【ロック&キー】9話のネタバレと考察。マイクがレンデルの死を知らされた電話の相手はエリーでした。あの時”マッチ棒鍵”で、自ら火を点けた理由も明らかに。そして、ついにレンデルの過去の真相へ迫るのでした。
【ロック&キー】9話のネタバレ
全ては家族のために
第9話では、これまでのエリーの不審な行動について次々と明らかになっていきます。ルーカスが「助けて欲しい」と、エリーの前に突然現れたのは今から3か月前。
偽ルーカスは自らの目的を果たすべく、エリーを利用していました。
- ルーファスの鍵を使ってキーハウスにGIジョーを取りに来ていたあの日、実際には”影の冠”を探していた
- リッジウェイはルーカスとエリーの写真を撮ったため、偽ルーカスによって殺害された
※”影の冠”は、鍵とセットで本領発揮するようで、冠だけだと影しか作れない。
エリーのこれまでの行動は、偽ルーカスから”言うことを聞かなければルーファスを殺す”と脅されていたため、全ては息子のルーファスを守るためのものだったのです。実際にはエリーの葛藤も見られ、偽ルーカスを銃殺しようと試みたこともありましたが、何発も撃たれてもルーカスはエリーにこう言うのでした。
「”こだま”は死なない、もう死んでるから。」
仲間を増やそう
ドッジが落とした”マッチ棒鍵”を見つけたボードは、ドッジがルーカスに変身していることを忠告するために、ルーファスの元を訪れます。そこでルーファスから”影の冠”の存在を聞き、冠の鍵を見つけて一緒にドッジを倒そうと約束しました。
ボードは、”影の冠”の鍵穴に見覚えがある様子。その後、ルーファスは帰宅したエリーにボードたちとドッジを倒すことや、偽ルーカスから奪っていた鍵の存在を打ち明けます。
奪った鍵は、頭の鍵、花の鍵、こだま鍵、オルゴール鍵
その頃、タイラーとキンジーもドッジに対抗すべく仲間を増やそうと、友達に全てを話していました。
ルーカス殺害の真相
エリーは、真実を打ち明けようとルーファスとキーハウスを訪れ、頭の鍵を使ってタイラーとキンジーに自分の頭の中を覗かせました。ここで、レンデルがルーカスを殴り殺したときの真相が明らかになります。
- あの日、海の洞窟でレンデルがオメガの扉を開けたがったため開けてみた
- 扉の中から青い光の玉が飛び出してきてルーカスに当たった
- 青い光の玉に当たったルーカスは悪魔に憑りつかれ、”オメガ鍵”を欲しがるようになった
- 3人の仲間を殺してまで”オメガ鍵”を手にしようとするルーカスを止めるため、レンデルが背後から襲ってみんなを助けた
※”花の鍵”で見つけたダンカンの記憶はこの出来事だった。
ダンカンから記憶を奪ったのは、この惨事を見てしまったため仕方がないことだったのです。
さらに、エリーの記憶から鍵に関する謎が判明します。
エリーたちが大人になっても記憶を失わないのは方法を見つけたから
事件の真相を話しても信じてもらえないことから死因を偽装し、鍵は4人で分散して持った
レンデルはどこでも鍵とオメガ鍵、エリーは変身鍵とこだま鍵、エリンは頭の鍵、マークはマッチ棒鍵を持っていた
他の鍵は信頼の厚いマークがキーハウスに隠し、マークは頭に誰も入れなければ鍵を守れると思い自殺した
【ロック&キー】9話の結末まで
エリーはドッジが現れたのは自分のせいだと話します。実は、エリーはあまりの寂しさから”こだま鍵”を使ってルーカスを井戸から呼び出していたのです。
※こだま鍵は、死者を生き返らせることができる。
ところが、それはルーカスではなく、彼の姿をした悪魔でした。そんな中、エリーの本体をルーファスと見張っていたボードは、キッチンの引き出しにあるキーリングに”影の冠”の鍵があったことを思い出します。
その後、ボードは頭の中から戻ったエリーたちに、先ほど見つけた”影の冠の鍵”を見せました。「冠を被った人が創り出す強い影は何でもできる」というエリー。
