【宮廷恋仕官～ただいま殿下と捜査中～】17話・18話・19話・20話のあらすじとネタバレ感想。蕭瑾瑜は、厳明が生前に探していたのは先帝の子・昌王ではないかと推察。また、黔州はかつての昌王の領地であり、殺された官史たちも黔州と関わりがあることから、一連の事件の背後にいるのは昌王かもしれないと考えます。
17話のあらすじネタバレ
秦欒は皇帝に、昌王に関する噂の出どころは新人の宦官だったがすでに自害したと報告しました。
それを聞いた皇帝は、噂の真偽をどう思うかと尋ねます。
秦欒は「ご存知の通り、先帝のお子は全員亡くなられました。だから噂は当然、デタラメでございます」と答えました。
一方の蕭瑾瑜は、厳明が生前に探していたのは先帝の子・昌王ではないかと推察します。
また、黔州はかつての昌王の領地であり、殺された官史たちも黔州と関わりがあることから、一連の事件の背後にいるのは昌王で、謀反を画策しているのかもしれないと警戒します。
楚家の小屋。
拘束中の許如帰に食事を運んだ楚河は、見張りの者たちに「あなたたちの食事もできたから食べてきては？」と促しました。
見張りの者たちがいなくなると、楚河は許如帰に「お前は許宗方か？」と正体を確認。
許如帰は肯定し、楚楚が危険にさらされているから縄をほどいて欲しいと頼みました。
信じない楚河に許如帰は、「楚楚の父親はかつて蕭恒（蕭瑾瑜の父）を殺した、だから蕭瑾瑜は楚楚を殺すつもりだ。自分が楚楚を助けに行くから拘束を解いてくれ」と説得します。
楚河はその話を信じて許如帰を逃がそうとしますが、見張りの者たちが戻ってきたため一旦諦めました。
蕭瑾瑜は楚楚を連れて巫医（蕭恒）の家へ行きました。
壁にたくさんの絵が貼られていることに気づいた蕭瑾瑜は、これらの絵が何らかのヒントではないかと考えます。
一方、景致のもとに息子・景翊からの手紙が届き、封筒の中には、楚楚の母の形見である簪の写しが入っていました。
その絵を見た景夫人は、かつて西平公主の母親からもらった対の簪で1つは自分が持っている、もう1つは誰に渡したか忘れたが記録を見れば分かると言うのでした。
17話の感想
楚楚のことになると、どうしても感情的になってしまう蕭瑾瑜。
これはもう、完全に楚楚を好きになっていますね！
普段の冷静沈着な彼とのギャップに、つい萌えてしまいます。
ところで、視聴者目線では昌王の正体がすでに分かっていますが、蕭瑾瑜が薛汝成にたどり着くのはいつになるのでしょう。
薛汝成は先帝の嫡子という正当な皇位継承者なので、あえて自分の生存を周囲に知らしめて支持を得ようとしているのでしょうか？
18話のあらすじネタバレ
蕭瑾瑜と楚楚は、巫医（蕭恒）の家の壁の仕掛けに気づきました。
その時、楚家で事件が発生したとの知らせが届きます。
2人が駆けつけると、小屋で拘束されていたはずの許如帰（許宗方）は逃亡しており、楚河の姿もありませんでした。
許如帰を見張っていた者から、「食事を届けにきた楚河が許如帰と2人きりになった」と聞いた蕭瑾瑜は、楚河が逃亡の手伝いをしたのだろうと考えました。
現場には許如帰と戦ったと思われる2つの死体があり、その死体を調べた楚楚は兵士（神策軍）であることを突き止めます。
それを聞いた景翊は、秦欒が口封じのために許如帰を殺そうとしたのかもしれないと推測しました。
また、許如帰を殺しに来た者とは別に、許如帰を守ろうとする者も来たことを知った蕭瑾瑜は、両者は殺人の買い手と売り手の間柄だろうと推察。
よく分からない様子の冷月に、景翊は以下のように説明しました。
