「慶余年」シーズン2第14話のあらすじネタバレ
范無救が刺客として捕まったことで形勢が逆転し二皇子が窮地に陥ると、林若甫は范閑の策に感心します。ただ、手練れの范無救を捕らえることができたのは一体誰なのかと疑問に思いました。実は、范無救を捕まえたのは海棠朶朶でした。海棠朶朶は北斉で范思轍を殺そうとしていた范無救を打ち負かして捕らえたのです。
投獄された范無救のもとに謝必安がやって来ました。謝必安は「二皇子は抱月楼の実行犯に噓の自供をさせて范閑を陥れるつもりだったが、お前が刺客として捕まったことで逆に二皇子が窮地に陥った」と話します。
そして、謝必安は范無救に実行犯殺しを認めるように言い、決して二皇子の関与を匂わせないようにと指示しました。范無救が了承すると、謝必安は二皇子への伝言は何かあるかと尋ねます。
范無救は感謝の言葉を伝えて欲しいと頼み、最後に科挙を受けられなかったことが心残りだと言って一冊だけでもいいから書物を持ってきて欲しいと頼みます。
謝必安は二皇子は范無救の望むものを分かっておられたと言い、二皇子から預かっていた書物をその場で范無救に手渡すのでした。
その頃、北斉に到着した范思轍は海棠朶朶を「義姉」と呼んで叱られます。海棠朶朶は范思轍を郭保坤のいる油屋(密偵の情報連絡所)へ連れて行きました。
范思轍が1人で店へ入ると、郭保坤はいかに自分に密偵の資質があるかを誇らしげに語ります。范思轍は興味なさそうに聞き流した後、郭保坤の父親を助ける時機が来たから慶国に戻るようにと伝えました。
この油屋は范思轍が引き継ぐことになりますが、范思轍はその前に郭保坤を慶国に送り届けると言います。郭保坤はすぐに荷物をまとめ、范思轍とともに北斉を離れました。
慶国へ戻る馬車の中、郭保坤と范思轍はお互いの才能を褒めちぎって打ち解けますが、実は2人の行動は北斉側に筒抜けでした。しかし、郭保坤は北斉皇帝のお気に入りということもあり、北斉の者たちが郭保坤の乗る馬車を始終守っていたのでした。
范無救が自白し抱月楼事件の罪をひとりで背負う中、頼名成が范閑を訪ねて来ます。頼名成は汚職調査を進めるためには鑑査院の協力が必要だと話すと、范閑は鑑査院にある書類はどれでも自由に見て良いと許可しました。
頼名成は去り際に、范建と范閑の病はいつになったら回復するのかと尋ねました。范閑が2日後だと答えると、頼名成は2日後に朝廷で会おうと言って立ち去ります。
2日後、大勢の官史や皇子たちが集まった場で、頼名成は范建と范閑を弾劾しました。そこへ慶帝が到着すると、范閑は頼名成が自分を告発する前に報告があると言いました。
そして、范閑は陳萍萍から賄賂を贈られたとして証拠の宝石類を見せ、陳萍萍を汚職と贈賄罪で訴えたのです。