古相思曲(こそうしきょく)7話・8話・9話ネタバレ

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9話 卵が先か、鶏(にわとり)が先か

無双の軍

妓楼に着いた皇帝は陸鳶と一緒に沈不言がいることに不満をあらわにしますが、陸鳶はこれから演奏する曲は箜篌と竹笛の合奏で完成すると説明します。

皇帝が民を徴兵して北伐することを阻止したい陸鳶と沈不言は皇帝の幼少期の思い出の曲を演奏して民の平和を願っていたことを思い出させ、戦では民が犠牲になることを説きました。

演奏を聞いて涙を流した皇帝は「ならばよい策を授けてくれ」と言います。すると沈不言はたくさんの卵と1つの石を取り出し、卵を1つずつ石にぶつけていきました。当然卵は割れます。

陸鳶が皇帝に「民の命で石を砕くようなことを?」と問いかけ、沈不言は「民を徴兵し数で北烈を圧倒するよりも無双の軍を作ってはいかがでしょう」と言いました。

興味を示した皇帝に沈不言は鎧を着せた卵を取り出して石にぶつけて見せます。今度は石の方が砕け、沈不言は「武装した1人で50人に勝つ」と言いました。

また沈不言は剣を改良すれば1人で100人と対峙しても敵を遠ざけられると付け加えます。

それを聞いた皇帝が「猛攻を受けたら卵をどう守る」と尋ねると、沈不言は卵を鎧の中から取り出して殻をむいて見せました。その卵はゆで卵だったのです。

そして沈不言は「強い力だけではなく柔軟な思考も必要です」と言いました。

皇帝は沈不言の見識を素晴らしいと言い、ちょうど丞相が空いているのでその職を任せたいと言い出します。妓楼の2階で会話を聞いていた李擁は自分が晟国のため尽くしたことは沈不言の一言に及ばぬのかと涙して去るのでした。

陸時の帰還

皇帝は陸鳶に皇后の証しである鳳牌を渡そうとします。そこへ陸時が西南から戻ってきました。皇帝は陸時を抱きしめて喜びます。

そして皇帝は陸時にここへ来た理由は分かっていると言い、北伐はすでに中止を決めたと告げました。

それを聞いてひざまずいた陸時に皇帝は家族になるのだから君臣の礼は必要ないと言います。驚く陸時に皇帝はそちの姉はもうすぐ皇后となると言いました。

それを聞いた陸時は自分が軍権を握っているのに、姉が皇后になったら朝廷から批判を浴びると言って反対します。

それでも皇帝は陸鳶に鳳牌を受け取るように促し、陸鳶が自分のところに来なければ一生誰も娶らないと言うのでした。

帰り際、皇帝は陸時に”豹のように俊敏で虎のように勇猛”な軍を作るように命じます。そして皇帝は自分を護衛していた楊冲と范松に今日から陸時のもとで鍛錬に励むように言って帰って行きました。

皇帝の馬車を見送った沈不言は、趙啓龍が御者に扮していることに気づきます。沈不言と陸鳶は急いで馬車を追い、鳳牌を使って皇宮に入りました。2人が皇帝の寝殿に入ると、皇帝は頭を押さえて苦しみ倒れてしまいます。

陸鳶は寝殿に北烈で採れる気つけ草、夢憂むゆう草の香りがすることに気づきました。夢憂草は頭痛持ちである皇帝が使えば命取りになる可能性があるのでした。

陸鳶が太医を呼びに行こうとすると、李擁と趙啓龍が寝殿に向って来るのが見え……。

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感想

沈不言と陸鳶は元啓元年以前にも会っているようですね。それにしても元啓15年のタイムスリップでは陸鳶が死に、元啓5年のタイムスリップでは沈不言が死んだので今回も2人は悲しい別れをしてしまうのでしょうか。

また陸鳶が書いた願い事の内容も気になります!

そして8話の時点では李擁は丞相の職を解かれた身で、まだ北烈とも手を組んでいないのですね。李擁はどのような経緯で国を裏切ってしまうのでしょうか。

Photo:「古相思曲(こそうしきょく) ~君想う、千年の調べ~」2023 (c)bilibili
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