【キングダム】あらすじとネタバレ(シーズン1)宮廷×ゾンビの韓国ドラマが熱い!?

キングダム アジアドラマ
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韓国ドラマ【キングダム】あらすじとネタバレ(シーズン1)。

本作は、宮廷歴史ドラマとゾンビものを組み合わせた新感覚ジャンルです。

陰謀あり、世継ぎ争いあり、ゾンビありの、息継ぎする暇のない怒涛の展開が見どころ。

質の高いアクションにも要注目です!

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韓国ドラマ【キングダム】の作品概要

作品データ
公開年(製作国) 2019(韓国)
原題 킹덤
監督 キム・ソンフン
配給 Netflix
キャスト チュ・ジフン、ペ・ドゥナ、リュ・スンニョン、キム・サンホ他
作品概要 歴史時代劇×ゾンビという新ジャンルのドラマ
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韓国ドラマ【キングダム】のあらすじ解説

世子(せじゃ)=皇太子。

物語は、見習い医師であるダニが、のれん越しに王様に薬を差し出すシーンから始まります。

直後、ダニは王様に引きずられて絶叫。

のちに分かることですが、実は王様はゾンビ化しており鎖に繋がれている状態なのです。

おそらくダニは、王様の餌として食べられてしまったのでしょう。

10日前に病で倒れた王様は表向きは天然痘ということになっており、王との面会を許されているのは、重臣のハクチュ(リュ・スンニョン)とその娘である王妃のみ。

ハクチュと娘の王妃は、ゾンビ化した王様を利用して宮殿を牛耳るつもりなのです。

一方、王様の息子であるチャン世子(チュ・ジフン)は、王のゾンビ化を知りません。

チャン世子は「父王との面会を許可してほしい」と王妃に懇願するも許してもらえず、何かがおかしいと感じはじめます。

その後、側近に盗ませた王の薬房日誌を見てみると、10日前のページに“悪寒、発熱、頭痛”といった症状が書かれていました。

「天然痘は発熱しないはずだ」と怪しむチャン世子。

さらに、次の日以降のページは白紙となっており、危篤の王様に薬の処方もされていないなんて明らかにおかしいと感じるのです。

チャン世子は真実を究明するために、王を診断したイ・スンヒ医師をさがすべく、側近ムヨンとともに宮殿を出るのでした。

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韓国ドラマ【キングダム】のネタバレ

ゾンビの誕生

東菜トンネにある診療所では、女医のソビ(ペ・ドゥナ)が患者の手当てをしていました。

診療所にはろくに食べ物もない状態で、患者は病気やケガだけではなく飢えにも苦しんでいるのです。

何かを食べなければ薬も効かないと、医師たちも困り顔。

そんな中、責任者のイ・スンヒ医師が帰ってきたことに一同は喜びますが、彼の荷台にはダニの遺体が乗っていました。

この診療所の責任者こそが、王を診断したイ・スンヒ医師なのです。

そして彼は、(冒頭で)ゾンビの王様に食べられたであろうダニの遺体を持ち帰ってきました。

山菜を採りに行ったソビ女医が診療所に戻ってくると、患者たちはみな食事をしていました。

食料なんてないはずなのに……。

実は、患者のひとりであるヨンシンが、このままだと餓死してしまうという理由で、ダニの遺体を煮込んで食事として患者に配っていたのです。

そんなヨンシンを診療所の一室に呼び出し「なんてことをしたの」と咎めるソビ。

飢えるよりマシだと反論するヨンシン。

2人が口論している間、部屋の外では、ダニの遺体を食べた者たちが続々とゾンビ化していたのです。

チャン世子が謀反の罪を着せられる!?

重臣のハクチュは、チャン世子に謀反の罪を着せようと画策。

ハクチュの息子がチャン世子を捕らえようとしますが、世子の姿はどこにも見当たりません。

(チャン世子は、イ・スンヒ医師を探すためにすでに宮殿を出ていたのです)

その頃、謀反の罪を着せられかけていると知ったチャン世子は、側近のムヨンに本音を語ります。

「実際のところ、私は謀反を考えていた」と。

側室から生まれた自分は常に立場が危うく、生きのびるために謀反を考えたと言うのです。

お腹の子を次の王にしたい王妃にとって、現在の王位後継者である自分は邪魔な存在だからいつ殺されるか分からない。

そんな不安をチャン世子は常に抱いているのです。

数日後。

チャン世子とムヨンは、目的の“東菜の診療所”に到着するもどこか異様な雰囲気を感じます。

診療所の門には杭が打ちつけられ、屋根のうえには鋭利な竹がズラっと並び、まるで外からの侵入者を防いでいるかのよう。

2人が慎重に中を進んでいくと、床下に大量の死体が転がっていました。

役人たちを呼んで死体を引っ張りだすと、なんとその数は48体。

チャン世子は、遺体のなかにイ・スンヒ医師が見当たらなかったことから、イ・スンヒがまだ生きていると判断して探すことにします。

町なかで聞き込みをしていると、「診療所の生き残りであるソビ女医が、氷の谷にいるらしい」という話を聞きました。

チャン世子が氷の谷に到着してソビに話を聞くと、彼女は“生死草”を探していると言い、さらにこう続けます。

師匠のイ・スンヒ医師は、生死草である人間を生き返らせてしまった

イ・スンヒ医師は死に際に、生死草があればこの病(ゾンビ)を治せると言っていた

ソビの話を聞いたチャン世子は、イ・スンヒが生き返らせたその人物こそが王様なのではないかと直感します。

対してソビは、床下の死者たちを役所に移動させたと聞いて激しく動揺。

「あの者たちは、死んでいません」

ゾンビは夜明けになると日が当たらない床下に隠れ、日が沈むころに動き始めるのです。

夜はゾンビに、昼は重臣ハクチュに命を狙われる!?

