【孤城閉〜仁宗、その愛と大義〜】44話・45話・46話のあらすじとネタバレ感想。宗実と高滔滔の婚儀で賑わう中、趙禎は徽柔の婿として李瑋を選びました。しかし、徽柔は李瑋よりも容姿端麗で聡明な曹評に惹かれていたので、この縁談に不満を抱きます。
44話のあらすじネタバレ
酒楼での蘇舜欽たち学士の言動が問題になりました。
王拱辰は蘇舜欽には横領の疑いもあるとして処刑すべきだと進言します。
趙禎は都を離れることになった韓琦と言葉を交わしました。
韓琦は己の降格を受け入れた上で、蘇舜欽の減刑と新政派の保守を趙禎に諫言します。
一方の張茂則は、先日酒楼で見かけた少女が宮中から逃げた女官だと気づき、再び酒楼を訪れました。
少女を問い詰めた結果、死んだ瑶瑶公主の顔を抜いた手巾に花粉が染み込んでいたことや、瑶瑶の隠れた場所が蘭苕の部屋だったことを知ります。
蘭苕は趙禎の髪結い係となり共寝もしましたが、張妼晗の前で得意げな顔を見せることはなく慎重に仕えます。
宗実と高滔滔の婚儀で賑わう中、趙禎は苗心禾に、徽柔の婿として目星をつけている人物がいると話しました。
そして趙禎は、徽柔とその人物を、宗実の婚姻祝いの場で引き合わせるつもりでした。
44話の感想
韓琦まで都を離れてしまうなんて、朝廷には忠心がほとんどいない状態になってしまいました。
世継ぎもいないことを考えると、宋の将来が心配です。
徽柔がようやくメインキャストに代わりました!とても可愛い!
趙禎は徽柔の婿となる人物に目星をつけているようですが、もしかして李瑋でしょうか。
相手が誰であれ、徽柔が幸せになれると良いのですが。
一方、司馬光は以前に梁懐吉を許してくれたから良い人かと思いましたが、まじめ過ぎて逆に面倒くさいタイプかもしれません(笑)
45話のあらすじネタバレ
宗実と高滔滔の婚姻を祝う宴が宮中で催されました。
多くの皇族や親族が集まる中、曹丹姝の甥である曹評たちもやってきます。
徽柔は曹評をひと目見て、以前に神輿の上でパフォーマンスをした者だと気づき、挨拶もそこそこに曹評を連れて御花園へ。
曹評は徽柔や他の者たちの前で“球打ち”の腕を披露し、大いに盛り上がりました。
一方の張妼晗は宴に出る気はありませんでしたが、曹丹姝が曹評の件で弾劾されたと聞き、顔を出すことに。
張妼晗は宴の場で あえて曹評の浮ついた噂を語り、「どうやら、徽柔公主も曹評に魅入られたようですね」と言い、この場に徽柔がいないことを指摘します。
趙禎は慌てて徽柔を探しに御花園へ。
すると、曹評が手ずから徽柔に球の打ち方を教えていました。
それを目にした趙禎は、険しい顔で2人を見つめるのでした。
趙禎が宴の席に戻ると、挨拶をしに来た李瑋が「徽柔に菓子を渡したい」と願い出ます。
父の李用和は「御名を呼ぶのは禁忌だぞ!」と叱りつけましたが、趙禎は「徽柔を名前で呼ぶことを李瑋だけに許す」と言いました。
宴の後、曹丹姝は趙禎に、李瑋を徽柔の婿に決めるのはまだ早いのではないかと助言しました。
大臣らは趙禎に、元昊が子に殺され西夏が混乱に陥っていることを報告しました。
趙禎は状況を見守るよう命じた後、養子の宋実を皇太子にすると宣言します。
一方の夏竦は賈玉蘭に、宰相になる野望を語りました。
しかし、賈玉蘭は「頼みの張妼晗が3人目の子までもを亡くしたから、希望はない」と言います。
すると、夏竦は「蘭苕が陛下の子を懐妊した」と教えました。
45話の感想
完璧な曹丹姝が糾弾され、心なしか趙禎が嬉しそうなのは気のせいでしょうか(笑)
趙禎は初夜の段階から、完璧な曹丹姝を敬遠していましたよね。
他人の完璧さにコンプレックスでも感じているのか、趙禎が寵愛する張妼晗は完璧とは真逆の女性ですし、徽柔の婿に選んだ李瑋も完璧からかけ離れています。
趙禎が父親として、浮ついた曹評よりも、一途そうな李瑋を好ましく思うのは分からなくもないですが。
ただ、李瑋は徽柔を名前で呼ぶ禁忌を犯したり、少し愚鈍なところもあり、娘を嫁がせるには頼りない気もします。
46話のあらすじネタバレ
容姿端麗で聡明な曹評に好意を寄せる徽柔は、趙禎が決めた李瑋との婚姻に不満を抱きます。
一方、趙禎は朝議で徽柔の結婚相手として李瑋の名前を挙げると、大臣は満場一致で賛成しました。
その夜、趙禎は曹丹姝の宮を訪れます。
曹丹姝は李瑋が徽柔にふさわしい相手だと認めた上で、徽柔本人は李瑋を好ましく思っていないことに触れました。
趙禎は、李瑋なら徽柔を心から愛してくれるはずだと言い、さらに言葉を続けます。
「李瑋は他の者のように、邪推したり画策したりせぬ」
遠まわしに画策を疑われた曹丹姝はショックを受け、「陛下は仕方なく私を娶り、娶ったあとも長い間 私を嫌悪していた」と不満を口にします。
曹丹姝はさらに言葉を続けました。
「そんな仕打ちをしておいて、陛下に媚びを売り 寵愛を得ろと?それに、画策したのはご自分のほうなのに、私の画策を疑うとは」
趙禎が怒って酒瓶を割ると、曹丹姝は趙禎にお帰りを促しました。
「帰らぬ!」
趙禎は声を荒げた後、強引に口づけして曹丹姝の体を求めました。
夜明けに目を覚ました曹丹姝は、隣で眠っている趙禎を愛おしそうに見つめます。
すると突然、外から「火事だ!」という叫び声が聞こえてきました。
曹丹姝はただちに侍従たちに指示を飛ばし、趙禎の身を第一優先で守ります。
46話の感想
珍しく大臣たちが全員一致で趙禎に賛成しました。
ただ、徽柔にまったく好かれていない李瑋が少し可哀想です。
両想いの相手に嫁げたらそれが一番ですが、この時代では難しいのでしょうね。
趙禎と曹丹姝がついに一夜を共にしましたが、まさか、あんなに荒々しい形の初夜になるとは!!
少し強引だった気がしますが、事後の曹丹姝が幸せそうだったので安心しました。