「卿卿(きょうきょう)日常」6話・7話・8話のあらすじとネタバレ感想。李薇は夫人たちに9州各地の美食を作ってもらって中秋の宴を催しました。
川主はその趣向に大変喜び、李薇に褒美は何がいいか尋ねます。李薇は家族に会いたいと答えるのでした。
6話ネタバレ
中秋の宴
李薇は夫人たちに9州各地の美食を作ってもらって中秋の宴を催しました。川主はその趣向に大変喜び、李薇に褒美は何がいいか尋ねます。李薇は家族に会いたいと答えるのでした。
宴の後、李薇が庭でこっそり焼き肉をしようと炭に火をつけると急に炎が燃え上がりました。実は宋舞が李薇を陥れようと密かに炭に細工をしていたのです。
なんとか火は消し止めますが、李薇は和夫人から棒叩きの罰を言い渡されてしまいました。そこへ川夫人が尹崢を連れてきて、中秋の宴の功績に免じて棒叩きは免じてあげるように言います。
李薇はホッとしますが、川夫人はその代わりに禁足処分にし家族に会う褒美も取り消すと言いました。李薇は激しく落ち込みます。尹崢は炭を燃え上がらせた犯人に気づいていて、宋舞を独断で禁足処分にしました。
夜、尹崢は部屋で泣いている李薇に麺料理を届けます。麺を食べた李薇はそれが誕生日に食べる長寿麺だと気づきました。蘇慎が尹崢は中秋節の生まれだが、毎年宮中の者たちは中秋の宴を楽しむばかりで尹崢の誕生日を忘れているのだと説明します。
その頃、尹岐は甘いものが苦手な上官婧のために特別に唐辛子餡の月餅を用意していました。上官婧はうれしそうに食べるのでした。
水入らず
翌日、李薇は尹崢に内緒で厨房に誕生日の献立を作らせます。尹崢は喜んで食べ、自分からも贈り物があると言いました。するとなんと李薇の両親と弟が部屋に入ってきたのです。
尹崢は李薇の手紙を宮規に反して密かに届けさせ、実家に迎えの者を行かせていたのでした。両親と弟は公には宮廷には入れないため、厨房に届く野菜の樽に隠れて来たとのこと。
夜になり、尹崢は李薇に親子水入らずで食事をさせてあげました。翌朝早く、李薇の両親と弟は宮廷の者に見つからないようにまた野菜の樽に入って帰るのでした。
その後、宮廷は上官婧が怒って実家に帰ったことで大騒ぎになります。実は昨夜、尹岐は上官婧に月餅を食べさせた後、妾を持ちたいと言い出し、上官婧はそれを怒って実家に帰っていたのです。
上官婧の姉は丹川主であるため川同士の関係を悪化させないように、川主は尹崢に尹岐とともに丹川に行って上官婧を連れ戻すことを命じました。また李薇も上官婧の説得のために禁足を解かれ、同行が許されます。
6話の感想
家族に会えなくて落ち込む李薇のために宮中にこっそり家族を呼び寄せるとは尹崢の粋な計らいですね。
と思っていたら同じ日に、妻に実家に帰られてしまうという失態を犯していた尹岐。
そしてそのしりぬぐいをするために尹岐に同行することになった尹崢と李薇がですが、珍道中になりそうですね。
7話ネタバレ
丹川での試練
一行が丹川宮に着くと宴が開かれましたが、尹岐だけには丹川名物の激辛の火鍋が用意されていました。尹崢と李薇はこれは試されているんだと言って尹岐を励ましますが、尹岐は辛さに耐えられず最後は吐き出してしまいます。
夜になり、尹崢、李薇、尹岐は丹川の夜市に行きました。尹崢と李薇は尹岐が厠へ行っている間に変瞼(仮面を次々と変える芸)を見に行きます。人だかりができていたので、尹崢は見やすいように李薇を抱き上げました。
そこへ尹岐が戻って来て、病弱なはずの尹崢が意外と力があることに驚きます。尹崢は慌てて李薇を下ろし、李薇はごまかすようにその場を離れました。
翌日、尹岐に夫功試験が課されることになります。最初の課題は麻雀で、尹岐は丹川の男たちと勝負しますがなかなか上がることができません。
見ていられなくなった尹崢が助言しますが、不正行為と言われてしまいます。この時、丹川主は密かに尹崢の麻雀の腕を見ていました。
尹岐は次の課題の耳かきでも良い点はもらえないまま、最後の課題の辣油作りに臨みます。勝敗は、複数の辣油の中から上官婧が尹岐の作った辣油を当てられるかどうかで決まるとのこと。
上官婧は尹岐の作った辣油がわかりますが、丹川主はどれが尹岐の作ったものかわかっても敢えて当てないという選択もあると助言します。
その後、丹川主は尹岐に上官婧が心を開けない相手なら離縁すると宣言。尹岐は川同士の問題に発展することを恐れて逃げ出そうとします。
李薇は尹岐を説得するために愛がなくても川同士の関係を優先すべきだと言い、私だって尹崢のことは好きじゃないと発言してしまうのでした。尹崢は傷ついて座り込みます。
翌日、李薇は尹岐に”一生妾は持ちません”という誓約書を書かせて丹川主に届けました。その後、尹崢は丹川主のところへ行き、丹川は洪水で新川の支援が必要な時だけ夫人選抜会に候補者を出しているのだろうと指摘します。
