【宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~】24話・25話・26話のあらすじとネタバレ感想。蕭瑾瑜は、景翊から教わったとおりに楚楚に花を渡しますが失敗してしまいます。そんな中、蕭瑾瑜一行は偽造銭の拠点を突き止めるために捜索を開始しますが……。
24話のあらすじネタバレ
薛汝成は蕭瑾瑜に、陛下の命令だから楚楚を連れ帰らねばならない、もしくは蕭恒の遺した証拠を持って帰ると言いました。
蕭瑾瑜はどちらも引き渡せない代わりに、許如帰の身柄を薛汝成に預けます。
蕭瑾瑜は景翊から教わった口説き文句を言いながら楚楚に花を渡しました。
ところが、楚楚は近くにあった“エサ桶”に花を放り入れてしまいます。
一語一句 間違えずに実践したはずなのに、なぜ上手くいかなかったのか分からない蕭瑾瑜は景翊に相談しますが、景翊も失敗した理由が分かりません。
そこへ、冷月がやって来ました。
話を聞いた冷月は、「この花は通常、豚のエサになる。だからエサ桶に入れて当然よ」と言うのでした。
同じくいきさつを聞いた蕭瑾璃将軍は、楚楚の好みの男性は景翊ではないのだから、景翊の助言は参考にならないと指摘します。
蕭瑾瑜は「その通りだが、楚楚の好みがわからない」と悩みました。
蕭瑾璃将軍は楚楚の好みはお前だ、だからお前のやり方でいいと助言します。
偽造銭の捜査の全権を与えられた蕭瑾瑜は、一行と李璋を率いて、製造所の拠点を捜索します。
同行した楚楚は、蕭瑾瑜が挙げた製造所の条件を聞き、その条件と一致する場所を特定しました。
その場所にたどり着いた一行は、洞窟に繋がる隠し通路を見つけて奥へ進みます。
すると、製造所の拠点を発見しました。
通常、偽造銭を造る目的は利益を得ることであり、そのためには材料費を抑えるのが普通ですが、黔州の偽造銭は本物とほぼ同じ材料で造られており手間もかかっています。
これでは、大して利益を得ることができません。
しかし、もしも官史が偽造銭の犯人であるなら、帳面の細工で費用を浮かせられるため大きな利益を得ることができる――。
蕭瑾瑜はそう推測を述べながら、李璋の反応を探ります。
李璋は鄭県丞になすりつけようとしましたが、李璋の手のひらの傷と、製造用工具の刀の形状が一致し……。
24話の感想
景翊のアドバイスどおりに実践する、恋愛経験ゼロの蕭瑾瑜がかわいくて笑ってしまいました。
言い慣れないセリフを頑張りながら楚楚に花を渡したのに、その場で捨てられて可哀想でした。
楚楚がなぜそんなことをするのか疑問でしたが、豚のエサだからエサ桶に入れたのですね(笑)
巻き戻して確認してみると、確かに楚楚は花を渡された時「えっ、渡したいものってこれ?」というような驚いた顔をしていました。
ともあれ、景翊のアドバイスは楚楚には効果がないという蕭瑾璃の指摘はごもっとも。
他人の助言に頼るより、自分のやり方で愛を示せという蕭瑾璃の助言がカッコ良かったです。
25話のあらすじネタバレ
李璋の手のひらの傷と、製造用工具の刀の形状が一致したことから、蕭瑾瑜は李璋が偽造銭を造った犯人だと断定します。
「バレたからには生かしておけぬ」
李璋はそう言うと、あらかじめ計画していたとおり爆発を起こしました。
その瞬間、上からいくつもの岩が崩れ落ち、蕭瑾瑜はとっさに楚楚を守ります。
蕭瑾瑜と楚楚のいる場所は石に塞がれ、他の仲間たちと隔離されてしまいました。
そんな2人の前に現れた李璋は蕭瑾瑜に襲いかかり、楚楚が背後から李璋の頭を岩で殴って気絶させます。
直後に蕭瑾瑜も意識を失ってしまい、楚楚は人工呼吸で蕭瑾瑜を助けました。
意識を取り戻した蕭瑾瑜は、楚楚が自分に人工呼吸をしたことをうっすら覚えていたので「私を想ってくれているのだろう。なのになぜ拒む?」と問いかけます。
楚楚は、もしも検視人の自分が嫁けば、蕭瑾瑜まで周囲の人たちに嫌われてしまうからだと答えました。
蕭瑾瑜は「この洞窟から出られないかもしれない。だから他人のことは忘れて答えてほしい」と言い、言葉を続けます。
「そなたの心に、私はいるか?」
「私の心には、殿下しかいません」
「では今この時から、何が起ころうと どんな時でも、一緒にいてくれ」
楚楚は蕭瑾瑜の気持ちを受け入れます。
愛を確かめ合った2人は抱き合いました。
その後2人は、気絶している李璋の手足を縛っておき、自分たちは風の音を頼りに出口を見つけます。
するとちょうど、洞窟の出口の先に、蕭瑾瑜たちを助けるために他の出口を探していた冷月や蕭瑾璃将軍がいました。
洞窟から脱出した蕭瑾瑜は、李璋は重要な証人だから救出しておくよう指示します。
その頃、薛汝成一行は、長安に戻る道中で何者かに襲われました。
25話の感想
ようやく、楚楚と蕭瑾瑜の想いが通じ合いました!
