【宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~】7話・8話・9話・10話のあらすじとネタバレ感想。蕭瑾瑜はひそかに父の捜索をすることにしました。一方の楚楚は、このまま蕭瑾瑜のところに留まれば石飾りのことを誤魔化しきれないと思い、三法司を出て行こうとしたものの通行証がなくなっており……。
7話のあらすじネタバレ
父の蕭恒が生きているかもしれないと考える蕭瑾瑜は捜索することにしました。
しかし、かなりの年月が経っているため父の容貌も変化しているはず。
父の体に分かりやすい特徴はないかと西平公主に尋ねると、左腕に傷があると教えられます。
一方で景翊は、蕭瑾瑜に言われた通りに如意櫃坊を見張り、馮玠らを殺した殺し屋を捕らえました。
景翊は殺し屋が毒で自害しないよう口に饅頭を突っ込み、蕭瑾瑜に引き渡します。
口を割らない殺し屋に蕭瑾瑜は、「許如帰に妻子を人質に取られているのだろう。だが許如帰は慌てて逃げたから妻子に手を下す時間はなかったはず。本当のことを話せば今なら妻子を助けられる」と説得しました。
すると、殺し屋は馮玠をはじめとする3人の官史を殺したことを認め、それらの殺害はもう1人の殺し屋と一緒にやるはずだったが、その殺し屋が行方不明になったため自分1人で遂行したと話します。
それを聞いた蕭瑾瑜は、もう1人の殺し屋の似顔絵を作成しました。
蕭瑾瑜と景翊の幼なじみである冷月(ジャオ・ヤオコー)が1年ぶりに長安に戻ってきました。
冷月は蕭瑾瑜に会いに行き、遊歴中に各地の友人に聞いて回ったが玉面判官については何も分からなかったことや、楚楚は隠し子だと言われているがそうではなさそうだと話します。
冷月が去った後、蕭瑾瑜は楚楚に今回の報酬金を渡しました。
楚楚は自分が検視官の試験に合格したかが気になり「私は採用ですか?」と尋ねます。
蕭瑾瑜は、戸籍が確認できていないから任官できないと答えました。
そこへ、完成したもう1人の殺し屋の似顔絵が届きます。
それを見た楚楚は、検視官の試験当日に検視した“落雷で死んだ男”(1話冒頭で死んだ男)だと言うのでした。
蕭瑾瑜は近くにあった別の似顔絵(蕭恒)を見せると、楚楚は無意識に目を凝らします。
「君に石飾りを渡したのは、この似顔絵の男か?」
楚楚は思わず頷きかけるも、すぐに否定して部屋を飛び出しました。
7話の感想
毒で自害されたら困るからと、殺し屋の口に饅頭を突っ込む景翊がナイスでした。
他のミステリードラマだと、大抵、捕らえた瞬間に毒で自害されるか口封じで殺されて何も聞き出せませんからね(笑)
今回はメインキャラクターの冷月が登場しましたが、竹を割ったような性格という印象を受けました。
冷月に片思いしている景翊との絡みがどんな感じになるのか、今から楽しみです。
8話のあらすじネタバレ
このまま蕭瑾瑜のところに留まれば 巫医や石飾りのことを誤魔化しきれないと思った楚楚は、三法司を出て行こうとしたものの通行証がなくなっていました。
楚楚は、ここを出て行こうと思っていることを蕭瑾瑜に話しますが、引き止めてもらえずショックを受けます。
宮中では茶会が開かれ、蕭瑾瑜も参加することに。
茶会に向かう途中で周将軍を見かけた蕭瑾瑜は、許如帰が逃亡した日に、周将軍が“神策軍から出た疫病患者“を城外へ運び出したことについて触れました。
それというのも、蕭瑾瑜は、周将軍が疫病患者を運ぶ名目で許如帰を逃がしたのではないかと疑っているのです。
周将軍は適当にごまかし、疫病の詳細は調査中だと答えます。
茶会の場に到着した蕭瑾瑜は、神策軍から疫病患者が出たことを皇帝に報告しました。
すると皇帝は、神策軍の責任者である秦欒を叱責し、神策軍の軍営を封鎖して詳しく調査するよう命じます。
その頃、楚楚は周将軍が運び出した疫病患者の検視をしていました。
楚楚は蕭瑾瑜からこの検視を任されたのは信頼の表れだと思って嬉しくなり、蕭瑾瑜のもとにとどまることを決意します。