「売り手として殺人を請け負っていたのが秦欒で、その秦欒に殺人を依頼していた“買い手”が一連の事件の黒幕だ。両者はお互いに利益を得ていたが、実行犯が許如帰だということやその背後に秦欒がいることが分かった今、“買い手”は許如帰をエサにして秦欒を脅そうと考えた。だから買い手は許如帰を守ろうとしたのだ」
周囲を捜索した蕭瑾璃将軍は蕭瑾瑜に、楚河は川に落ちたようだと報告します。
ちょうど蕭瑾瑜と一緒にいた楚楚は、楚河の服が川に浮いていることに気づいて飛び込み、それを見た蕭瑾瑜もとっさに飛び込みました。
楚楚は川底に沈んでいた楚河を助け出します。
しかし、泳ぎが苦手な蕭瑾瑜は溺れてしまい、以前に楚楚からもらった手製の鏡を川底に落としました。
配下に助けられて目を覚ました蕭瑾瑜は、楚楚の無事を確認するなり駆け寄って衝動的に抱きしめます。
その頃、薛汝成は皇帝に、調査のために黔州へ行かせて欲しいと申し出て認められます。
18話の感想
秦欒は悪人ですし殺人も請け負っているけど、一連の事件の黒幕ではないようですね。
シンプルに推理するなら、黒幕は薛汝成（昌王）でしょう。
視聴者は14話の冒頭で薛汝成が昌王だと知らされましたが（＊BS版とはズレがあります）、もっと後で知らされたほうが、ミステリーとしてより一層楽しめた気もします。
それにしても、蕭瑾瑜は泳げないのに川に飛び込むなんて、やはり楚楚のことになると衝動的になりますね。
普段とのギャップが良いですし、サブタイトルの「川底に芽生える愛」も素敵です。
また、蕭瑾瑜を心配しまくる兄の蕭瑾璃も微笑ましかったです。
楚楚は以前に、この2人は本当の兄弟ではないかもしれないと言っていましたが実際はどうなのでしょう。
19話のあらすじネタバレ
楚楚は付きっきりで楚河の看病をしていました。
その様子を見た蕭瑾瑜は嫉妬心から「早く家に帰って休め」と楚楚に命じ、従わないのなら自分に仕えなくていいとまで言ってしまいます。
楚楚はなぜ彼が怒っているのか分からず戸惑っていると、蕭瑾璃将軍に外に連れ出されました。
しばらくすると、楚楚は譚県丞に声をかけられ、楚楚が誘拐された日に許家で起こったことを教えてほしいと頼まれます。
楚楚は、許宗方（許如帰）が母の敵討ちのために譚執事（譚県丞の父親）を殺したことを教えました。
譚県丞は教えてくれたことに感謝し、私と話したことは蕭瑾瑜には黙っていて欲しいと念押しして立ち去ります。
譚県丞は楚楚と別れた後、景翊と鉢合わせました。
景翊は、お前に情報を託したのに父（景致）からの返事がないのはなぜなんだと問い詰めます。
譚県丞は「父君は、あなたがこの件に関わらないようお望みです」と景致の意向を伝えました。
蕭瑾瑜は目覚めた楚河に、楚河が許如帰を逃がしたせいで楚楚が危険だったと激怒しました。
しかし、楚河が反省しているようなので 罪には問わないことにし、その代わり質問に答えさせます。
「外部と繋がる橋ができるまで県外に出れなかったそうだが、巫医がいなくなった時はどうだったのだ」
楚河はその時には橋はなかったと答え、足の悪かった巫医が橋もないのにどうやって姿を消したのだろうと不思議がりました。
冷月は蕭瑾瑜の指示に従い、楚楚に変装して夜道を歩いていました。
彼女を尾行する譚県丞は背後から襲おうとしましたが、蕭瑾璃将軍に阻止されます。
実は蕭瑾璃将軍は、昼間の譚県丞の行動を疑わしく思い尾行していたのです。
蕭瑾瑜と景翊も、それぞれ姿を現します。
譚県丞は、楚楚を殺して父の仇を討つつもりだったと言いますが、蕭瑾瑜は楚楚を殺す本当の目的があるはずだと見抜きました。
譚県丞は本当の目的をごまかしますが、景翊は「景家の命令だろう」と察します。
