ドラマ『きのう何食べた?』4話では、シロさんとケンジの出会いから一緒に暮らすようになった経緯が描かれました。
また、時期がクリスマスということで、いつもより豪華なディナーが登場!
しかも、ケンジの毎年のリクエストが同じメニュー!?
ただこれはケンジにとって特別なメニューだったのです。
ドラマ『きのう何食べた?』
ドラマ『きのう何食べた?』4話のあらすじ
シロさんの父・吾郎の手術が始まりました。10時間にも及ぶ手術で、贅沢だったかもと言いながらも、待ち時間を考えるとやはり個室で良かったという母。
シロさんの父の手術は、腸の一部を食道に移植するというものでしたが、その方法ではうまくいかず別の場所から移植しようとするも壊死してしまう。また別の場所を……と模索しているとのことで、さらに4時間という長い時間がかかってしまいます。
手術を待っている間、パニックを起こしたり、神に祈ったり泣いたり忙しいシロさんの母。いつもは必ず持ち歩いているというハンカチを忘れたという母にシロさんは、ケンジが母にと手渡してくれたミニハンカチを渡します。
病院にいるとハンカチを使う機会が増えるからというケンジが、「お母さんに渡して」と……。
ケンジならではの優しい心遣いでした。
普段冷静な母のそんな姿に、「おかあさんはお父さんの事が本当に好きだったんだね」というシロさん。「当たり前よ、大好きよ。好きに決まってるじゃない」という母。
一緒に暮らしていて心地よく、自分らしくいられる。シロさんは、自分が見ていた両親とは違う姿を見て微笑みました。
手術は無事に成功し、シロさんと母は自宅に戻ってきます。翌朝には父の意識も戻り、「いっぱい寝た」と元気そうな顔を見せました。
「お父さんが元気になったらまたいらっしゃい。天ぷら揚げるから」という母にシロさんが訪ねます。「天ぷらは大好物だけど、揚げ方が難しい。コツはなに?」
すると母は「思い切りが肝心」と答えたのです。シロさんはその言葉に、かって自分が”思い切った事”があった時を思い出したのです。
ドラマ『きのう何食べた?』4話のネタバレと感想
シロさんとケンジの出会い
シロさんとケンジの出会いは、3年前でした。当時シロさんが付き合っていた彼と、ゲイバーを訪れた時の事。シロさんがゲイバーに行ったのはその時が初めてでした。
付き合っている彼がいるのに、こんなところに来る必要はないだろうと思っていたシロさんに、「シロはモテるタイプじゃない」という彼の言う通り、全くモテなかったのです。
シロさんはそこで初めて、ゲイにもモテファッションがあることを理解し、改めて鏡の中の自分を見てみると……。
そこには、どう見ても女子が合コンでスッピンで来るくらい場違いな自分がいました。ケンジと知り合ったのはその時です。
彼が、店に来ていたケンジを紹介してくれました。ケンジは、明らかに場違いなシロさんを褒めてくれたのです。
その後、交流がないまま月日が流れたある日。シロさんがたまたまケンジの務めている美容室に行ったのがきっかけで再会。
シロさんは、当時の彼とは別れており、ケンジもまたフリーだったようで、2人の家が近所だったということもあり、たまに飲みに行ったり食事をしたり、よく会うようになったのです。
そんな中、ケンジの住むアパートで水漏れを起こし、部屋が水浸しでグチャグチャになっているといいます。とりあえず、職場の店長の家に厄介になっていると言うものの、店長は家庭持ち。
奥さんに悪いと思うけど、自分は貯金がないから引っ越すことも出来ないというケンジに、シロさんは意を決して言ったのです。
「ウチ、来る?」シロさんが人生で一番思い切った瞬間でした。
シロさんの告白、2人のデートシーンでは「実写化の破壊力が凄い」とか「塩対応のシロさんがデートで笑ってる」など、原作超えとの声が上がっています。
また、シロさんの「ウチ来る?」とケンジを誘うシーンは、可愛いらしくてキュンとするといった声も見られました。
今回の料理は2人の思い出がいっぱい!
手軽にできて見栄えのいいお料理ばかりなのでおすすめです。
特売で購入したトマト缶を使った絶品ラザニア、鶏肉の香草パン粉焼きと明太子とサワークリームを混ぜたものをバゲットに塗って食べる。
特に、サワークリムと明太子ディップはケンジの大好物というものでした。
ケンジは、クリスマスには毎年この料理をリクエストするという事で、1年に1度同じメニューがテーブルに並ぶようです。
しかし、ケンジにとってこのメニューは特別なメニューだったのです。
3年前、シロさんとケンジが一緒に暮らすことになった日の最初のメニューだったからでした。
そして、その日もちょうどクリスマス当日でケンジにとって大切な日。
思い出を大切にしたいケンジの優しい一面はこんなところにも表れているんですね。
ラザニアと香草焼きは同時にオーブンに入れて焼くだけだし、ディップも混ぜるだけで簡単に作れるので、ちょっとしたホームパーティや自宅女子会、彼との特別な日などに活躍できそうです。
シロさんが改めて思った心地よい生活
シロさんは、ケンジは決して好みのタイプではないものの、一緒に暮らす相手としては正解だと言います。
シロさんの母も、「いつもいつべき場所に居ないと、もうこのままいなくなっちゃうんじゃないかと心配になる。一緒に暮らしている人は特別だ」と話していました。
いるのが当たり前になっているから、居なくなって本当の大切さが分かる、という事なのでしょうね。
それが”空気のような存在”という事なのではないかと思います。
普段、あって当たり前の空気ですが、なくなると生きていけない大切な存在。
シロさんも気づかないうちに、ケンジとの生活が心地いいものになっているのかもしれませんね。
今回はケンジとシロさんの出会いから、一緒に暮らすまでの経緯が描かれていて、2人は運命の糸で繋がっているのだと思いました。
たまたま行ったゲイバーで知り合い、たまたま行った美容院で再会し、たまたまケンジのアパートが水漏れし、たまたま2人がフリーだった。
シロさんは、ケンジがタイプではないと言いますが、じゃあシロさんのタイプはマッチョなのかしら?と思った瞬間です。
ケンジはシロさんにドキッ♡としたようですが、シロさんは自分とは真逆なタイプを好むのかもしれませんね。
それもまた、シロさんの違う一面を見られたような気がします。
【視聴率】
1話:3.2%
2話:3.5%
3話:2.7%
4話:2.9%