「慶余年」シーズン2第34話のあらすじネタバレ
明老太君は昼寝を口実に二皇子の前から立ち去り、明青達も明老太君を部屋に送り届けるため席を立ちます。
明老太君の部屋に着くと、明青達は明家の中に二皇子に手を貸した者がいるはずだと疑いました。そうでなければ、明家の名前で懸賞令を出せないはずだからです。
明青達は当主である自分の管理不足だとして、自分の指先に針を深く刺して自分で自分を拷問し始めました。実は明家の実権を握っているのは明老太君であり、明青達が拷問を受けるのは日常的なことだったのです。
明青達は拷問に耐えながら、三大坊を誰にも渡したくないと話しました。范閑にはもちろんのこと、長公主や二皇子にも渡したくないと言うのです。
ただ、懸賞令のせいで范閑と対立せざるを得なくなってしまった以上、明家は長公主と二皇子の側につくしかありません。
二皇子のもとに戻った明青達は「明家は二皇子に従う」と伝えました。二皇子は明家に謝必安を残して立ち去ります。
その頃、范閑は船を襲撃しに来た老人たちを船の中に招いて食事を与えていました。老人たちは、たとえ自分たちが船を襲撃した罪で処刑されるとしても、懸賞金が家族に与えられるからそれで満足だと言うのです。
老人の話を聞いた范閑は明家の悪辣さに腹を立てましたが、たとえ明家がいなくなっても第二の明家で出てくるだけだと気づきます。范閑は老人たちにお金を与えて帰らせました。
范閑が江南に到着すると、多くの役人が贈り物を持って范閑を出迎えました。范閑は賄賂が罪であることを指摘し贈り物を持ってきた役人たちを一喝します。
明老太君と明青達も出迎えにやって来ました。明青達は范閑の前で跪き、懸賞令を発した人物を突き止めることを約束します。
范閑が滞在する宿の周辺には、范閑の命を狙う者たちがそこかしこに潜んでいました。四顧剣の弟子である雲之瀾もその1人でしたが、海棠朶朶がやって来て雲之瀾を止めます。さらに影子も現れ、影子と雲之瀾は戦い始めました。
海棠朶朶は范閑のところへやって来ると、結婚祝いだと言って「天一道」の心法書を范閑に渡します。(天一道は真気を回復させることができる心法)