日が沈んだころ、役所で眠っていた死者(ゾンビ)たちが一斉に動き出し、生きている人間に食らいつきます。

役所は大パニックになり、役人をはじめとする人間たちがゾンビから逃げまわりますが、多くの人が食われてしまいました。

食われた(噛まれた)人もゾンビ化し、東菜の町はゾンビで溢れかえってしまうのです。

夜明けになりゾンビが眠りはじめた頃、生きのびた人間たちが役所に集結。

そこにチャン世子も現れて、役人たちに指示をしました。

ゾンビは首をはねるか、遺体を燃やすこと

東菜の町を隔離し、民を船で避難させること

その後、チャン世子が船着き場に到着すると、船に乗りそびれた民たちが立ち尽くしていました。

どうやら、村のたった一隻の船には貴族や役人たちが乗ってしまい、その船はすでに村を離れてしまったようです。

居合わせたソビ女医は「ゾンビが外に出られなかったうちの診療所なら、ひと晩しのげるかもしれません」と提案。

民、ソビ、ヨンシン、チャン世子たちは診療所に移動し、その日は何とかゾンビから身を守ることができました。

ところが、安堵したのもつかの間。

重臣ハクチュの命令でチャン世子を捕らえにきた役人たちが、診療所にやってきて建物を取り囲むのです。

役人たちは次々と弓を放ち、それにより多くの民たちが死亡……。

かろうじて生き延びたチャン世子の一行は、アンヒョン大監に助けを求めることにしました。

アンヒョン大監は、チャン世子のかつての師匠。
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結末までのネタバレ

アンヒョン大監は敵?味方?

チャン世子せじゃの一行は、船で逃げたはずの役人・ボムパルの姿を見つけます。

ボムパルの話では、船にこっそり積まれていた遺体(ゾンビ)が夜になって暴れ出したため、船に乗っていた者たちは皆ゾンビ化し、自分だけが何とか逃げのびたとのこと。

船は今 尚州にあるはずだと聞いたチャン世子は、尚州に向かうことにするのです。

尚州では、民たちが肉や米を食べ、上等な絹も手に持っていました。

それを見たチャン世子は、船に積まれていた荷物だろうと察して民たちに話を聞くことに。

「船にあった遺体は土に埋めた」

と聞いたチャン世子一行がその場所にいくと、ちょうど日が沈んでしまったため、土に埋められた遺体(ゾンビ)がいっせいに動きはじめます。

死を覚悟するチャン世子たち。

そこに、兵を率いたアンヒョン大監が現れてゾンビを一掃しました。

一撃で首をはねたり草木を燃やしたりと、手際よくゾンビを倒すアンヒョン大監たち。

ゾンビを一掃した後、チャン世子はアンヒョンとの再会を喜びます。

しかしその一方で、ソビはアンヒョンに疑問を抱いていました。

“アンヒョン大監は、ゾンビの処理に慣れているようだ”と……。

実はアンヒョン大監は(なぜかは分かりませんが)イ・スンヒ医師の病床日誌を持っているのです。

おそらく、日誌のおかげでゾンビの対処法も知っていたのでしょう。

王妃の秘密

重臣のハクチュは、娘の王妃が男児を生むのを心待ちにしていました。

予定どおりならばあと1か月で子が生まれ、その子を次の王にたてればハクチュの権力も盤石となるからです。

そのためにも、現在の王位後継者であるチャン世子をさっさと始末したいハクチュ。

一方、宮廷では王妃が着替えをしていましたが、彼女のお腹には詰め物が入っていました。

王妃は妊娠などしていなかったのです。

ならば、1か月後に生まれてくるはずの子供はどうするのか。

実は漢陽(地名)には、身寄りのない出産間近の女性を世話する施設がありました。

しかし、世話をする裏では、生まれた子が男児ではなかった場合、母子もろとも殺されていたのです。

おそらく王妃は、施設で生まれた男児を“自身が生んだ王子”として育てるつもりなのでしょう。

ゾンビの本当の弱点

薬草を採りに行ったとソビとボムパル(役人)は、氷の谷を見つけて中に入っていきます。

そこにはゾンビを治せるという生死草が生えており、ソビが採取したその時……。

昼間なのにゾンビたちが現れたのです。

そこでソビは気づきました。

「ゾンビの弱点は太陽ではなく、気温だったのよ」

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韓国ドラマ【キングダム】の感想

時代劇×ゾンビという組み合わせが新感覚で楽しめました。

ただ、王様がゾンビ化していることは、冒頭で明かしたほうが物語がより分かりやすかったのではないかという気もします。

本作【キングダム】の興味深いところは、ゾンビへの対応策です。

歴史ドラマゆえに武器も限られ、ゾンビに対応するためには頭を使うことが要求されるので、それがドラマを面白くしているのです。

ゾンビの身体能力はほとんど人間と変わりませんが、足が速いのでゾンビからの逃走劇は見ごたえ抜群。

ゾンビが人間をとらえた瞬間の飛びかかる様や、逃げまわる人間が階段から転げ落ちる様など、細かいアクションも質が高いです。

また、ゾンビだけではなく、宮廷の権力争いがドラマに大きく絡んでいるところも面白い。

重臣ハクチュに廃されてしまいそうなチャン世子の今後も気になるところです。

※【キングダム】シーズン2のネタバレ感想はこちら。

【キングダム】シーズン2第1話・2話のネタバレ感想(韓国ドラマ)
韓国ドラマ【キングダム】シーズン2第1話・2話。ゾンビが昼間にも出現して大パニック!? チャン世子は、悪の根源であるハクチュの殺害を決意しますがうまくいくのでしょうか!? この記事では、ネタバレ感想とゾンビについての解説をお届けします。