海外ドラマ『クリプトン』シーズン1第3話。祖父がいると主張した敵ブレイニアック。
その存在を認めたセグは、亡き祖父ヴァルの意思を継ぎ研究をすすめることにした。そんななか、辺境でブレイニアックのセントリーが発見された。
クリプトン-シーズン1第3話あらすじ
アダムとケムが辺境でブレイニアックのセントリーを見つけ、要塞でヴァルに分析してもらった結果、人工物と天然物の合成であることが分かった。
また”それ”は本体ではなく、単なる入れ物であることも判明する。中身はセントリーで、ケースを開ければ出てくる、ケースを元にセントリーの大きさや形を推測できるとヴァルは言う。
しかし、セントリーは寄生する。ケースを出ると宿主の体を乗っ取り、その星の情報を集める。防衛システムや人工、そしてその星の弱点も……。情報はすぐさまブレイニアックに送られ、宿主は死ぬ。アダムはすぐにケースを破壊しようとしたが中身は空だった。
ロームは辺境で、廃品回収の仕事に就いていた。回収したものは、ギルドに渡すより、闇市で売った方が金になる。生活が厳しかったロームは、娘を養うために危険な仕事に手を出していた。
最初の回収のとき、彼女はケースを見つけた。セントリーを取り出し、寄生されたと気づかぬままに闇市で売っていたのである。
その頃、軍はブラック・ゼロ撲滅のための計画を実行しようとしていた。ブラック・ゼロの拠点がセクター19であるという情報から、セクター19を封鎖してメンバーを排除することにした。
ライタはこの計画に反対の意を示し、「関係のない人々まで巻き込むと、反感を買う」と忠告するも、命令に逆らうことは出来ない。人々に危害を加えないためにも、自らが指揮することに決めた。
一方で、アダムは闇市でセントリーを見つけ、店主が目を離した隙に盗み、セグと合流する。セクター19の騒ぎに紛れて、セグはセントリーを要塞に持っていくようアダムに言う。要塞ではヴァルがセントリーの中身を調べると、すでに宿主を見つけて寄生されていることが分かった。
そんな中、ケムとオーナと一緒にいたロームの腕に異変が起こる。兵士がロームからケムとオーナを引き剥がすと同時に、ロームが覚醒し兵士3人を殺して姿を消してしまう。アダムがケムとオーナと合流し、そこで初めてセントリーがロームに寄生したことを知るのである。
クリプトン-3話の解説と感想
セクター19
セクター19は、ノーランクの人々が暮らす場所でケムのバーや、セグの家もある場所です。ブラック・ゼロはこの場所を拠点にしているとのことで、軍が制圧に入りましたが、拠点は見つからず。
兵士が人々を乱暴に扱ったため反感を買い、殴られている老人を助けようとした人を、コル=ダという女性兵士が撃ち殺してしまいます。
コル=ダはライタに、「ブラック・ゼロかもしれない」と射殺したと言い訳をしましたが、ライタは「確証もなく人を射殺した」という理由で、コル=ダを殺人容疑で逮捕しました。
しかし後にこれが、ライタの身に危険を及ぼすことに……。ライタはノーランクだろうが、ランク持ちであろうが、人には変わらないという平等な考えを持っています。
彼女が、命を懸けてまでカンドールの戦いを挑み、クエックスから隊長の座を奪ったのも、セグ、そしてノーランクの人々を守るためでもあったのです。
クリプトンの情報はすでにブレイニアックの手に渡った!
覚醒してしまったロームは、案の定ギルド内にある情報ハグに侵入していました。セグはロームを止めるため、友達を助けたいからと、ライタからESDを借り受けます。
セグが情報センターで見たロームは既に別人でした。それでもセグはロームに語りかけました。「君にはオームという娘がいる。オームのことを考えろ」と。
呼びかけにロームが一瞬反応した隙に、セグはESDで反撃して失神させ、そのまま彼女を要塞まで運んだのです。
しかし、このとき既にクリプトンの情報はブレイニアックに届けられていました。彼女は、ただ情報を集めるというのではなく、情報を集めながら送る”送信機”の役割をさせられていたのでした。
ロームはロームであってロームではなくなっているので、もしロームが意識を取り戻した時、要塞の情報もブレイニアックに送られてしまう可能性は十分にあります。
セグの行動にはイラっとする時があり、本当に彼がスーパーマンの祖父になるのか?という印象を受けました。すべてを自分で守りたい欲が強いので、何でも自分中心に進めようとします。もう少し仲間を信頼して協力した方が解決策が見つかるような気もするのですが……。
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