【ラスト・キングダム】キャラクターの特徴と解説、キャスト紹介の第1弾。9世紀のイギリスを舞台に、壮大なスケールで描かれた歴史ドラマ【ラスト・キングダム】Netflixで配信されるなかでも、最もおすすめの作品です。
ウートレッド・ラグナルソン/アレクサンダー・ドレイマン
【ラスト・キングダム】の主人公でサクソン人のウートレッド。
ベバンバーグ(現バンボロー)の太守の次男だったが、幼少期にラグナル(デーン人/ヴァイキング)に襲撃され父ウートレッド卿(俳:マシュー・マクファディン)を失い、事実上ベバンバーグの太守となる。
ところが、父が亡くなると叔父エルフリックが太守の座を奪い、オズバート(ウートレッドの幼少期の名)に刺客を送り殺そうとした。
一方で、幼いながらも、父の仇を撃とうとする戦い方が、デーン人のようだと言われ、そのままヴァイキングに奴隷として連れ去られてしまう。
幼少時代を奴隷として過ごしていたが、ラグナルから実の息子のように愛されながら、デーン人のウートレッド(ウトレッド)・ラグナルソンとしての人生を歩き出す。
ウートレッド役を演じているのは、ドイツ出身の俳優アレクサンダー・ドレイモン。
2013年の【アメリカン・ホラー・ストーリー】/COVENでは、ルーク・ラムジー役として出演した。
ベオカ(ベオッカ)神父/イアン・ハート
ベオカは、ウートレッドの父ウートレッド卿に仕えていた神父。
ウートレッド卿が亡くなった後は、ウェセックス王国のアルフレッド王に仕えながら、生涯ウートレッドの力になり、彼を守りつつ戦う神父。
ウートレッドの義妹のテューラをキャルタンというヴァイキングから救った時から、彼女に惹かれるようになり後に結婚。
ベオカ神父役は、1997年に公開された映画【ナッシング・パーソナル】で、ジンジャー役を演じヴェネチア国際映画祭助演男優賞を受賞したイアン・ハートが演じている。
【ラスト・キングダム】シーズン1ネタバレと解説。戦い、愛、略奪、壮大なスケールで描かれる運命の行方は!?
アルフレッド王/デビッド・ドーソン
アルフレッドは前ウェセックス王の弟で、後に王子エゼルウォルドを出し抜いて王に君臨。
殿下だった頃は、女遊びが多く侍女にも手を出しいていた。
人生も戦もすべて神に委ねるほど信仰心が厚く、神を敬わないウートレッドにイラつきながらも頼っている部分がある。
頭がキレる人物で、ウートレッドの人生の半分を左右した。
デビッド・ドーソンは、2017年公開の映画【嘆きの王冠 ホロウ・クラウン ヘンリー四世 PART1】でポインズ役を演じた俳優。
アリスウィズ王妃/エリザ・バターワース
マーシア王国出身のアリスウィズ王妃は、とにかく異教徒を嫌い、自分の思い通りに事を運ばせたい思いも強く、アルフレッドをも言葉で操るしたたかな女性。
口数が少ない王の代わりにしゃしゃり出るタイプ。
王の逝去後も城に居座ったものの権力が弱くなったと感じ、これまでの間違いに気づき始める。
アリスウィズ役は、2015年ドラマ【主任警部アラン・バンクス】に出演していたエリザ・バターワースが演じている。
レオフリッチ/エイドリアン・バウワー
レオフリッチは、王の部下で戦士。
ウートレッドとは信頼し合う戦友。
富を得るため、ウートレッドと共に数十人の戦士を率いてコーンウォラム(現コーンウォール)の村を奇襲したが、王にバレて、罰としてウートレッドと命を懸けて1対1で戦うことになった。
しかし、デーン人の奇襲により戦いは振り出しに戻り、その後は罰を免れる。
レオフリッチ役は、エイドリアン・バウアーが演じている。
エゼルウォルド/ハリー・マッケンタイア
エゼルウォルドは、前王の息子だが父親にも見放されるほど出来の悪い王子。
酒と女に溺れ、酔って豚小屋で寝ていたため父の死を知らなかった。
アルフレッドに王位を奪われたことをずっと恨んでおり、表面上は忠誠を誓うフリをし、デーン人と手を組んでアルフレッドを陥れようとする。
嘘で人を操るのに長けている。
エゼルウォルドは、2012年公開の映画【タワー・ブロック】でダニエル役を演じたハリー・マッケンタイアが演じた。
またドラマ【女王ヴィクトリア】でも、女王を暗殺しようとする若者役を演じている。
オダ(オッダ)/シモン・クンツ
オダはウェセックス王国の将軍。
右腕として王を支えている、無くてはならない存在。
初めは、ウートレッドが異教徒と言うこともあり信用してなかったが、戦い方や戦略に一目置くようになり、国のためには必要な人物だと思うようになる。
