【宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~】11話・12話・13話のあらすじとネタバレ感想。楚家で一晩泊まることになった蕭瑾瑜は、楚河に案内されて楚楚とともに巫医の家にやって来ます。すると、塀の中から宦官の遺体が見つかり……。
11話のあらすじネタバレ
楚家で泊まることにした蕭瑾瑜は蕭瑾璃将軍に、楚楚に対する家族の態度がおかしいことや、楚家と関わりのあった巫医こそが父・蕭恒だろうことを話します。
一方、楚楚の兄である楚河は、楚楚の出自を知られることを恐れ蕭瑾瑜を警戒していました。
その頃、蕭瑾瑜のふりをして役所でもてなしを受けている景翊は、偽造銭について調査するよう刺史の李璋と鄭県令に命じます。
また、景翊は鄭県令から楚家の情報を入手し、すぐに蕭瑾瑜に報告しに行きました。
「楚家は全く縁のない死人の墓を守っているらしい。自分たちは節約して、死人の供養に金をかけている」
それを聞いた蕭瑾瑜は、その中に楚楚の母の墓があるのではないかと考えます。
そこへ、酔った楚河がやって来て、巫医の家に幽霊が出るから退治しろと蕭瑾瑜に絡みました。
楚河に案内されて巫医の家に到着した蕭瑾瑜兄弟と楚楚は、塀の中から宦官の遺体を見つけます。
11話の感想
ふと思ったのですが、実は楚楚が蕭恒の実娘で、逆に蕭瑾瑜が蕭恒の実子ではないパターンもあるのでしょうか?
もしそうなら、巫医が楚楚に接触したこともしっくりきます。
それはさておき、楚楚と蕭瑾瑜の関係性があいかわらず素敵です!
“窓のない場所が苦手”という蕭瑾瑜の弱点(秘密)に続き、蕭瑾瑜の胃が弱いという弱点(秘密)をさらに共有する楚楚。
完全無欠に思える蕭瑾瑜の弱点を、ヒロインだけが知っているという関係性にキュンとさせられます。
また、相手への贈り物に、毎回心がこめられているのも素敵です♡
なかなか進展のない2人ではありますが、心の距離は着実に近づいている気がします。
12話のあらすじネタバレ
巫医の家で発見した宦官の遺体を検視した楚楚は、この宦官が武人であったことを突き止めます。
武人を殺せた犯人もかなりの手練れだったはずだと推測する蕭瑾瑜は、事件当時の様子を楚楚と再現しました。
その結果、犯人は座ったか寝たまま宦官を殺したことが分かり、足が不自由だった巫医が犯人ではないかという結論に行きつきます。
しかし楚河は、もし巫医が犯人だったとして、なぜ手間をかけて遺体を保存したのか分からないと疑問を口にしました。
蕭瑾瑜は「証拠を残すためだろう」と推測を述べ、この件は誰にも口外しないようにと口止めします。
その後、楚家に戻った蕭瑾瑜は、石飾りのことを改めて楚楚に尋ねました。
話したがらない楚楚に蕭瑾瑜は、実は父が作った対の石飾りなのだと言い、もうひとつの石飾りを取り出します。
すると楚楚は、自分をそばに置いたのは石飾りのことを探るためだったのかとショックを受け部屋を飛び出しました。
一方、徹夜で楚楚の母親の墓について調べていた景翊は、許家の事件が記されている文書に目を止めます。
死者は許家当主の妹で、臨月でした。
そしてその死者を検視したのが、楚楚の父親である楚平だったのです。
そのことを景翊から聞いた蕭瑾瑜は、検視の日付けが“楚楚の誕生日”と同じであることから、死者のお腹の中にいた子が楚楚ではないかと推測します。
蕭瑾瑜はそれを確かめるため、楚平たちを集めて「楚楚は棺内児(棺の中で生まれた子)なのでは?」と問いました。
すると、ちょうど部屋を通りかかった楚楚にその会話を聞かれてしまいます。
楚平と楚河は必死にごまかそうとしますが、祖父は楚楚に真実(棺内児であること)を話しました。
すべてを話し終えた祖父は、事実を隠した罪は自分たちが償うから楚楚を罰さないで欲しいと蕭瑾瑜に懇願します。
楚楚は慌てて跪き、石飾りのことを全て話すから家族を罰さないで欲しいと蕭瑾瑜に縋りつきます。
蕭瑾瑜は「私を信じろ。私を信じられないのか!」と言いながら吐血して倒れました。
12話の感想
今回、楚楚の出自が明らかになりました。
許家とは何の関わりもないのに、楚楚を保護して育ててくれた楚家はいい人たちですね。
ただ、肝心の楚楚は、自分は死者のお腹の中から生まれたのだという真実を知りショックなはず。
楚楚は蕭瑾瑜のことでもショックを受けたばかりですし(石飾りのこと)、ショックが重なったせいでやけを起こさなければ良いのですが……。
13話のあらすじネタバレ
西平公主は薛汝成(蕭瑾瑜の師匠)に、冷月の祖父が率いる西南軍を探ってほしいと依頼しました。
一方、血を吐いて倒れた蕭瑾瑜の身に何かあれば家族も罰せられてしまうと思う楚楚は家族に謝罪します。
その直後、蕭瑾瑜から呼び出された楚楚は罰を覚悟しますが、予想に反して「検視官の資格を与える」と告げられます。
蕭瑾瑜は楚楚に、出自を調べたのは楚楚の安全のためでもある、知らないことがあるがためにそなたを危険にさらすのではないかと夜も眠れなかった、だからたとえ嫌われてでも調べる必要があったと話します。
それを聞いた楚楚は蕭瑾瑜に対する誤解を解き、蕭瑾瑜のもとで働きたいと希望し認められました。
そして楚楚は、巫医と石飾りについて、自分の知っていることをすべて蕭瑾瑜に話します。
そこへ、祖父がやって来て、楚楚の母親の形見の簪を楚楚に渡しました。
一方の楚河は、楚楚を娶りたいと思っていることを父親に相談し、それを蕭瑾璃将軍に聞かれてしまいます。
宮中では、1人の大臣が「厳明は生前、先帝の息子・昌王が生きている証拠を見つけたと言っていた。それが原因で殺されたのかもしれない」と話していました。
それを耳にした孫明德は秦欒に報告しますが、秦欒は「昌王が生きているだと?ばかげた話だ」と取り合いませんでした。
13話の感想
そう言えば、厳明が殺された日に屋敷から盗まれた巻物には、先帝時代の話が書かれていました。
そしてその巻物を見た蕭瑾瑜が「厳明は誰かを捜しているようだ」と解読していましたが、その誰かとは昌王のことだったっぽいですね。
厳明が殺された原因は、大臣が言っていたように、“昌王が生きている証拠”を見つけたからでしょうか?
だとすると、昌王の件を何も知らない様子だった秦欒は犯人ではないということになりますね。
秦欒は悪人ではありますが、事件全体の黒幕は秦欒ではなく別の人物なのかもしれません。
それにしても、蕭瑾瑜は「そなたを危険にさらすのではないかと夜も眠れなかった」と言っていましたが、それってほぼ告白ではないかと思ってしまいました♡
でもまだ本人は、自分の恋心に気づいていないようですね。