目の前)に被害者を閉じ込める

・ハシリドコロを食べて毒が回った被害者が、閉じ込められた狭い空間でのた打ち回っているうちに崖から転落してしまったのではないか?

風力発電の設置計画が全ての始まりだった!?

一方の福知刑事は、女性撲殺事件の被害者・幸子の件を調査していました。

幸子が持っていたメモを調べると、1年前に“八咫神村”で転落死した父親(飯田)の筆跡であると判明します。父親の筆跡で書かれていた内容は、電車の乗り方でした。書いてあるメモの通り電車に乗るとたどり着く場所、そこが殺害現場でもある”絹小路”だったのです。

幸子の足取りを知るために、”絹小路”付近の店や会社を手当たり次第あたる福知刑事たち。すると、とある会社“ヤミーテック”が浮かび上がってきました。

ヤミーテックが風力発電に力を入れていると知り、“八咫神村”のことが頭に浮かぶ福知刑事。“八咫神村”は風が非常に強く吹く村で、風力発電を設置するには最適の場所なのです。

真相~天罰に見立てた殺人~

“八咫神村”で相次いだ崖からの転落死は、天罰などではありませんでした。天罰に見立てた殺人だったのです。

そして、4件の殺人はそれぞれ別の人間が犯人だということが判明します。

①飯田殺害

犯人は村長でした。

村長と浅木は、“八咫神村”を売ってヤミーテックと共に風力発電を設置する計画を立てていました。
その計画を知った飯田が激しく村長を問い詰めたため、村長に殺害されてしまったのです。

②飯田の娘・幸子の殺害

犯人は浅木でした。

幸子は、転落死した父親が残したメモを頼りにヤミーテックに辿り着き、そして浅木たちが風力発電の計画を立てていることを知ります。
幸子は、”絹小路”で偶然遭遇した浅木に、ヤミーテックのことや転落死した父親のことを問い詰めました。すると、浅木は近くにあったパイプで幸子を撲殺したのです。

③浅木の殺害

犯人は村長でした。

幸子を殺害した浅木は、幸子の事件が再調査されたことで焦り、「分け前を増やしてもらわないと割りに合わない」と村長に詰め寄りました。そのため、浅木を邪魔に思った村長は、浅木を殺害したのです。

④村長の殺害

犯人は、村人の羽山敬太でした。

敬太は、幸子とは特別な仲でした。そして、幸子を殺したのが村長と浅木だということを知った敬太は、村長を山に呼び出し問い詰めますが、揉み合っているうちに村長が死亡したのです。

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『刑事ゼロ』第5話の感想

今回の第5話は、ドラマの雰囲気が『トリック』に似ていてワクワクしました。閉鎖的な村、伝説、しきたり、怪しげな村長など、『トリック』に出てきそうなお話ですよね。ネットでも”トリック感がある”と好評でした!

そして今回の事件は、福知刑事と内海刑事も加わり、まるでチームで協力捜査をしているような雰囲気でした。福知刑事が時矢を一方的にライバル視しているという関係性が見ていて面白いので、今後も福知刑事たちの出番に期待したいです。

そして、事件の内容も見ごたえがありました。

二つの事件が関連していることは前半で明らかになりましたが、どう関係しているのかが最後まで分かりませんでしたし、犯人に関しても、4件それぞれ違う人物が犯人だという真相はとても驚きました。

普通は、知名度の高い俳優が犯人であることが多いので“俳優メタ”で犯人がある程度絞れてしまうものですが、今回は”俳優メタ”を打ち破ってくれたという点も良かったです。

次回の第6話は、記憶を失った女性が軸として描かれるようです。

女性と時矢は、記憶を失っているという共通点があります。ですので第6話では、時矢の失われた記憶についても焦点が当てられるかもしれませんね。

Writer

Kino

アジア古装劇を愛するライター、kinoです。涙腺の緩さに定評があります。
古装劇以外だと、BL作品も大好きです。マイベストは【月に咲く花の如く】と【山河令】。

ストーリーを分かりやすくお伝えできるよう心がけておりますので、最終話までお付き合い頂けると嬉しいです。

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