「慶余年」シーズン2第23話・24話のあらすじネタバレと感想。
林若甫が京都を去る日、范閑は林若甫の身の危険を案じて林若甫の馬車を追いかけました。すると、慶帝直属の黒騎が林若甫の馬車を取り囲んでおり……。
「慶余年」シーズン2第23話のあらすじネタバレ
大宝は范府で暮らすことになり、故郷を失った史闡立も范府に滞在していました。史闡立は范閑に「史家鎮を焼き払った犯人を突き止めたい」と言い、范閑は史家鎮の火災を調査することを約束します。
その頃、都察院に着任した賀宗緯は手土産を持って同僚に挨拶回りをするも相手にされません。賀宗緯は頼名成の席の前で涙を流してみせます。同僚たちは賀宗緯を慰め、頼名成の死の発端が范閑にあることや、頼名成の処刑を監督したのが范閑であることを教えました。
それを聞いた賀宗緯は「范閑 許すまじ!」とばかりに范府に乗り込んだものの、范閑の前では態度を一変させて跪きます。そして、賀宗緯は范閑に自分を殴ってほしいと頼み、「今や都察院全体が范閑を敵と見なしている。だから私が范閑から殴られて帰れば都察院での私の立場がよくなる」と言うのでした。
范閑が賀宗緯を追い払うと、陳萍萍がやって来て黒騎の動員記録を范閑に渡しました。黒騎は軍の支配を受けずに独立して存在するチームで、一人一人の戦闘能力は高く 向かうところ敵なしであり、陳萍萍と慶帝だけが黒騎を動かすことができます。
陳萍萍は范閑に「宰相(林若甫)が故郷に帰るようだが、少し前にも故郷に帰った大臣がいた」と意味深なことを言って帰っていきました。
林若甫が故郷に帰る日、范閑は林若甫の乗る馬車を大宝と林婉児のいる野原へ連れて行きます。馬車に気づいた林婉児は馬車に向かって礼拝を捧げ、大宝も林婉児のマネをしました。そんな2人の姿を馬車の中から覗いて見ていた林若甫は目に涙を浮かべます。林若甫は范閑に、林婉児と幸せになるようにと言って出発しました。
范閑は大宝や林婉児と野原で楽しい時間を過ごした後、もう一度 黒騎の動員記録に目を通します。そしてふと、陳萍萍が言っていた「故郷に帰った大臣がいた」という言葉を思い出した范閑は、王啓年にその大臣のことを知っているかどうか尋ねました。
王啓年は、少し前に退職して故郷に帰った大臣がいたが 故郷に帰る道中で死亡したことを教えます。その日の黒騎の動員記録を確認してみると、黒騎が出動していました。
慶帝が黒騎を動かしてその大臣を殺したことに気づいた范閑は 林若甫の命も危ないことに気づき、急いで馬を走らせます。すると途中で第一皇子の軍隊と遭遇し、范閑は第一皇子とともに林若甫のもとへ急ぎました。
范閑が林若甫の馬車に追いついた時、すでに慶帝派の黒騎が林若甫の馬車を取り囲もうとしていました。范閑は黒騎に撤退するよう要求すると、黒騎の統領は味方全員に撤退を命じます。そして、この場に残った黒騎の統領は馬から降りたかと思うと范閑の詩集を取り出し、范閑にサインを求めるのでした。
黒騎の統領が去った後、范閑は林若甫を故郷まで送り届けようとしますが林若甫は、慶帝は自分を殺そうとしたのではなく、宰相という職を廃したかったのだろうと推測を述べます。
林若甫は范閑に自分の門生のリストを渡し、慶帝に届けるよう頼みました。(林若甫が辞職を申し出た際、慶帝は林若甫の門生のリストを欲しがっていた)
シーズン2第23話の感想
林若甫の馬車に向かって礼拝を捧げる大宝と林婉児の姿にウルッときました。そして、そんな2人の姿を見て涙ぐむ林若甫にももらい泣きしてしまいました。ただ同時に、林若甫が死ぬフラグなのではないかとハラハラしましたが、林若甫が死なずに済んで良かったです。
それにしても、王啓年の足が速すぎて笑ってしまいました。馬を走らせている范閑と同じスピードで走っていましたよね(笑)
黒騎の統領が范閑のファンなのも面白かったです。チョイ役でも個性を出してくるあたり、さすがは「慶余年」です(笑)