【慶余年】41話と42話のあらすじ。神廟について考察!ネタバレ感想

歴史 / 時代劇
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【慶余年~麒麟児、現る~】41話と42話のあらすじ。神廟についての考察。慶帝の策略により范閑を自分の孫だと思い込んだ肖恩は、長年黙秘してきた「神廟の秘密」を語りました。それを聞いた范閑は、最後に「自分の出自」に気づいて唖然とします。

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【慶余年】41話のネタバレ

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*一部 シーンが前後している部分があります。

死を目前にした肖恩は、目の前の范閑を自分の孫だと思い込み、長年黙秘しつづけてきた“秘密”を語りはじめます。

しかし実は、肖恩が范閑を孫だと思い込んだのは、慶帝と鑑査院長(陳萍萍)が長年かけて仕組んだことでした。

すべては、范閑を孫だと思わせ秘密を吐かせるために……。

范閑も当然、自分が肖恩の孫ではないことを分かっていましたが、あえて言わずに最後まで肖恩の話を聞きます。

肖恩の秘密とは、神廟にまつわることでした。

以下、肖恩の話。

・かつて北斉の先帝は、不老不死の手がかりがあるとされる神廟の場所を捜索させた

・肖恩はその一員として、苦荷とともに遥か北を捜索した結果、神廟を見つけることができたが外から触れることはできなかった

・途方に暮れていると、神廟の中から葉軽眉(范閑の母親)が出てきた

・葉軽眉は苦荷に奥義書を与え、そのおかげで苦荷は四大宗師になれた

・肖恩も奥義書を読んだが、苦荷ほど習得できなかった(だから九品止まり?)

・追われているらしい葉軽眉を北斉の関所まで送り届け、それ以来会っていない

肖恩がこの秘密を黙秘しつづけていたのは、葉軽眉に口止めされたからでした。

葉軽眉を神のように敬っていた苦荷も、いまだに秘密を守っています。

そんな信仰深い苦荷は、釈放された肖恩が再起のために秘密を漏らすのではないかと怖れて肖恩を殺そうとしていたのでした。

肖恩によれば、葉軽眉は肖恩らと別れたあとは各地を遊歴し、四顧剣や葉流雲といった現在の四大宗師と交流をもっていたとのこと。

「その後 葉軽眉は、慶国の皇室に嫁いだ」

「皇室の誰だ!」

「当時の皇子、つまり今の慶帝だな」

それを聞いた范閑は、自分が慶帝の息子であることを悟って唖然とします。

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【慶余年】41話の感想と考察

十数年もかけて范閑を孫だと思わせ秘密を吐かせるなんて……院長たちもなかなかえげつないことをします。

そこまでして彼らが神廟の場所を知りたがっているということは、葉軽眉は生涯、彼らには神殿の場所を言わなかったのでしょうね。

だとすれば、葉軽眉は彼らのことをあまり信用していなかったのかもしれません。(それならなぜ慶帝に嫁いだのか?)

五竹ならば神廟の場所を知っているはずですが、五竹の記憶には問題があるので聞き出せないのでしょう。

今回、ようやく范閑の出自が明らかに!

すでに多くの視聴者が予想していたかもしれませんが、彼は慶帝の息子でした。

なぜ葉軽眉が慶帝に嫁いだのかは疑問ですが、そのあたりは今後のストーリーで明かされるはず。

気になったのは、葉軽眉が過去に会った3人もの人物が「四大宗師」になっていること。

四顧剣や葉流雲も、おそらく苦荷と同様に奥義書を習得して四大宗師になったと思われます。

だとすれば、残りのもう1人も葉軽眉から奥義書をもらった可能性が高く、葉軽眉と面識のある人物だと推測できます。

この仮説が正しい場合、葉軽眉が四大宗師を作ったといえるかもしれません。

*以下、神廟についての考察です。

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神廟についての考察

基本情報

<場所>
北斉のはるか北。

(考察)神廟があった場所はが降り続いていたため、氷河期と関連があるとしても不思議ではありません。また、捜索の道中では目を患う者が続出していましたが、そういえば五竹も目が見えませんね。

<出現した日> 
闇夜(極夜)が何日か続いたあとに神廟が現れました。
肖恩いわく、本来そこにはないものが一瞬にして現れたとのこと。

<形状>
葉軽眉によれば、心で認識している色が見えるのだという。
肖恩らは長い階段を上りようやく神廟の門前に到着したものの、外から触ることはできませんでした。
范閑はこれを、3Dホログラムか空間のねじれだと推測します。

<その他>
北斉の先帝が言っていた「神廟にある不老不死の手がかり」とは、五竹のことなのでは?五竹はずっと年を取っていないし、神廟にいたと思われるため。

考察①葉軽眉はいつから神廟にいた?

手がかりは葉軽眉のこの台詞。

「(奥義書を)通じる文体で書いた」

この時代の言語を認識し、なおかつその文体に書き直すのにはそれなりの時間が必要なはすです。

従って、葉軽眉はこの世界(神廟)にきてからある程度の時間が経過していたと思われます。

だとすれば、彼女は神廟で何をしていたのか?

それに、神廟の付近には食料が何もなかったはずですが、どうやって調達していたのか?

(神廟がどこかに繋がっているならば、その場所から調達していた?)

考察②太平別院に繋がっている?

