中国ドラマ【慶余年~麒麟児、現る~】全話のあらすじとネタバレについてまとめました。考察と感想を交え最終回まで詳しく紹介。なお本作は、1人の青年が現代の記憶を持ったまま乱世の世に転生する爽快歴史エンターテイメント。中国ではすでにシーズン3の制作が決定しているほどの人気作です!
【慶余年(けいよねん)】のあらすじ/作品概要
大学生の張慶は教授に研究内容を認めてもらうための小説を書きあげる。
その小説は、難病を患う青年が現代の記憶を持ったまま乱世に転生する話だった。
小説の舞台・慶国で重臣の隠し子として生まれ変わった主人公の范閑は、権力争いに巻き込まれながらも数々の難局をクリアしていく。
一方、宰相の隠し子である林婉児は偶然出会った范閑に恋心を抱く。
実は范閑は縁談相手なのだが、そうと知らない林婉児は「愛する相手じゃなければ嫁がない」と心に決めており……!?
全話のネタバレあらすじ一覧
【慶余年】のネタバレあらすじを最終回(全46話)まで紹介します。
1話・2話のネタバレ
3話・4話のネタバレ
5話・6話のネタバレ
7話・8話のネタバレ
9話・10話のネタバレ
11話・12話のネタバレ
13話・14話のネタバレ
15話・16話のネタバレ
17話・18話のネタバレ
19話・20話のネタバレ
21話・22話のネタバレ
23話・24話のネタバレ
25話・26話のネタバレ
27話・28話のネタバレ
29話・30話のネタバレ
31話・32話のネタバレ
33話・34話のネタバレ
35話・36話のネタバレ
37話・38話のネタバレ
39話・40話のネタバレ
41話・42話のあらすじ
43話・44話のあらすじ
45話・46話(最終回)のあらすじ
1話のネタバレあらすじ
物語の舞台は、大学生・張慶が書いた小説の世界。
ある時、難病を患う現代の青年が目覚めると、籠の中の赤ん坊に生まれ変わっていました。
赤ん坊はこの小説の主人公である范閑で、現代の記憶を持っているものの、なぜか今は刺客に命を狙われています。
范閑を守りながら刺客から逃げているのは五竹という男で、彼はもともと范閑の母親の下僕でした。
刺客を振り切った五竹は、合流した陳萍萍(都の鑑査院長)に范閑の母親の安否を尋ねられたため死亡したと答えます。
それを聞いた陳萍萍は悲しげな表情を浮かべたものの、赤子の范閑が生きていることに安堵し、安全な澹州で暮らすよう五竹に勧めました。
そうして、澹州の祖母の屋敷で暮らすことになった范閑は、五竹の庇護のもと利発な少年へと成長しました。
そんなある時、費介という男が現れます。
彼は鑑査院三処の主務で、范閑の師になるよう院長の陳萍萍に命じられて来たのだといいます。
費介から最初に学んだのは、医術や死体解剖でした。
つぎに、毒の種類や解毒の方法を己の体で学んでいるうちに自ずと毒の耐性もついていきました。
一方、五竹からは武術を教わりますが、崖落ちの訓練までさせられそうになるなどかなりのスパルタ。
2人の師の過酷な訓練のもと、范閑は日に日に強くなっていきました。
そしてある日、范閑は費介に毒を盛り返し、ついに1人前と認められます。
役目は終えたとばかりに澹州を去ることにした費介は、別れ際に鑑査院の“腰牌”を范閑に授けました。
費介が去ったあと、祖母は「紅騎士が現れた時こそ、真の危険の到来だ」と范閑に話しました。
年月が流れ――。
青年になった范閑の前に、“紅騎士”が現れます。
1話の感想
現代の記憶を持ったまま転生するストーリーなので、主人公が「なろう系」のように無双するのかと思いきや、チート感はそれほどでもありませんでした。
むしろ、幼少期からハードな訓練を課せられるといった予想外の展開にワクワクしました。
今のところ范閑の“現代の知識”が生かされている場面は少なく、強いていうなら医術用の手袋を作ったことぐらいでしょうか。
1話で印象に残ったのは、范閑の子役時代を演じた韓昊霖。
彼のちょっとした表情や仕草からは“中身は大人”の余裕がにじみ出ており、今まで見た子役のなかでも抜群の演技力でした。
ストーリーも面白く、范閑がまだ幼いうちから己の身で毒を学ばされたり、崖落ちの訓練をさせられそうになったりと笑えるシーンが盛り込まれています。
物語のベースは重厚でありながら、随所で笑えるシーンが織り交ぜられているため見やすいのも高ポイント。
中国ではシーズン3までの制作が決定している評価の高い作品なので、この先の展開に期待が高まります!