それは、こだまを井戸の中に閉じ込めることも出来るというもので、冠はエリーが自宅に隠し持っていました。しかし、エリーとルーファスは冠を取りに家に戻ったところを偽ルーカスに見つかり、影の冠の鍵も冠も奪われてしまいます。
”影の冠”を被った偽ルーカスの周りにはうごめく影が現れ、こう言いました。
「ハロー、我が仲間よ。」
【ロック&キー】9話の考察
”こだま”とは何か
こだまには様々な意味がありますが、英語ではecho(エコー)と言っていることから、反響やそのままの繰り返しなどの意味でしょう。ここで言う”こだま”とはその意味の通りで、その人の反響で作られた存在なのだと考えられます。
そのため”こだま鍵”は、死者を生き返らせるというよりは、その死者を反響させたもの(悪魔)が作られるのかもしれません。悪魔と断定できないのは、今のところ”こだま鍵”で蘇ったのは偽ルーカスだけだからです。
そもそもルーカスは、オメガの黒い扉から飛んできた青い光の玉に当たったことで悪魔に憑りつかれています。ルーカスに憑りついた悪魔なのか、こだま鍵によって悪魔が出てきたのか。
つまり、ルーカスに憑りついたのはドッジだったのか、また違う悪魔だったのかが判明すれば、”こだま鍵”で蘇るのが悪魔なのかがわかってきます。
ドッジ(悪魔)の目的は?
ドッジがありとあらゆる手段を駆使してまで欲しがる”オメガ鍵”。ドッジがあそこまで”オメガ鍵”に固執するのは、オメガの黒い扉の前まで連れて行くことで、仲間を作ろうとしているのではないかと推測します。
”ルーカスが青い光の玉に当たって悪魔に憑りつかれた”というエリーの話から、ルーカスはその瞬間から悪魔に身体を乗っ取られました。本物のルーカスはその瞬間死んでしまったのか、別の次元などのどこかしらに閉じ込められたのかもしれません。
そのため、エリーが”こだま鍵”でルーカスを呼び出したときも、悪魔に憑りつかれたルーカスが現れたのでしょう。ドッジという存在も本来の姿ではなく、”悪魔”が人間界で生きていくために、人間に憑りつきながら生活しているのだと思います。
それゆえ、憑りついた人間を利用しながら、オメガの黒い扉まで連れてきているのだと考えます。
ドッジ(悪魔)の手駒や器について
上項で考察したことを前提に考えると、ドッジの手駒や自身が憑りつく”器”の存在が至る所にいても不思議ではありません。そもそもドッジが”変身鍵”を持っている時点で、姿を自在に変えられることから、身近な存在などに変身していてもなかなか気付かれないでしょう。
そこで気になるのが、転校生としてやって来た”ゲーブ”の存在。キンジーが初めにキーハウスのことを話したのはスコットで、自身の頭の中に彼を招いた際には、とても驚いた様子を見せていました。
恐らく、このスコットの反応が大多数の反応だと思います。それに比べて性格の差は多少あるにしても、ゲーブは興味津々でやたらとキーハウスや鍵のことを聞いていました。
さらにゲーブは、キンジーから聞いた話を疑うこともなく肯定したうえで、自分は味方だという発言もしていました。キーハウスや鍵を使った現象など、あまりにも現実離れしているので、とても信じられるものではないでしょう。
もしかしたら、ゲーブもドッジが変身した姿なのではないのか?と考えざるを得ません。ドッジの立場ならキーハウスの人間に、より近い者に変身して信頼を得るのが一番の得策でしょう。
【ロック&キー】9話まとめ
レンデルのルーカス殺害についての真相が判明し、レンデルが本当の悪人ではなかったことがわかったことは、子供たちにとってとても良かったと思います。しかし、エリーたちは”影の冠”を取りに戻って、偽ルーカスに見つかってしまったのが心配です。
エリーの意図は全て偽ルーカスにバレてしまいましたし、彼女の命が狙われないといいのですが……。ついに力を手にした偽ルーカスは一体何をするのか、次回10話もお楽しみに!
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