2話あらすじネタバレ
温柔は武芸者たちに向けて花火を放ち王小石を助けようとしますが、雷純の配下に人質にされてしまいます。王小石は温柔を助けるために師匠から授かった剣を初めて抜きました。その剣は”最初に誰かのために剣を抜いたらその相手と一生離れられなくなる”といわれている剣でした。
王小石は小箱を拾い上げ、温柔の手を引いて立ち去ろうとします。虫の息だった薛西神はその場で自害。
その後、王小石は剣客に会って雷純の配下を止めてくれたことへの礼を言いました。実は以前王小石が剣客に耳打ちしたのは”手を組もう”という言葉だったのです。剣客が再び小箱を渡せと言うと、王小石はあっさりと渡してしまいました。温柔が驚く横で剣客が小箱を開けるとなんと中身は空っぽでした。
翌日、王小石は温柔に実は青花の鉢の中に金風細雨楼の存亡に関わることが書かれた紙片が入っていたと明かします。また、王小石は剣客にも一緒に都に行こうと誘いました。剣客は白愁飛と名乗ります。王小石、温柔、白愁飛は水路で都に向かうことにしました。
一方、3人が水路を使うと予想した雷純は素性を隠し、大きな船に乗ってわざと渡し場を通りかかります。一行は都まで雷純の船に乗せてもらうことにしました。
金風細雨楼では楼主が病に倒れ、若楼主の蘇夢枕と香主の花無錯が後継者の座を狙っていました。実は花無錯は20年以上前に内通者として六文半堂から金風細雨楼に送り込まれた者。楼主はそれに気づきながら黙認していたのです。楼主は自分の死が近づき、花無錯が六分半堂の者だという証拠の紙片を息子である蘇夢枕に届けさせようとしていたのでした。