「黒豊と白夕（こくほうとはくせき）」39話・40話・41話のあらすじとネタバレ感想。
風写月は玉無縁の指示を受けた断魂門の毒矢により落命。風惜雲が病床の青州王に風写月の死を伝えに行くと青州王も青州を風惜雲に託して息を引き取りました。
39話：血鳳陣
風写月は腹心に民を避難させるように指示し、自ら出陣して戦いました。玉無縁は木陰から断魂門に毒矢を射らせて風写月の命を奪います。
風惜雲が病床の青州王に風写月の死を伝えに行くと、青州王も青州を風惜雲に託して息を引き取りました。風惜雲が青州王に即位することになり、豊蘭息はそばで支えると誓います。
青州軍は山に潜伏して幽州軍の先鋒をかく乱した上、初代青州王が考案した無敵の布陣”血鳳陣”で迎え撃つのでした。
父と兄を同時期に失った風惜雲の心中を考えると辛いです。豊蘭息が一緒に青州に来てくれていて本当によかったです！風惜雲は豊蘭息と一緒に青州を立て直すことができるのでしょうか。
40話：皇朝の企み
青州軍に惨敗した幽州王は悔しがり、幽州の秘密兵器である大砲を出動させます。
幽州軍が大砲に点火しようとした時、風惜雲が砲口めがけて火のついた矢を放ち1門の大砲を爆破させました。続けて豊蘭息も砲口に向かって矢を射りますが、皇朝は剣で矢をなぎ払って阻止します。
風惜雲は「策はある」と言って一旦砦から兵を退かせました。砦が無人になったと知った幽州王は大砲の威力におじけづいて逃げ出したと思い込み、砦を占拠して大砲も砦の中に隠します。
実は風惜雲は砦を明け渡したふりをし、幽州軍が大砲を砦の中に隠したら密かに破壊しようとしていたのです。風惜雲と豊蘭息が大砲の隠し場所に向かっていると、策に気づいた皇朝と玉無縁が行く手を阻みました。
その時、遠くで火の手が上がっているのが見えます。皇朝と玉無縁が火の手に気をとられた隙にその場を逃げ出す風惜雲と豊蘭息。
その後、白琅華、修久容、韓樸が風惜雲と豊蘭息のところに来ます。実は3人は青州軍が幽州軍の大砲を破壊するのに協力していたのでした。
また白琅華は風惜雲に、白建徳の遺品を整理したら玉佩がなくなっていたと知らせます。修久容はその玉佩は玉家が彫らせたものだったようだと言いました。風惜雲は白建徳の死には玉無縁が関わっていると考えます。
白琅華と修久容はこの後調査のために辺境にいる護令者に会いに行くと言いました。韓樸は傷ついた兵の手当てをするためにここに残りたいと言います。
風惜雲と豊蘭息は、皇朝はこの戦いで幽州と青州を弱らせ、冀州が漁夫の利を得るつもりだと気づくのでした。
翌日、馬車に乗って自ら出陣してきた幽州王を風惜雲は矢で威嚇。馬車から落ちた幽州王は取り乱して気を失ってしまいました。皇朝は華純然から兵符を受け取り、幽州軍の総帥となります。
幽州軍に大砲を使われる前に破壊するという風惜雲の策はさすがですね。
皇朝の思惑どおり、幽州王が戦えなくなり皇朝が幽州軍の総帥となってしまいました。風惜雲と豊蘭息は皇朝に対抗できるのでしょうか。
41話：墨羽騎
冀州軍が幽州軍に合流するために近づいていると知った豊蘭息は自分の私兵である墨羽騎を呼びに行くことにします。
風惜雲は豊蘭息から以前もらったのと同じお守りを渡して無事に戻って来ることを祈りました。豊蘭息は風惜雲の額に口づけして出発します。
その頃、玉無縁は密かに北州と商州に文を送っていました。また玉無縁は血鳳陣を分析し、陣を破る策を皇朝に授けます。
翌日、冀州軍とともに武装した皇朝の妹、皇雨が幽州軍に到着しました。皇朝は名目上は皇雨を玉無縁の護衛に任命しますが、玉無縁には密かに皇雨を守ってほしいと頼むのでした。
豊蘭息が戻って来る前に、冀州・幽州連合軍に血鳳陣が破られてしまいます。青州の領土を死守するために先頭に立って戦う風惜雲。
風惜雲が敵兵に囲まれて窮地に陥った時、やっと豊蘭息が到着します。それを見て一旦兵を退いた皇朝と玉無縁を豊蘭息は追撃。その時、豊蘭息は玉無縁が応戦してきた技が”蘭因璧月”だと気づきます。
豊蘭息と風惜雲は断魂門の黒幕は玉無縁だと考えるのでした。
北州と商州も兵を南下させ始めたと知った皇朝は、青州に和議を申し入れてきます。
情勢は落ち着いたと見た豊蘭息は雍州に戻り、雍州王に風惜雲との婚姻の許しを得ることにしました。雍州王は雍州の世子が青州の王を娶るは不釣り合いだと言い、婚姻の日に王位を譲ると宣言します。
玉無縁が北州と商州に文を送ったのは皇朝のためではなく、自分の策のためだったのでしょうか。玉無縁の行動が今後戦況にどう影響してくるのか気になります。
また今まで冷たかった雍州王がやっと豊蘭息を認め、風惜雲との婚姻を許した上に王位も譲ると宣言してよかったです！豊蘭息と風惜雲の婚姻によって他州がどう動くのかも気になりますね。