卿卿日常-26話
尹崢と和夫人の和解
李薇たちは今度こそ郝葭を助け出したいと思いますが、その方法に頭を悩ませていました。そんな中、尹岐は川主に郝葭を解放してくれるよう直訴しに行きますが、逆に徐侍医を無断で連れ出した罪で鞭打ちの刑を言い渡されてしまいます。
一方、尹岸も川夫人を訪ね、尹岐は郝葭にご執心だから彼女を助けたという噂が広まっていると伝えました。そして人々に噂を忘れさせるために郝葭に暇を出したらどうかと提案します。
その時、和夫人から川夫人あてに簪が届きました。それは和夫人の輿入れの時に川夫人が贈ったものでした。川夫人は和夫人が尹崢出産後にうつ状態になって自害しようとした時のことを思い出します。川夫人はすぐに郝葭を自由の身にするという令旨(皇后らが出す命令書)を出すと言いました。
また尹岸は尹嵩が重用している祈祷師を呼び出します。尹岸は祈禱師が郝葭の出産時に雲隠れしようとしていたことを指摘し、霊力は偽物なのではないかと脅しました。
そして尹岸は祈禱師の家族を人質にとり、郝葭の赤子の誕生日と人相が不吉だと尹嵩に言うよう強要します。尹嵩は郝葭とともに赤子も追放することにしました。
郝葭は尹嵩にもらった装飾品と衣を置いて肌着姿で屋敷を出て行こうとします。尹嵩は肌着までも置いていくように迫りました。そこへ趙芳如が来てその肌着は自分があげた物だと言ってそのまま出て行かせます。
尹嵩と2人きりになった趙芳如は茶に薬を入れられていたことに気づいていると告げ、あてにしている趙家の鉱山を失ってもいいのかと脅して部屋を出て行きました。
郝葭が靴を履かずに門を出て行こうとすると、侍女は自分の靴を脱いで郝葭に履かせ見送るのでした。その後、郝葭は九川美食薈に身を寄せ、酒楼では産後食を出したり、産後うつについての講座を開いたりするようになります。
そんな中、和夫人が李薇を呼び出しました。和夫人は九川美食薈で産後うつの講座を開くことで郝葭の噂が広まってしまうと李薇を咎めます。
李薇は謝罪し、郝葭が宮中を出られるように和夫人が川夫人に口添えしてくれたことのお礼を述べました。和夫人は「昔を思い出しただけ」と言います。李薇は思い切って和夫人も尹崢を産んだ時に心を患ったと聞いたことを切り出しました。
和夫人が「申し訳ないと思っている」と言った時、李薇を心配した尹崢が部屋を訪ねてきます。李薇は和夫人に「もう自分を許しては」と言い、失った過去を取り戻したいなら尹崢本人と向き合うべきだと助言しました。
その時、尹崢が和夫人に話しかけます。李薇は尹崢に和夫人と2人で話をするように言い部屋を出て行きました。和夫人と尹崢は初めて心を開いて話し合い和解します。
その後、九川美食薈の売り上げの中に多数の偽札が見つかりました。川主は尹嵩に偽札の徹底調査を命じます。尹嵩は偽札が出回ったのは紙幣の普及を進めたせいだと尹崢を責めますが、尹崢は精巧な偽札が作られたのは印版が流出した証拠だと言って尹嵩の印版の管理不足を指摘しました。
そう言われた尹嵩は印版を管理していたのは尹岸だと言い返します。尹岸は尹嵩から多忙だから印版の管理を任せると言われたと説明しました。尹崢は偽札が尹嵩の策略だと気づきます。尹崢は偽札を回収するため、九川美食薈に偽札を持っていくと1品無料券と交換するという策を考えました。
26話の感想
李薇たちが郝葭の救出方法に悩む中、尹岐と尹岸が動いてくれたのが頼もしいですね。今回は尹岐はあまり役に立ってませんが……。
そして長い間関係が冷え切っていた尹崢と和夫人が和解できてよかったです!
郝葭が無事に救出できたと思ったら今度は偽札が出回り始めてしまいましたね。郝葭の救出では活躍した尹岸ですが、今回また尹嵩に利用されてしまったようです。
尹崢たちは偽札問題をどうやって解決していくのでしょうか。