各話あらすじ
有翡(ゆうひ)のあらすじネタバレと感想を最終回の結末までのまとめ。南北朝時代を舞台に「四十八寨」の当主の娘で最強の刀術を継承するヒロインの周翡が、謎多き貴公子と共に敵に立ち向かうアクションロマンス史劇。「楚喬伝(そきょうでん)」の監督と「山河令」の原作者がタッグを組んだ超人気作で、ヒロインの相手役は、男性アイドルグループUNIQのメインダンサー兼リードラッパーのワン・イーボーが務めます。
有翡(ゆうひ)1話
あらすじ
南北朝時代。南刀こと李徴は戦火から民を救うため、胡椒に砦”四十八寨“を築きました。
江湖の48門派を集結した四十八寨を確立すると、優秀な修行者の育成に努めて大いに栄え、李徴亡きあとは娘の李瑾容が当主を務めています。
李瑾容の娘で正義感溢れる周翡は武芸の修練に励んでおり、その腕前は世代最強とされていて当主の甥の李晟よりも遥かに優れていました。
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四十八寨では洗墨江を除いて昼夜警備が敷かれ、南東部には険しい石壁が聳え立ち、両岸を分けるように中央を洗墨江という川が流れています。
さらに、洗墨江は魚老の仕掛けによって守られており、川を取り囲むように牽機石と呼ばれるものが張り巡らされているため、これまで洗墨江を渡ったものなどいませんでした。
牽機石(牽機線)は刀より鋭く、ピアノ線のように細くて見えづらいうえ、もし触れたら体が真っ二つになるほどの威力を持つ。
ある日、洗墨江の守り人の魚老が見張りをしているにもかかわらず、四十八寨の対岸から全身黒ずくめの格好をした複数の者たちが洗墨江を渡ろうとします。
直ちに魚老の仕掛けが作動し、次々と黒ずくめの者たちが川へと落ちていく中、1人の若者だけは牽機石の上を器用に歩いて洗墨江を渡ってみせました。どうやらその侵入者は軽功の使い手であり、木の葉を頼りに牽機石の上を歩くことから相当の実力者であることが伺えます。
そこで、四十八寨の当主である李瑾容は四十八寨の警備を強め、一刻も早く侵入者を捕らえるよう命じます。
その夜。当主の李瑾容から武芸の腕が低いことを嘆かれていることを知った李晟は家出を決意し、洗墨江を渡って対岸へと向かおうとしていました。
李晟の妹の李妍から兄を止めるよう頼まれた周翡が後を追い、李晟を思い止まらせようと必死に説得をします。しかし李晟は聞く耳を持たず、洗墨江を渡り出してしまいました。
すぐさま洗墨江の様子がおかしいことに気づいた周翡は李晟を引き留めに行ったものの、全ての仕掛けが作動して2人は洗墨江の真ん中で立ち往生する羽目に。
するとそこへ、近くに身を潜めていた侵入者の謝允と名乗る男が現れ、李晟と周翡を助けようとしてくれました。とはいえ、いくら軽功の実力者の謝允でも全ての仕掛けが発動した状態で2人を助けるのは容易ではありませんでした。
1話の感想
時代劇ということで少し身構えましたが、アクション時代劇ということもあり、迫力ある格闘シーンには引き込まれました。
中でもヒロイン周翡の武芸は圧巻で、世代最強の武芸の腕前を持っているのがヒロインというのは斬新に感じました。
有翡(ゆうひ)2話
あらすじ
洗墨江で立ち往生していた周翡と李晟と謝允は、洗墨江の守り人の魚老が駆けつけたことで九死に一生を得るも、周翡は謝允を逃してしまいます。
周翡が行ったことは命の恩人である謝允を助けようとしてのことでしたが、侵入者の謝允を逃したのは信義に背く行為であるため、周翡は母で当主の李瑾容から鞭打ちの罰を受けます。
周翡は自分には祖父と同じ英雄の血が流れており、命の恩人である謝允を逃したことに後悔はないと豪語しつつも、10年前に起きた惨劇を思い出して心を痛めていました。