オダ役は、2005年公開の映画【ヘルレイザー ワールド・オブ・ペイン】に出演したシモン・クンツが演じている。
小オダ/ブライアン・カーネル
オダの息子で権力者のひとり。
ウートレッドの妻ミルドレスに好意を抱いていたため、彼女が結婚した後、さらにウートレッドを憎むようになる。
ウートレッドがアバを殺した手柄を自分のものにした。
デーン人の奇襲でアルフレッド王が身を隠した際、王を裏切ってデーン人と手を組むどころか王位まで狙ったため、反逆者として父オダに殺されてしまう。
小オダ役は、ブライアン・カーネルが演じている。
ヒルダ/エヴァ・ビルシスル
ヒルダは、デーン人の襲撃で襲われていたところを、隠れていたウートレッドやイゾルテ、レオフリッチに救われる。
神に仕える身だが、戦士としても戦場で剣を振る。
ウートレッドの心の支えになり、行動を共にする。
ヒルダ役はエヴァ・ビルシスルが演じている。
ミルドリス/エイミー・レン
ミルドリスはウートレッドの最初の妻で、信仰心の厚い女性。
農場を所有していたが、借金だらけということもありウートレッドと結婚することになった。
ウートレッドを愛するようになったが、彼をも信者にしようとする節が2人の間に亀裂を入れた。
男児を産むもウートレッドに捨てられ、後に息子も失ってしまう。
ミルドリス役はエイミー・レンが演じている。
アルフリック(エルフリック)/ジョセフ・ミルソン
アルフリックは、ウートレッドの叔父で兄亡き後に太守の座を奪おうと、ウートレッドに刺客を送った。
ウートレッドは死んだと思い込んでいた。
しかし、その後生きていることを聞きつけてると、銀で買い戻そうとしたがラグナルに邪魔をされて逃げられる。
太守という器ではなく、民をも苦しめ兵を使い捨てる悪どい権力者。
アルフリック役は、2006年公開の映画【007 カジノ・ロワイヤル】、2015年公開の映画【ザ・デッド インディア】、2019年公開の映画【リーサル・ソルジャーズ】などに出演しています。
イゾルテ/チャーリー・マーフィー
コーンウォラムのペレダー王の第2の妻で第2王妃。
純潔の間は未来を予知できるという能力を持つ呪術師。
ウートレッドはコーンウォラムの村を奇襲した際に出会い、互いに愛するようになる。
イゾルテ役はチャーリー・マーフィが演じている。
ラグナル(ラグナー)/ピーター・ガンツェラー
ラグナルは、デーン人(ヴァイキング)で、ベバンバーグを襲撃。
ウートレッドを奴隷として拉致したが、次第に息子のように愛するようになった。
掟によってキャルタンを追放し、逆恨みされて殺されてしまう。
ラグナル役はピーター・ガンツェラーが演じている。
小ラグナル(後のラグナル)/トビアス・サンテルマン
小ラグナルは、ラグナルの息子でウートレッドの義兄。
ウートレッドと別れた後、ブリーダと親密な関係になる。
父亡き後は、ラグナル(ラグナー)として兵を率いていたが、従兄弟の口車に乗せられたエゼルウォルドに寝込みを襲われてしまう。
ラグナー役は、トビアス・サンテルマンが演じている。
ブリーダ(ブリダ)/エミリー・コックス
ブリーダは、ラグナルとは家族同様に育ち、キャルタンに奇襲された際、ウートレッドと森で過ごしていて難を逃れた。
ウートレッドとアルフレッド王に会いに行くが、王に忠誠を誓ったウートレッドと離れラグナーの元へ戻る。
かつて、ストーリから呪いを掛けられており、子供が産めない体になって悩み続けた。
ブリーダ役は、2010年公開の【ベルリン・オブ・ザ・デッド】、2015年には【HOME LAND】にも出演したエミリー・コックスが演じている。
アバ(アッバ)/ルーン・テムテ
「アバを敵に回すな」と言われるほど暴力的で凶暴な男。
ストーリという呪術師に依存しており、進む道は全てストーリーに従う。
最後は、ウートレッドと1対1で戦って破れる。
アバ役はルーン・テムテが演じている。
*俳優名は翻訳を使用しているものもあります。実際の名前とは違う表記になっている場合がありますのでご了承ください。また、【ラスト・キングダム】シリーズは翻訳している方によって、ウートレッドがウトレッドになったり、ブリーダがブリダになるなど、表記が異なっている場合もあります。
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