丹川主がそれを認めると、尹崢は将来自分が為政者になれたら今の婚姻に頼る同盟関係を商取引による同盟関係に変革すると約束しました。
尹崢が帰ろうとすると、丹川主は今日の午後、自分と上官婧は練兵場で弓の稽古をしていると教えます。
勝負
その日の午後、一行は練兵場に行きました。尹岐を見た上官婧は立ち去ろうとしますが、尹岐は追いかけて話し合おうとします。その時、丹川主は配下に矢で尹岐をわざと狙うように指示しました。
上官婧はすぐにそれに気づいて素手で矢を止めます。尹岐は自分の衣の袖を破いて上官婧の傷の手当てをしようとしますが、衣を破くことができません……。上官婧は自ら尹岐の衣の袖を破いて手に巻くのでした。
丹川主は尹岐に弓術で上官婧と勝負するように言います。尹岐が躊躇したので、尹崢が兄の代わりに自分が勝負すると申し出ました。すると丹川主が自分も妹の代わりに勝負を受けると言い出したのです。
舟の上の的を目隠しをして射ることになりました。最初に丹川主が矢を射り、見事に的を射落とします。次に矢を射る尹崢。陸からは的に矢が当たったように見えますが的は落ちません。
船に乗っていた配下が確認すると、矢は的の中央の穴を見事に通り抜けていたのです!丹川主は自分の負けを認めました。
その後、丹川主、上官婧とともに食事をした李薇は、自分は家が貧しいために勅令で新川に嫁いだと明かします。李薇が好んで新川に嫁いだわけではないと知った丹川主は何か思うところがあるようで……。
翌日、丹川主は自分が尹崢を婿として迎えて新川と丹川の同盟の証しとするという宣旨を下しました。新川の一行は驚きます。
7話の感想
今回は尹岐のドタバタぶりに笑わせてもらいました。またそれとは対照的に、新川では病弱なふりをしている尹崢が、異国の地で本領を発揮しているところがかっこよかったです。
そしてずっと尹崢を観察していた丹川主が予想外の宣旨を下しました!尹崢は自分の李薇への想いに気づいているようですが、いつかは実家に戻ることを夢見ている李薇はどうするのでしょうか。
8話ネタバレ
借款の返済
尹崢は丹川主のところへ行き「私は妻が好きです 相愛でなくても構いません」と宣言しました。その言葉を聞いた李薇も「別れたくはありません」と言います。
そこへ上官婧が来て新川に戻ると言いました。丹川主は尹岐に、上官婧を笑顔にできたら新川に連れ帰ってよいという条件を出します。李薇は尹岐に上官婧の好きな変瞼を習わせて披露させることにするのでした。
数日後、尹岐は上官婧を呼び出して変瞼を披露しますが、仮面は全く変わりません。上官婧が呆れて帰ろうとすると尹岐は仮面をとり、変瞼は習得できなかったが話を聞いてほしいと言いました。
尹岐は中秋節に唐辛子餡の月餅を用意したのは妾を持つのを許してもらいたかったからではなく、上官婧を故郷の味で喜ばせたかったからだと説明します。
そう言われた上官婧は「前に話したことを覚えてる?」と尋ねました。尹岐は今まで上官婧に言われた小言を全部挙げ、上官婧は思わず笑ってしまいます。丹川主は上官婧が新川に戻ることを認めるのでした。
送別の宴で尹崢は1杯の酒で泥酔してしまいます。部屋に運ばれた尹崢は李薇に「私が嫌いなのか?」と言って絡み、突然濃厚な口づけをしてきました。しかしその直後に急に眠ってしまう尹崢……。
翌朝、李薇は昨夜のことを思い出して落ち着きませんが、尹崢は全く覚えてない様子でした。
解決策
その頃、新川では水害で支出がかさみ、金川からの借款を返済できないことが判明。川主は朝議で解決策を相談しますが、良案は出ません。
新川に戻った尹崢に戴笛が早速、借款の返済問題を話します。尹崢は先主の代に官吏に貸して踏み倒された金の回収を提案。その後、尹崢は李薇を呼び出します。
まだモヤモヤしている李薇が何事かと思って行くと、尹崢は「頼み事や贈り物はすべて断ってくれ」と言っただけでした。貸し倒れ金を回収するにあたって弱みを握られないようにするためとのこと。
一方、尹嵩は借款返済の解決策として趙芳如の父が黛川で有名な鉱山主であることを利用し、石炭を金川に融通して返済の代わりとすることを考えていました。
8話の感想
今までかなり不器用な姿を見せてきた尹岐が短期間で変瞼を習得できるわけがないですよね(笑)それでも率直に伝えた尹岐の気持ちが上官婧に伝わってよかったです!
もともと酒が弱い尹崢でしたが、李薇に「好きじゃない」と言われたことがショックで1杯の酒で泥酔してしまったのでしょうか。
酒の勢いでいつもとは違う行動をしてしまっても全く覚えていない尹崢に、李薇は当然モヤモヤしますよねー。
新川に戻ったら借款の返済という新たな問題が発生していましたが、尹崢と李薇はこれをどうやって乗り切るのでしょうか。