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〜10年前〜
周翡は、地煞山荘の六荘主である童天仰の元へと連れ去られ、”海天一色の品”の腕輪を奪われます。咄嗟に持っていた武器で童天仰の左目を突き刺し腕輪を取り返した周翡は、駆けつけた叔父の李瑾鋒によって助けられました。しかしその際、李瑾鋒は地煞山荘の大荘主である沈天庶の一撃を背中に受けて命を落としてしまいます。
李瑾鋒は息絶える直前に姉への伝言を周似棠に託しており、それは海天一色の腕輪を守り抜き、決して人目に触れさせぬようにとのことでした。程なくして、周翡たちの元へ周翡の父の周似棠が現れると、謝允を捕らえて審問するという形で話はまとまりました。
それでも釈然としない周翡が1人で物思いにふけっていたところ、謝允が現れます。周翡は今度こそは逃すまいと謝允の一瞬の隙を突いて牢に閉じ込め、四十八寨にやって来た理由を問い詰めます。
謝允の答えは周翡が謝允を逃す前に李瑾容が行った尋問の時と同じで、主人である王麟の使いとして、甘棠公こと周似棠宛ての文を届けに来たとのことでした。周翡から王麟のことを尋ねられた謝允は、かつての王麟とのやりとりを思い出します。
それは、忠武王公の王麟が自ら墓を建て、令牌を周似棠に渡して安平軍を任せるよう謝允に託した時のことでした。ひと通りの事情を打ち明けた謝允は周翡を騙して牢から逃げ出すと、周似棠の居る屋敷の近くまでやって来て笛を奏でます。
周囲に響き渡る安平曲と呼ばれる曲を聴いた周似棠と当主の李瑾容は表情を一変し、謝允の元へと集まります。この曲は避けられない時が来たことを表しているようで、周似棠は自ら下山することを決意しました。
2話の感想
まだ謎多き人物の周似棠、彼の過去に大きな秘密があるのは間違いないでしょう。周似棠や李瑾容に何があったのか、この周似棠の下山は何を意味しているのかも気になります。
また、謝允の正体も謎に包まれており、彼は一体何のために動いているのかも注目していきたいポイントのひとつです。
3話~14話
沈天庶は呉費将軍を捕らえ、家族の命と引き換えに水波紋の品を得ようとしたが失敗し将軍夫婦を殺害した。周翡が四十八寨を離れる日、周翡と李晟は孫の行方を捜す王夫人と共に旅に出る。周翡は、囚われている師兄たちを救うため囚人に盛られた毒の解毒薬を探してた時に沈天庶と出会う。
15話~26話
呉楚楚は洞窟で、段九娘と周翡が手合わせした時の記憶を思い出しながら枯栄手の技を書き留める。謝允は、青龍主たちが迫っていると察知し洞窟を出るよう勧めた。しかし、紀雲沈は青龍主を殺すべきだと言放つ。
27話~38話
霍連涛は、打倒地煞を目指して滅煞大会を開催することにした。しかし、李瑾容は四十八寨の立て直しのために手が離せないのを理由に、李晟が代理で参加する。自分を捜している周翡の姿を見た謝允は老人に扮して身を隠した。しかしそこに周翡が現れ、かつて自分がやられたのと同じく謝允の昏睡穴で眠らせる。
有翡(ゆうひ)39話~50話あらすじネタバレ
柳家荘では、武林の武芸者が集結し殷沛を討つための協議を行う。李晟は団結の必要性を説きつつ、柳荘主の母の誕辰祝いを利用した作戦を提案した。柳家荘から逃げた殷沛を剣譜と鞘を狙う童天仰が追う。剣譜は呉楚楚へ託されていたが、呉楚楚はそれを燃やした。
有翡(ゆうひ)最終回(51話)あらすじネタバレ
李晟と呉楚楚は、呉将軍の敵を討つための協力を要請するため、兪聞止と沈天庶の結託を示す証拠を郭中丞に届ける。そしてついに、周翡と謝允、李晟たちは軍勢を率いた戦いに挑む。