- 製作:2022年
- 原題:説英雄誰是英雄
- VOD:[Prime Video] [U-NEXT]
江湖英雄伝~HEROES~あらすじネタバレ13・14話。王小石はなんとか六分半堂の牢から脱出。白愁飛とともに蘇夢枕に合流しました。蘇夢枕は雷衝に追われていた仲介人の弟を救っていましたが、六分半堂の兵たちに囲まれてしまい……。
13話
王小石は朱小腰が廊下に投げ出して行った鍵をなんとか剣で引き寄せ、六分半堂の牢から脱出。白愁飛とともに蘇夢枕に合流しました。蘇夢枕は雷衝に追われていた仲介人の弟を救っていましたが、六分半堂の兵たちに囲まれてしまいます。
蘇夢枕は王小石たちに近くの麺の露店の席に座るように言い、夜が明けて刑部の巡視が再開するのを待つことにしました。夜が明けた後、雷損と狄飛驚が現れて仲介人の弟を殺そうとします。そこへ刑部の巡視が来て「何事だ」と問いました。すると蘇夢枕は「六分半堂と約束をし麺を食べに来た」と答えます。六分半堂の者たちは帰って行きました。また王小石が「麺でもいかがです?」と言うと刑部の巡視も引き揚げて行きます。
仲介人の弟は生まれつき口がきけないようで六分半堂の悪事について聞き出すことはできそうもありませんでしたが、蘇夢枕は彼を金風細雨楼で世話することにしました。
蘇夢枕は王小石と白愁飛に六分半堂は”天下は自分たちのものだ”と豪語する有橋集団という組織と結託していると話します。また有橋集団には傅宗書の他にも黒幕がいると説明しました。
その後、王小石は”あの日の真相”を確かめるために朱小腰を訪ねますが、話の途中で何を言いたいのかわからなくなってしまいます。朱小腰は「ゆっくり考えをまとめて」と言って部屋を出て行きました。そして入れ替わりに温柔が王小石の向かいに座ります。温柔は朱小腰にからかわれただけで本当は何もなかったと教えました。
王小石は温柔に自分の持っている挽留剣はある者のために抜くと一生その者のから離れられなくなる剣だと明かし、先日温柔のために抜いたことを話すのでした。
一方、白愁飛は王二から絵が売れたと言われ、その売り上げを受け取ります。
後日、王小石は温柔を連れて沃夫子夫妻を訪ねました。温柔は沃夫子夫妻の様子を見て”共白髪で余生を楽しむ”とつぶやきます。その後王小石と温柔は思わず見つめ合い、照れるのでした。
実は白愁飛の絵を買ったのは雷純だったのです。雷純は白愁飛の絵が蘇夢枕の好みだと思い、蘇夢枕に贈りました。蘇夢枕は西北に行った時に買った玉の首飾りを雷純に贈ります。
14話
王小石と温柔が夜の街を散策していると、船から人が落ちたという騒いでいる人々がいました。王小石はとっさに池に飛び込んで溺れていた男を船に引き揚げ、医者を呼ぶように言います。ところが船にいた女子たちは誰も動こうとしません。それどころか溺れていたはずの男も笑い出します。男は女子の中で誰が助けてくれるか試すためにわざと池に飛び込んだようでした。
呆れて立ち去ろうとする王小石を女子たちが引き留めるのを見て、温柔は激怒します。女子たちにバカにされた温柔は自分は洛陽王の娘だと身分を明かしました。すると溺れたふりをしていた男が温柔に突然「妻よ」と呼びかけたのです。この男は温柔の父が決めた縁組みの相手、方応看でした。
王小石は憤慨して温柔を連れて立ち去りますが、方応看はすれ違いざまに温柔が帯につけていた香袋を盗んでいました。
雷媚は雷損に、北方で商いをしていた者たちが粛清されたので代わりに自分が商いに関わりたいと申し出ます。雷損は商いに関わらせる条件として雷媚の父が残した手練れ5人を六分半堂に引き入れることを挙げました。
その後、雷媚は白愁飛から酒楼に呼び出されます。白愁飛は雷媚に酒をおごり、”好機を拒んだことは?”と尋ねました。雷媚は”好機は逃がしたら二度と現れない”と答えます。それを聞いた白愁飛は”人生に自信がなく拒む勇気がないのだな”と指摘しました。
雷媚は”あなたの借りはお酒だけではないのよ あとでわかる”と言います。白愁飛は雷媚に”好機を拒む自由を得られるといいな”と告げて立ち去りました。
一方、雷純は狄飛驚と母の墓参りに行っていました。雷純は父が雷媚を愛人にし、母を忘れてしまったことを嘆きます。
後日、方応看から温柔に”許婚と語り合いたい”という招き状が届きました。方応看は温柔の代わりに自分が方応看を訪問することにします。方応看は王小石の目の前で温柔の香袋をわざと井戸の中に落としました。
王小石が香袋を拾うために井戸に飛び込むと、方応看は仕掛けを作動させて井戸を閉じて立ち去ってしまいます。その後、井戸の底にいる王小石に話しかける声がしました。声の指示に従って王小石が仕掛けを触ると扉が開き、そこには鎖でつながれた男がいたのです。
男は関七といい、雷損に何年もここに閉じ込められていると言いました。2人が話していると壁から水が出てきたので、王小石は関七を助けて一緒に逃げることにしました。
関七の脱走を知った雷損は六分半堂の者たちに捜索を命じるのでした。