【有翡】24話・25話・26話あらすじネタバレと感想。周翡と謝允は柱国の兪聞止を捕らえに春回鎮へと向かい、李晟を始めとする残された者たちで地煞を迎え撃ちます。何とか兪聞止を捕らえた周翡と謝允でしたが、四十八寨の門前では死闘が繰り広げられており、窮地に立たされた謝允は思いがけぬ行動に出ます。
【有翡】24話
あらすじネタバレ
四十八寨。周翡は謝允(蕭川)と共に10人の精鋭を引き連れ、柱国の兪聞止を捕らえるべく春回鎮を目指します。その他の者は四十八寨に残り、地煞の襲撃に備えて守りを固めます。
長老たちが指揮を執り、李晟と鄧甄を始めとする師弟で山門を守ることになりました。一方、李晟の妹の李妍は李晟に託された手紙を出しに、寒水鎮の拠点へと向かっていました。
春回鎮。周翡は戦術に長ける謝允の読みを頼りに民と兪聞止を捜しますが、民を見つけても肝心の兪聞止の居場所は掴めずにいました。そんな中、兪聞止は地煞山荘の大荘主の沈天庶と今後の作戦を練ります。
しかし沈天庶は先日の四十八寨での戦いで兪聞止が追撃しなかったことが引っ掛かっており、安全な所から命令を下すだけの兪聞止に不信感を募らせていました。
そこで沈天庶はこのままでは柱国を信用できないと主張し、兪聞止の私兵に四十八寨への攻撃をさせることにします。こうして兪聞止は洗墨江から、沈天庶は寨門から攻め入ることになりました。
沈天庶は拠点を後にする際、二荘主の谷天顕にだけは兪聞止を信用していないことを明かし、兪聞止を注意深く監視するよう命じます。
未だ兪聞止の居場所を掴めずにいる周翡と謝允は、先に民を救って騒動を起こすという大胆な行動に出ます。これは謝允が考えた策で、あえて騒動を起こすことで兪聞止が尻尾を出すだろうとの思惑がありました。早速、謝允が物を破壊しながら街を飛び回り、その隙に周翡が民の救出を行います。
四十八寨。山門の守りに徹する李晟と鄧甄は、門を破ろうとする地煞の兵と戦っていました。するとそこへ沈天庶が現れ、李晟たちを門の外に誘き出そうと心理戦に持ち込みます。そこで初めて王夫人と張晨飛の死を知った鄧甄は居ても立っても居られず、門の外へと飛び出してしまいました。
鄧甄は李晟の助太刀のおかげで何とか門の中に戻れはしたものの、僅かに開いた門を地煞に力づくで突破されてしまいます。李晟は防衛線を橋まで下げると、用意していた大量の油に火を放ち寨門を死守します。
【有翡】24話の感想
李晟が寨門を死守する姿は勇ましく、とてもカッコ良かったです。
兵を率いて自ら前線で戦う李晟からは成長が感じられ、中でも斎門の教えを生かしていたのが印象的でした。
とはいえ、このままだと四十八寨はそう長くは持たなそうなので、早いところ周翡が兪聞止を捕まえることを願います。
25話
あらすじネタバレ
春回鎮。民の救出を終えた周翡は柱国の兪聞止を見つけ出すために一芝居を打ち、鳴風楼の楼主の寇丹を出しにする策を思いつきます。
周翡は鳴風楼の格好をして偽の兪聞止の寝所を訪れ、兪聞止になりすましていた地煞山荘の二荘主の谷天顕に襲いかかります。直ちに寇丹が駆けつけると、周翡はすれ違い様に寇丹に騙されたと嘘の報告をしました。
一部始終を見ていた谷天顕は、寇丹が地煞を裏切ったと勘違いして眉を顰めます。すぐにこの件は兪聞止の耳にも入り、寇丹への警戒を強めた兪聞止は鳴風楼ではなく、柱国の私兵を護衛につけることにしました。そんな兪聞止の行動を先読みしていた周翡と謝允は、兪聞止の居る護衛の交代場所にやって来ていました。
謝允が谷天顕を引きつけ、その隙に周翡が中へと潜入します。そこで周翡は行脚幇と出会い、徐舵主が春回鎮に来ていることを知ります。
徐舵主の目的がわからず首を傾げる周翡でしたが、兪聞止の私兵と寇丹と戦っていたところ、行脚幇を引き連れた擎雲溝の掌門の楊瑾が現れました。
楊瑾はたまたま山で出会した李晟の妹の李妍から、春回鎮へ周翡を助けに行くよう頼まれていたのでした。