まっすぐで誠実さのあふれる蕭瑾瑜の眼差しが素敵でした。
また楚楚も、「そなたの心に私はいるか?」と聞かれて、「殿下しかいません」と答えたのがとても良かったです。最高の答え!
そのあとの2人の行動も微笑ましく、大いに癒されました。
結果的に、2人を閉じ込めた李璋がいい仕事をしてくれましたね(笑)
26話のあらすじネタバレ
黔州刺史邸で火事が発生したとの知らせが、蕭瑾瑜に届きました。
知らせにきた者の話によれば、節度使軍(冷月の祖父・冷沛山の軍)の官兵が黔州刺史邸を囲み、中の者を連行した上で火を放ったとのことでした。
洞窟から助出された李璋は目を覚ましましたが、なぜか乱心しており、この場にいない何者かに向かって「殿下、命だけはお助けを!」と恐れおののきます。
景翊が試しに「昌王のご到着だ!」と叫んでみると、李璋は慌てて「皇帝陛下、万歳万歳万々歳」と拝み倒しました。
その様子を見た蕭瑾瑜は昌王が生きている可能性に行きついたものの、戦渦が広がることを懸念し朝廷への報告を見合わせます。
また、蕭瑾瑜は、偽造銭の黒幕は昌王を旗印に王位奪取を目論んでいるのだろうと推測し、黒幕が動き出す前に拠点を探し出して一網打尽にしようと考えました。
すると蕭瑾璃将軍は、同行した兵は少なく大軍には対抗できないから、まずは節度使の軍営(冷沛山の軍営)へ行こうと提案。
冷月は間髪入れず「それはダメ!」と止め、祖父の冷沛山から届いたという疑わしい内容の手紙を蕭瑾瑜に見せました。
手紙には、節度使の軍営内で祟りが起こり死傷者が出ているから、蕭瑾瑜に視察に来てほしいと書かれていました。
冷沛山と折り合いの悪い冷月は 節度使の軍営に行くのは危険だと言いますが、蕭瑾瑜はたとえ罠だとしても自ら出向いて調べるつもりでした。
その日の夜。
蕭瑾瑜は楚楚に、節度使軍の視察に行くことになったと伝え、一生そなたを守ると誓ったがその約束を守れないかもしれないと言い出します。
心変わりしたのですかと聞く楚楚に蕭瑾瑜は、そうではなく、大きな危険を伴う節度使軍の視察に楚楚も連れて行こうと思っているから そなたを守れるか心配なのだと言いました。
心変わりではないと分かった楚楚は、蕭瑾瑜の頬に口づけをし「洞窟に閉じ込められた時、一生そばにいると誓いましたよ、安郡王に二言はなしです」と言うのでした。
蕭瑾瑜は洞窟では冷静さを欠いていたから改めてそなたに聞かなくてはと思っていたが、もし聞いたら断られるのではないかと思い聞けなかったと本音を明かします。
それと言うのも、自分は他人に好かれる人間ではなく女子にとって良き伴侶でもない、それに、もしも楚楚の父親の汚名が晴れたら楚楚は立派な令嬢となり縁談もたくさん舞い込むはずだからです。
「本当に私でいいのか?」
楚楚は「何度聞かれてもあなたが好き」と答え、蕭瑾瑜の手を握ります。
蕭瑾瑜は改めて「私の妻になってくれるか?」と求婚し、楚楚は「喜んで」と応じました。
2人の話をこっそり聞いていた楚河は、後から蕭瑾瑜に会いに行き、楚楚を泣かせたら許さないと釘をさします。
一方の冷月は、祖父・冷沛山への疑念で思い悩んでいました。
そばに来た景翊は、疑念を前に悩むのは当然だが、最終的な真実は、今の想像と全然違う可能性もあると言って安心させます。
薛汝成が帰京途中に襲われ、許如帰の身柄も奪われたという知らせが宮中に届きます。
それ知った秦欒は、周将軍が許如帰の身柄を奪うことに成功したのだと思い上機嫌になるも、後から周将軍ではないと知り顔色を変えるのでした。
26話の感想
相手の気持ちをしっかり聞き、きちんと話し合う蕭瑾瑜の姿勢に感心させられました。
自分の中だけで相手の気持ちを勝手に決めつけるのではなく、ちゃんと相手にどう思っているかを確認して合意を得る――。
これは、付き合う上でとても大切なことだと思いますし、誤解やすれ違いも生じにくくなると思います。
逆に楚楚は、「嫌われてるかも」などと自分の中で決めつけてしまう節があるので少し心配ですが……。
ともあれ、今度こそプロポーズに成功して良かったです!
一方、薛汝成を襲撃したのは秦欒のしわざかと思いましたが、違うのであれば薛汝成の自作自演かもしれません。