検視を終えた楚楚は、死因は疫病ではなく内臓出血であることを呉江に報告しました。
呉江はすぐにその結果を蕭瑾瑜に伝えに行きます。
その後、蕭瑾瑜は皇帝に、父の蕭恒を捜すために黔州へ行きたいと申し出て認められました。
また、先日 黔州の商人に会った際に偽造銭を発見したことも報告。
偽造銭は黔州で造られているもので、長安(都)で流通している2割の銅銭は偽造銭だと聞いた皇帝は、殺された者たちは偽造銭に気づいて口封じされたのかもしれないと推測します。
8話の感想
そう言えば、蕭瑾瑜は以前に楚楚の通行証を取り上げておくよう呉江に命じていましたね。
この作品は本当にしっかり作られていて、ちょっとした描写や伏線も必ず回収されるので、ドラマに対する信頼度が日に日に増していきます。
それにしても、景翊をディスりまくる冷月に笑ってしまいました。
メインカップルのじれキュンも素敵ですが、景翊と冷月の組み合わせも魅力的で目が離せません。
9話のあらすじネタバレ
景翊は父の景致に、楚楚が蕭恒の石飾りを持っていたことや玉面判官の物語を知っていたことを話します。
すると景致は、玉面判官という呼び名はかつて思いつきで自分が蕭恒に付けたもので、自分と彼以外は誰も知らないはず、蕭恒は今でも生きているのかもしれないと言うのでした。
一方の蕭瑾瑜は、これまでの調査結果から、許如帰の後ろ盾は宦官の秦欒だろうと結論づけます。
そして蕭瑾瑜は、自分が黔州へ行く間の西平公主の安全を呉江に託しました。
楚楚は美人が好きだと言っていた蕭瑾瑜に好かれるため、慣れない化粧を頑張るも「死に化粧の練習か」と言われてしまいます。
化粧を落とした楚楚は蕭瑾瑜に、広範囲を映せる自作の鏡を贈り、「これがあれば窓のない部屋に入らずにすみます、入り口から中が見えるから」と言うのでした。
(*蕭瑾瑜は窓のない場所が苦手)
蕭瑾瑜の黔州行きには、楚楚、景翊、冷月が同行することになりました。
出発した一同は、道中で許如帰に襲撃されます。
その頃、景翊の父である景致は、どうにか景翊に冷月を諦めさせたいと思っていました。
それと言うのも、朝廷で力を持つ景家と、軍を掌握する冷家が婚姻を結べば政局に大きな影響を及ぼしてしまうためです。
しかも、冷月の祖父である冷沛山が 黔州でひそかに兵馬を養成しているとの情報もあり、景致は冷沛山が良からぬことを企てているのではないかと警戒しているのです。
9話の感想
巫医=蕭恒はほぼ確定だとして、彼は今はどこにいるのでしょう。
これだけ彼の話が出てくるからには、きっと物語の中心軸にかかわっているはず。
作中で、検視人の楚楚は身分が低いから、妻どころか侍女にもなれないというようなセリフがありましたが、実は楚楚が名家の娘というオチもありそう。
もしそうなら、身分の問題はクリアですね。
黔州行きの旅が始まりましたが、メインキャラが勢揃いで おもしろい旅になりそうです。
10話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
蕭瑾瑜一行は黔州行きの道中で許如帰に襲われるも、蕭瑾瑜の双子の兄・蕭瑾璃に助けられました。
黔州に到着した一行は二手に分かれ、景翊と冷月は役所でもてなしを受けます。
一方の蕭瑾瑜兄弟と楚楚は楚楚の家へ赴き、巫医について尋ねました。
宮中では皇帝が、死亡した馮玠の後任として、蕭瑾瑜の師である薛汝成を兵部尚書に任命します。
そんな中、薛汝成や景致といった大臣らのもとに、黔州刺史の李璋から贈り物が届きました。
また、蕭瑾瑜からは黔州の銅銭が届き、薛汝成と景致はすぐに偽造銭だと気づきます。
10話の感想
女性でありながら、「女の子を守るのは当たり前」と楚楚を守る冷月が男前でした。
本作は女の子同士のギスギスもなく、恋愛のゴタゴタもないのでノンストレスで視聴できるのが◎。
ところで、黔州で偽造銭をつくらせているのは秦欒ではないようですが、だとしたら一体誰なのでしょう。
まさか、蕭瑾瑜の父親?それとも冷月の祖父でしょうか。