卿卿日常-22話
郝葭の懐妊
尹崢は他川からの使者との交渉に九川美食薈を利用していました。尹嵩は尹崢が他川を抱き込んで自分を出し抜こうとしていると考え、郝葭に九川美食薈を偵察するように命じます。
やっと店に来ることができた郝葭を李薇たちは各川の料理でもてなしました。郝葭は尹嵩から偵察を命じられていることを李薇たちに正直に話します。李薇たちは気にしなくていいと言うのでした。
その後、李薇たちは郝葭の腕に傷があることに気づきます。郝葭が尹嵩に暴力をふるわれていると知った李薇たちは密かに郝葭を逃がそうと考えました。ところが話し合いの途中で郝葭が急に吐き気をもよおし……。
屋敷に帰って侍医の診察を受けた郝葭は懐妊していることがわかります。娘しかいない尹嵩は郝葭が男子を産むことを期待するのでした。
一方、川主は和夫人に少主夫人たちが共同で酒楼を始めたことをどう思うかと尋ねていました。和夫人は「少主夫人が商いをすることは法には反しません」と答えます。
続けて川主は尹崢が他の川からの使者との交渉に九川美食薈を使っていることについて尋ねました。和夫人はそのことは初耳でしたが、「使者の接待も九川事務司の職務に含まれます」と答えるのでした。
そんな中、尹岸が九川美食薈の向かいに九川美食大薈という酒楼を開きます。尹岸は九川美食薈に乗り込んできて店員を引き抜こうとしますが、誰も応じようとしません。
次に尹岸は料理を九川美食薈の半額で提供し、客を奪っていきました。
李薇は尹岸に対抗するため、黛川の匂いがきつい料理を他の川の料理と融合させた奇抜な献立を考案します。また料理名で敬遠されないように”山海の旅”や”富を生む花の露”など独特な献立名をつけました。
九川美食大薈は半額にしたせいで味が落ちたこともあり、客は九川美食薈に戻っていきます。
そこへ川夫人の実兄である岳衡が来て、九川美食薈と九川美食大薈の両店は尹嵩と自分が管理するので店を閉めるようにと命じるのでした。
22話の感想
やっと尹岸をギャフンと言わせたかと思ったら、岳衡という新たな敵が現れてしまいましたね。
しかも川夫人の実兄だったら尹岸にしたように懲らしめることもできない……九川美食薈は一体どうなるのでしょうか。