まず考えられるのは、太平別院の池の仕掛けと繋がっている可能性です。

手がかりになりそうなのが、葉軽眉の手紙に書かれていたこの一文。

“太平別院の池の仕掛けを動かすと扉があり、そこは「私が逃げてきた場所」”

その場所こそが神廟なのかは分かりませんが、彼女は神廟から出てきた際にも「逃げないと追いつかれる」というようなことを言っています。

もう1点気になるのは、慶帝がいつも太平別院の池で釣りをしていること。

魚もいないのに釣りをしているのは、池に何か(仕掛け)があることを知っているからではないでしょうか。

考察③神廟にいる「悪いもの」とは!?

正直、氷河期や凍結装置といったSF要素が出てきた時点で、もう何でもアリになっていると思います。

ですから、神廟にいる「悪いもの」が魔物だったり、この世に存在しないものだったとしても不思議ではありません。

1つだけ確かなことは、五竹よりも強いだろうということです。

五竹に宛てられた葉軽眉の手紙には、「あなたはまた神廟で戦っているんでしょう。きっと勝てずに逃げ帰る」と書かれていました。

四大宗師と同じ強さの五竹でさえ勝てないならば、その「悪いもの」はかなり手ごわいと言えます。

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【慶余年】42話のネタバレ

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*一部、シーンが前後している部分があります。

神廟の秘密を知りたい理由

范閑にすべてを打ち明けた肖恩は、「すべてを胸に秘めろ、復讐はするな」と遺言を残して死亡しました。

一方の慶国。

すべて・・・は慶帝と鑑査院長が仕組んだことだったと知った范建は憤ります。

肖恩に秘密を話させるためだったとはいえ、范閑を危険にさらしたことには変わりないからです。

范建「澹州で范閑を殺そうとしたのも慶帝の策だったのか」

すると院長は、その件は長公主の企みだと知っていながら見守っていたと答えました。

加えて、自分は慶帝の命令に従ったのであり、范閑を危険にさらさないようにちゃんと手回ししていたと話します。

澹州での范閑暗殺を失敗させるために、事前に滕梓荊を選んでおいたことも。

「考えてもみろ。暗殺は六処の専門なのに、なぜ四処の滕梓荊だったと?」

「お前が事前に滕梓荊を選んでいたのか」

「陛下がお選びになった」

慶帝がこうまでして肖恩から神廟の秘密を聞きだそうとしたのには理由がありました。

それは、葉軽眉がこの世界に持ち込んだ珍品や資源が、新廟に隠された品だと思っているからでした。

時代を超越したそれらの品、および神廟を手に入れることができれば、慶国は世の中心として君臨することができると考えたのです。

つまり、すべては慶国のためだと。

しかし、それを聞いても怒りが収まらない范建は、院長に「国と范閑ならどっちを選ぶのだ」と問いただしました。

院長が明言せずにいると、范建は「自分は范閑を選ぶ」と断言します。

范閑の決意

范閑は郭保坤の宿を訪れ、滕梓荊との確執について尋ねます。

范閑がかつて滕梓荊から聞いた話によれば、郭保坤は滕梓荊に役人殺しの罪を着せて一家皆殺しに処そうとしたはずでしたが、郭保坤は身に覚えがないようでした。

范閑は郭保坤が嘘をついているようには見えないことから、“郭保坤と滕梓荊の確執問題”も慶帝たちが用意した筋書きだったのだと確信します。

それだけでなく、自分に起きたすべてのことが、彼らが用意した駒であり策だったのだと。

さらにその後、言氷雲と話しているうちに言氷雲こそが肖恩の孫だと気づいた范閑は戦慄を覚えました。

“陳萍萍1人に鑑査院を牛耳らせてはならない”

そう思った范閑は鑑査院を継ぐ決意をし、母親の死の真相も突き止めると心に誓います。

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【慶余年】42話の感想と考察

慶帝と院長の策は確かに凄いけれども、人の感情まで駒にしているように感じられて、何とも言えない気持ちになってしまいます。

一番の衝撃は、滕梓荊という存在そのものが「最初から」彼らの駒だったこと。

滕梓荊が罪を着せられて一家皆殺しになりかけたことも、家族を助けてもらうかわりに鑑査院に入ったことも、范閑の暗殺に向かわされたことも、何もかもが最初から仕組まれていたことだったとは……。

そして、滕梓荊に罪を着せたことになっている郭保坤も被害者なわけです。

(ミイラになるまでボコボコにされて……涙)

こうなってくると、かつて文書(郭保坤と滕梓荊の確執問題)を偽造した王啓年も怪しくなってきます。(院長の命令で文書を書き換えたのでは?)

駒にされたのは、范閑も同じでしょう。

慶帝や院長は范閑を守れる態勢も同時に作ってはいましたが、それでも范閑からしてみれば怒りや失望を覚えて当然かと。

特に院長のことは信じていただけに、范閑のショックや怒りも大きいはずです。

しかし実際のところ、院長の真意はまだ分かりません。

慶帝の命令に従っているだけかもしれないし、もっと別の思惑を抱いている可能性もあります。

1点疑問が。

范閑は自分が駒であることに気づいたために、肖恩から聞き出した秘密を院長たちに報告しない可能性があるわけですが、、、院長たちはそのことを想定していなかったのでしょうか?

それとも、それすらも想定ずみで、自分らに怒りを向けさせて鑑査院を継ぐと范閑に決意させることが目的だった?

もうまったく分かりませんし、色んな感情がごちゃ混ぜになる回でしたが、真実が次々に判明してドラマとしてはめちゃくちゃ面白いです。

他に衝撃だったのは、言氷雲こそが肖恩の本当の孫だったこと。

彼は本当は北斉の血筋なのに、慶国のために命を投げだすほど北斉を敵視しているなんて……何とも胸の痛むシナリオです。

「慶余年~麒麟児、現る~」©Tencent Pictures Culture Media Company Limited/©New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.