2話のネタバレあらすじ
*分かりやすくお伝えすることを最優先にしているため、一部 シーンが前後しています。
范閑は、父の命令で迎えにきたという紅騎士と一緒に都へ行きたいと思っていましたが、祖母に反対されます。
そんなある日。
哈じいの甥から届けられた料理を食べた使用人たちが中毒になってしまいました。
哈じいが毒を盛ったと決めてかかる紅騎士集団は、すぐさま殺しに行こうとします。
それを止めた范閑が1人で哈じいの家に乗り込むと、鑑査院四処の滕梓荊という男が攻撃を仕掛けてきました。
短剣には毒が塗られていたようですが、幼い頃より毒の耐性をつけてきた范閑にはあまり利きません。
同じく剣に毒を仕込んでいた范閑が滕梓荊を追い詰めると、どうやら滕梓荊は「国賊の范閑を殺せ」という鑑査院の命令に従っただけのようでした。
国賊だと言われて驚いた范閑は、以前に師匠からもらった鑑査院提司の“腰牌”を見せて味方であることを示し「鑑査院の命令そのものが疑わしい」と言います。
范閑は質問を続け、家職の周が滕梓荊と共謀して料理に毒を入れたことを突き止めました。
范閑が屋敷に戻ると、周家職はすでに拘束されており、二夫人(范閑の継母)に遣わされた見張り役であったことを白状します。
范閑は、毎年正月に贈り物をくれた二夫人が本当に黒幕なのかを調べるためにも、亡き母親のことを調べるためにも、自ら都に赴き調査することを決意します。
その意志の固さに祖母も折れ、都行きを了承してくれました。
出立前。
范閑は五竹に「俺を守るために生きるのではなく、やりたいことを見つけて生きてほしい」と言葉をかけました。
五竹は考えた末に、范閑の母親が遺した「箱」を開けたいと思い至り、箱の鍵を見つけるために自分も都へ行くことにします。
*
一方で滕梓荊は、こたびの范閑殺しにおいて、何者かが鑑査院の名を騙り范閑を殺させようとした事実を突き止めました。
滕梓荊は都へ戻るつもりでしたが、死を偽造したほうが都合がいいからと、范閑に「自分を殺したことにしてほしい」と依頼します。
そして出発日になると、滕梓荊は范閑の馬車に乗りこみ一緒に都へ向かいました。
その道中で、師匠の費介を見かけた范閑は、馬車を止めて後を追います。
すると師匠は、言氷雲(シャオ・ジャン)の乗る馬車を護送しているのだと教えてくれました。
言氷雲というのは滕梓荊の上司で、滕梓荊が犯した失態(范閑を殺そうとしたこと)の責任をとるために北斉に左遷されるのだといいます。
その後。
師匠と別れて再び都へ向かった范閑は、途中で滕梓荊とも別れました。
范家まであとわずかというところで、なぜか馬引きが変わり、范閑は慶廟という場所に連れていかれます。
2話の感想と考察
2話でもあまり“転生もの”という感じはせず 今のところは普通の古装劇ですが、内容自体が面白いので問題なし!
ただ登場人物が多いため、少しでも気を抜くと人物関係が分からなくなってしまいそうな危うさがあります。
個性的な登場人物たちのなかで、良いキャラをしているのは五竹。
范閑に「やりたいことを見つけて自分のために生きろ」と言われるも、よく分からなくて結局都に行くことにした五竹が可愛すぎました。
でも、あるシーンで五竹の顔の動きがロボットのように見えたのですが、まさかアンドロイドとかいうオチじゃないですよね???
それを匂わせるような范閑の台詞(俺は大人になったのにお前は老けてない)もありましたし、他にも気になる点がいくつかあります。
・ロボットのような動きがあった(やりたい事を聞かれた時)
・五竹は年月が経っても老けていない
・作中で、五竹の立場が“使用人“ではなく“下僕”と表現されていること
・修練したこともないのに異常に強い
・記憶に問題があるのか覚えていないことが多い
五竹が本当にアンドロイドかどうかはともかくとして、上記に挙げた点は何かしらの伏線かもしれません。
本作を見た視聴者によれば、至るところに伏線が散りばめられているらしいので、細かいシーンや台詞にも注視していきたいところです。
*次回3話・4話のネタバレ感想はこちらです。
以下、メイキング集やシーズン2についてもご紹介。
【慶余年】メイキング集(ネタバレ有)
1話~5話
1話で大根を千切りしていた五竹の包丁さばきは見事でしたが、このメイキングを見ると、あれは別撮りではなく五竹本人が本当に切っていたっぽい!?
目隠しをしていないと、一瞬だれだか分かりませんね。
あと2話の、言氷雲(シャオ・ジャン)が登場したシーン。
作中では声とシルエットのみの登場でしたが、実際にはちゃんと言氷雲本人が馬車に乗っていたようです!
6話~10話
本作で最高の友情を見せてくれた范閑と滕梓荊のメイキング舞台裏。
(一部、11話の舞台裏も含みます)
滕梓荊は作中では仏頂面をしていることが多いですが、カメラの回っていないところでは笑顔も多いようですね。
11話~15話
とにかく可愛い主役カップルの范閑と林婉児。
2人の掛け合いは ささいなやり取りでさえ可愛くて、ずっと見ていたい気持ちになります。
そんな2人は、作中だけでなくリハーサルの段階からケミの良さを発揮していることが上の動画から伝わってきます。
本作ではお笑い担当の王啓年。
15話で彼が死体のフリをするシーンは大いに笑わせてもらいましたが、その時のオフショット(上記動画)もまた最高です。
16話~20話
五竹のアクションシーンの舞台裏。
ドラマでは無敵レベルの強さを誇っている五竹ですが、実際の撮影はこんな感じなのですね。
スタッフがとても大変そう。
21話~30話
宴のメイキング舞台裏。
前半は音なしですが途中から音声があります。
范閑役のチャン・ルオユンがリハーサルをしている間、じっと待機している他のキャストの皆さんも大変そう。
31話~40話
35話と36話の海棠朶朶のメイキング。
水が冷たいのか、このシーンは大変そうですね。
41話~最終話(46話)
言氷雲(シャオ・ジャン)がメインのメイキング。
途中、音なしの映像があります。
シャオ・ジャンのNG後の反応や、ミニ扇風機を持つ姿がかわいいことこの上ないです。
作中ではクールな表情が多かったシャオ・ジャンですが、撮影の合間には笑顔が見られます。