34話あらすじ
仲直り
夜になり、蘇慎が”尹崢が胃が痛いと言って苦しんでいる”と言って李薇を呼びに来ました。李薇は庭の池のほとりに倒れている尹崢を抱き起そうとしますが、尹崢は水面を見るように言います。
李薇が池を見るとたくさんの花の形をした灯籠が浮かんでいて、蘇慎は逃げて行きました。尹崢は李薇を庭に誘い出すために胃痛のふりをしていたのです。
尹崢は正直に蕭揚に嫉妬していたと言い、李薇は尹崢のために蕭揚に料理を習っていたと言います。李薇は尹崢に口づけし、尹崢は「君を正室にしたい」と言い2人はまた口づけするのでした。
その頃、尹岐は上官婧と別れるために道を引き返そうとしていました。上官婧が呼び止めて何か言おうとした時、尹岐は道を踏み外しそうになります。尹岐を助けようとして一緒に山道を転がり落ちてしまう上官婧。
尹岐は上官婧の手の擦り傷を心配しますが、上官婧は尹岐が額から血を流していることに気づきます。上官婧は一緒にいたいと言い、尹岐は上官婧を抱きしめました。
上官婧は尹岐の懐に硬い物が入っていることに気づきます。それは尹岐が投獄されている時に上官婧が差し入れた飴でした。尹岐は飴を上官婧の口に入れ、再び抱きしめるのでした。
朝議で尹峻が農業への共通の税制導入について各川と交渉したと報告すると、川主はその交渉は九川事務司の仕事ではないかと指摘します。尹崢は尹峻を立て、自分は商業への税制導入について提案しました。尹峻も空気を読んで尹崢の提案に賛成し、その様子を見た川主は双方の部署で協力して進めるように言います。
尹崢が屋敷に戻ると尹崽が来ていました。和夫人が帰省中なのでしばらく尹崢の屋敷に泊まりたいとのこと。夜になってもなかなか寝ない尹崽に、尹崢は李薇と出会った時の盗み食い事件のことを話すのでした。翌日もわがままぶりに手を焼いた尹崢と李薇は尹崽を学堂に行かせますが、尹崽は学堂でも大暴れ。
尹崢は仕方なく自分の師匠である戴笛に尹崽の指導を頼みますが、尹崽は貴重な本を破いてしまい戴笛は激怒します。尹崢はお詫びに宋武の書房にある貴重な本を差し上げると言って機嫌をとるのでした。
翌日も相変わらずの尹崽の暴れぶりを見て、尹崢と李薇は自分たちの子を持つことが不安になります。そこへ宋武の代わりに宋舞が本を届けに来ました。
実は宋舞が和夫人の養女であった時から尹崽とは不仲でした。宋舞と尹崽はケンカを始めてしまいます。尹崢と李薇が双方に話を聞くと、2人とも和夫人の気を引くために対抗心を燃やしていたことがわかりました。
尹崢と李薇は尹崽を九川美食薈に連れて行き、蕭揚にかわいく盛り付けした料理をたくさん作ってもらいます。この時、李薇たちは九川美食薈に宋舞も呼んでいました。
宋舞と尹崽はお互いのわだかまりを告白し合って仲直りするのでした。
34話の感想
尹崢と李薇が和解し、尹岐と上官婧もお互いの気持ちを再確認することができてよかったです!
宋舞と尹崽が長らく不和だったのはそういう理由だったのですね。こちらも仲直りできて安心しました。
一見平和な日々の中で、何か企んでいそうな尹峻の動きが気になります……。