四十八寨。地煞山荘の大荘主の沈天庶は寨門の前に陣を置き、寇丹からの情報を受けて裏山の抜け道を配下に捜索させます。対する四十八寨の長老たちは自ら前線で戦うことを決め、趙秋生が裏山、張博林が寨門の死守を誓いました。
しかし長老たちの必死の抵抗虚しく、ついに寨門を壊されてしまいました。ここで一気に畳み掛けるよう沈天庶が命を下した瞬間、辺りに笛の音が響き渡ります。これは地煞側の停戦の合図の音だったようで、沈天庶の元に駆けつけた配下は柱国より撤退命令が出たとの報告をしました。
やむを得ず兵を撤退させる沈天庶の前に、兪聞止を捕まえた周翡たちがやって来ます。その一方、当主の李瑾容は四十八寨に急いで戻っていました。
あれから李瑾容は甘棠公の周似棠に会うべく訪れた軍営で地煞が衡陽に現れたことを知り、慌てて四十八寨へと戻っていたのです。その道中、李妍と遭遇した李瑾容は四十八寨が鳴風楼の裏切りにより危険な状態にあることを知らされます。
【有翡】25話の感想
周翡に勝負を挑んできた時の楊瑾は暑苦しく感じましたが、いざとなった時の楊瑾は非常に頼もしく、さすがは擎雲溝の主だなと感心しました。
それにしても橋を死守した李晟があれ以降は登場しておらず、容体が気になります。
【有翡】26話
あらすじネタバレ
四十八寨。地煞と四十八寨が死闘を繰り広げる中、当主の李瑾容の帰りを知らせる花火が上がります。このままでは勝算がないとみた地煞山荘の大荘主の沈天庶は直ちに撤退を命じますが、四十八寨を出ようとしたところで李瑾容と出会します。
李瑾容と一騎打ちになった沈天庶は李瑾容の一太刀で右腕の義手を失いながらも、何とか四十八寨から脱出することができました。地煞が撤退した四十八寨では、寨門を死守して行方不明になっていた李晟も発見され、無事が確認されました。
李瑾容は李晟を呉費将軍の娘の呉楚楚に託し、戦いの最中で意識を失った周翡の元を訪れます。すぐに周翡の脈を測り容体を確認した李瑾容は周翡の内力の乱れに気づき、何があったのかを尋ねます。
周翡から県令の妻妾の段九娘に枯栄手の気を注入されたこと、李徴の刀を手に入れたことを聞かされた李瑾容は感慨深いものを感じていました。
一方、謝允(蕭川)は四十八寨を守るために自ら施した捜魂鍼の影響により、残された時間は僅かしかありませんでした。
捜魂鍼は青龍主との戦いにて紀雲沈が使っていたもので、起死回生の時間は約6時間とされている
死を悟った謝允は周翡と離れることを決意し、別れを告げに行きます。ところが、いざ周翡を前にすると別れを告げることなどできず、結局謝允は周翡に黙ったまま四十八寨を後にしました。
地煞山荘。柱国の兪聞止は四十八寨から撤退したことが気に入らず、地煞山荘の二荘主の谷天顕に刀を突きつけ、沈天庶に説明を求めました。
全ての責任は地煞にあると叱責する兪聞止に対し、沈天庶は寨門を突破しようとした時に撤退命令を下したのは兪聞止だと強く非難します。しかしそんなことよりも兪聞止と沈天庶の興味は、沈天庶を吹き飛ばした“四十八寨の若造”に向いていました。
それは、推雲掌を使って沈天庶を吹き飛ばした謝允のことでした。しかも兪聞止と沈天庶は謝允が10年前に毒で死んだはずの蕭川だということに加え、推雲掌を使った以上そう長くはもたないということにも気づいていたのです。
蕭川が亡くなった原因である毒はどんな医者にも消せないとされているものの、類稀な力を持つ達人なら己の命と引き換えに毒を抑えることができる
仮に、沈天庶の読み通り蕭川が毒を抑えた状態なのであれば内力を使うと毒が体を巡り数ヶ月ももたないため、沈天庶と兪聞止は思わぬ収穫があったと喜びます。
【有翡】26話の感想
これまで出自などについてはひた隠しにしてきた謝允に、こんな秘密があったとは驚きました。
あの若さであそこまでの内力を持っていたり、衡陽では左腕が青白く光っていたりと謝允にはまだまだ秘密がありそうです。