違う時代の自分と接触してしまったため時間を破壊してしまったレジェンドたち。そのせいで2017年のロサンゼルスには、恐竜が生息する異常世界となっていたのです。
そのアナクロニズムを修正していたのは、かつて船長だったリップ率いる時間管理局。つい15分前にチームと一緒にいたはずのリップ。しかし彼が時間管理局を組織してからすでに5年が経過しているというのです。
シーズン3第1話「アナクロニズム」あらすじ
レジェンドたちがルールを破ったせいで人や物が異時代に飛ばされ、時間が破壊してしまいました。その後始末をしていたのが、リップ率いる時間管理局。
シ-ズン3で、つい15分前までレジェンドと一緒にいたはずのリップでしたが、彼にとってはすでに5年が経過しているとのこと。
これまではウェーブライダー(宇宙船)で時間移動していましたが、時間管理局では一瞬で時間移動できる装置、人々の記憶を消去する装置を使って短時間かつ効率的にひずみを修正することが出来ます。
リップは、自分が結成したチームだからという理由でチーム解散を宣言。ウェーブライダーと任務を失ったレジェンドたちは、普通の生活に戻ることを余儀なくされたのです。
半年後、サラ・ランス(ケイティ・ロッツ)は台所バス用品売り場の店員として不満を抱えながら働き、レイ・パーマー(ブランドン・ラウス)はIT企業に務めているものの、研究すらさせてもらえない始末。
ネイサン・ヘイウッド(ニック・ザーノ)は、2番目のヒーローとして街を守っており、ミック・ロリー(ドミニク・パーセル)は、強盗を繰り返した末にアルバのビーチでひとり満喫していました。
それぞれ満足感や達成感を得られない生活を送っている中、ミックの前に突如ジュリアス・シーザーが現れたのです。
ミックから連絡をもらったサラは、まずレイとネイサンと合流。その後、自分たちの実力を証明するため、訓練用に利用されていたウェーブライダーを盗み出し、チームを収集したのですが……。
シーズン3第1話の見どころ
チーム集結。いざウェーブライダーへ
思いがけないリップの裏切り行為に、レジェンドたちは普通の生活をすることに。いかにレジェンドでも、生活のために働かなくてはなりません。
そんな時に可かて来たミックからの電話は、まさに天使の誘惑。レイもネイサンも、口では現状に満足しているとは言うものの、それはあくまでも建前。あの冒険は忘れられることは出来ません。
早速、リップを訪ねて時間管理局に向かいます。自分たちが原因で引き起こしたアナクロニズムを、自分たちで解決すると意気揚々で行きましたが、とんでもレジェンドという汚名をつけられた彼らはもう用済み。
では強行突破で!ということで、サラとレイ、そしてネイサンの3人でウェーブライダーを強奪し、サビきっている船のエンジニアとしてジェファーソンとシュタイン教授を迎えに行きます。
シュタイン教授には、ひずみで生まれた娘がいましたが、彼女の存在はそのまま。しかも、シュタイン教授はじきにおじいちゃんになると言う展開。
レジェンドたちがウェーブライダーを奪ったものの、リップは「彼らの手を借りる時が来るかもしれない」と言っていたので、まだまだ彼らを頼らなければならない事態が起こるようです。
アマヤが1942年に!? 危険な能力開花か?
アマヤはネイサンと同棲するほど上手く言っていたのですが、ネイサンの誕生日当日に突然姿を消してしまいました。
ネイサンは、彼女が急に居なくなったことが理解できず、大きなミスもしたりと任務に集中できないでいたのです。
ウェーブライダーに残されていたアマヤの資料を見ていたり、後ろ髪を惹かれているようですが、「彼女が幸せならそれでいい」と強がり。
ラストでは、1942年代に戻ったアマヤが村を守る様子がほんの少しだけ描かれていましたが、チームにいた時と雰囲気が違うようです。
今まで、命を大切にしていたはずのアマヤでしたが、村にやってきた兵士をすべて殺害してしまうという展開。その時に彼女の意識とは別の意識が働いているような印象を受けました。
本来のアマヤとは別の人格がいるのか、それともそれが彼女本来の姿なのかは不明ですが、少しずつ解明されていくのかもしれませんね。
シーズン3第1話の感想
ヒーローにはなれないレジェンドたちの活躍は、ちょっと抜けているところがあるからこそ人間味を感じられるもので、通常のヒーローものよりも身近に感じます。
それぞれの得意分野を駆使して、チーム一丸となって戦っていく姿には共感も得られました。
それぞれに好みもありますので、正当なヒーローものが好きという方には物足りないと感じるかもしれませんが、最強ヒーローの後ろでこういったレジェンドたちも活躍しているんだぞ!というような目で見て頂ければと思います。
また、敵としてダミアン・ダークやマルコム・マーリンと戦ったり、オリバー・クイーンが登場したりと、ヒーローが被ってくる見どころのひとつ。
悪と戦うのが中心というよりも、歴史を修正しながらはばかる敵と戦うといったストーリーで、ド派手な映像というものではありませんが、コミカルチックなSFレジェンドドラマとしてご覧いただければ楽しめると思います。