譚県丞は、楚楚が蕭恒を殺した仇の娘だから暗殺を命じられたのだと白状しました。
それを聞いた景翊は、すべてを察して言いました。
「父は兄弟分（蕭恒）のために敵討ちをしようとした。だが俺は、兄弟分（蕭瑾瑜）のために敵討ちを止める。父は俺の行動を予測していたから、俺に黙っていたのだろう」
宮中では、官史たちが韓尚書を囲み「女検視人（楚楚）を 逆賊の遺児だと見抜くとは、さすが韓尚書だ」ともてはやしていました。
1人の官史が「薛汝成は黔州に行くついでに女を捕らえる任務を与えられたようです、手柄を横取りされるのでは？」と心配します。
19話の感想
楚河も悪い人ではないと思うのですが、許如帰を逃がしたのは少し軽率でしたね。
それにしても、蕭瑾璃の口ぐせ「一言では言えん」が面白くて毎回笑ってしまいます。
弟の蕭瑾瑜が大好きなのも見ていて面白いですし、蕭瑾璃はとてもいいキャラをしています。
このドラマは基本的に人間関係がゴタゴタしないので、いつも気持ちを楽にして視聴できるのが◎。
蕭瑾瑜と景翊の、揺るがない信頼関係もとても素敵です。
「父は兄弟分の敵討ちを、だが俺は兄弟分（蕭瑾瑜）のために敵討ちを阻止する」という景翊の真剣な言葉にウルっときました。
20話のあらすじネタバレ
蕭瑾瑜は譚県丞に、父・蕭恒は楚楚の素性を知ったうえで我が子のように接していたことを教えました。
そして、父が黔州のどこかで生きていると考える蕭瑾瑜は、父を探し出すと言い、譚県丞にも捜索の同行を命じます。
譚県丞は了承し、蕭瑾瑜に従うことにしました。
一方の楚楚は、自ら板打ちの罰を受けた楚河の見舞いに行きました。
楚河は「昔は何でも俺に話してくれたのに、今は蕭瑾瑜にばかり話してる」とグチをこぼします。
続けて「でも分かってるよ。かっこよくて品行方正でどんなことにも対応できる蕭瑾瑜に、俺はかなわない。でも忘れないでくれ、俺はお前のために何でもする」と言いました。
楚楚は最高の兄だと言って抱きつきます。
そんな2人の様子を、蕭瑾瑜が扉の外から眺めていました。
そばに近づいた蕭瑾璃将軍は、蕭瑾瑜の胃痛に気づいてお姫様だっこし部屋まで運びます。
そして「何でも1人で抱え込むな、何があってもこの兄がついてる」と言うのでした。
その頃、周将軍は秦欒の命令に従い、妓楼の女将に許如帰（許宗方）の家族の始末を頼みます。
しかし、裏で呉江が家族を救出しました。
呉江は蕭瑾瑜からあらかじめ、許如帰の家族に何かあれば救出するよう指示されていたのです。
翌日、楚楚は蕭瑾瑜が川底に落としてしまった“鏡”を拾い、蕭瑾瑜に渡しに行きました。
しかし、楚楚が1人で川へ行ったと知った蕭瑾瑜は心配のあまり激怒してしまいます。
楚楚は蕭瑾瑜に嫌われたのだと思い、「最後のお願いです、巫医先生の捜索に同行させて下さい。先生が見つかったら、もう殿下にはお会いしませんから」と言うのでした。
その後、蕭瑾瑜一行は蕭恒の捜索を開始しました。
20話の感想
楚楚のことになると、すぐに心が乱れてしまう蕭瑾瑜。
これだけ心が乱されているのだから、蕭瑾瑜自身も楚楚への恋心を自覚し始めているかもしれません。
主役カップルの2人も素敵ですが、サブカップルの冷月と景翊も応援したくなります。
今回、景翊が冷月を見つめる真剣なまなざしに思わずドキリとさせられました。
冷月も、景翊の眼差しにドギマギしているように見えました。
また、景翊に縁談話があったことや、心に決めた女子がいると聞いて気にしていたことから、実は冷月も景翊が好きなのかもしれませんね。
そして今回、蕭瑾璃のブラコンぶりが面白かったです。
胃が痛いだけの弟を、いきなりお姫様だっこで運ぶ溺愛ぶりに笑ってしまいました。