【ロック&キー】シーズン3第7話・最終話のネタバレと解説。多くの人を巻き込んだ鍵の歴史に終止符が打たれます。鍵を手放す前、彼らはたったひとつの願いを叶えました。それはーーー。
7話ネタバレ
ゴーディーとの繋がり
物語が前後している箇所があります
レンデルたちが学生だった頃。
学校で司馬懿の上演会が行われることになり、レンデルやエリー、エリンたちはそのための準備をしていました。その中にひとりにゴーディもいました。
レンデルは、”書いたものが本物になる鍵(創造鍵)”で「テンペスト」に登場するキャバリンという魔物を描き、出現させてしまいます。エリーやエリンたちは驚き捕まえるよういいますが、キャバリンは逃げ足が速くどこかに隠れてしまいました。
そんな中ゴーディーが戻ってきます。ゴーディは鍵のことや魔法のことは知らないのでキャバリンを見せるわけにはいきませんが、何かに指を噛まれたので「何か隠しているだろう」とレンデルたちを問い詰めたのです。
レンデルは、キャバリンが一瞬姿を見せた時にバケツを被せ、創造鍵でキャバリンを消しました。何もないと言ってもゴーディーは信じようとせず、疎外感から先生に言いつけてしまったのです。
その翌日、上演は中止されようとしていました。そこで、レンデルたちは”理解が必要”と話しゴーディーに頭の鍵を使ったのですが、実際はゴーディーの記憶から昨日の記憶を消し去ろうとしていました。
さらに、彼の頭の中に入っている時、エリーとエリンは創造鍵をゴーディーの頭の中に隠したのです。
エリーはギデオンに連れられてゴーディーの家に行きました。ギデオンはゴーディーに鍵を渡すよう脅しますが、「バカげた話だと取り合いません。それもそのはず、彼自身に記憶はないのですから。
するとギデオンは、こともあろうかゴーディーを刺したのです。ゴーディーはその場に倒れてしまいました。助けたければ急いで鍵を探せと脅されたエリーは、ゴーディに謝りながら、頭の鍵を首に差し込みギデオンをゴーディーの頭の中に連れて行きました。
一方で、ロック家ではタイラーとキンジー、そしてサム(ボルトン)とルーファスがゴーディーの家に向かい、ボードとニーナが道化の箱を開けることに。しかし、丸鋸を使えば刃が折れ火をつけて燃やしても魔法の力で消されてしまいます。道化の箱は、鍵が無ければ決して開けることは出来ないのです。
ゴーディーの家に着くと倒れているゴーディーを見つけます。そこで、ゴーディーはルーファスに任せ3人はエリーを助けるため、そして鍵をギデオンより先に手に入れるためゴーディーの頭の中に入って行きました。
ゴーディーの頭の中
ゴーディの頭の中は、芝居に関するもので彩られており、ある舞台の上ではゴーディーと父レンデルの記憶があり、思わず足を止めてしまいましたが次へと急ぎます。そこにエリーがやってきました。エリーは隙を狙ってギデオンを地下に閉じ込めて逃げ出したと言うのです。鍵はまだ見つかりません。
しかし、その時 記憶の中で血が流れ始めます。どうやらゴーディーが危険な状態であることを表しているようです。
ところが、エリーが隠した場所に鍵はありません。そこでエリーは気づいたのです、エリンが別の場所に隠したことを。
探すには時間がなく、このままゴーディー頭の中にいれば死んでしまうかもしれないと4人は焦ります。
その時、キンジーのキーのささやきが大きな舞台から聞こえます。そこにはピアノが置かれてありギデオンが不気味にピアノを弾いていました。
隠した場所に鍵は無かったと言っても通じる相手ではありません。ところが、サム(ボルトン)がギデオンの頭上に砂袋のようなものを落として脳震盪にさせ、その間にロープで足を縛ります。
キンジーはピアノの鍵盤の中にあった鍵を見つけると、サム(ボルトン)は後は任せてすぐに逃げろ!と叫びました。3人は急いで出口を探し、サム(ボルトン)はギデオンを相手に戦います。
その頃、ゴーディーは救急車の中で応急処置をされていましたが意識は戻らず、呼吸も停止寸前でした。一刻も早く頭の中からでなければならないのにゴーディーの状態が悪く、頭の中が迷路のようになり出口を見つけられないのです。
7話の解説と感想
ゴーディーは学生時代からずっと孤独な人生を送ってきたのでしょうね。彼に人生の振り返りを見ると切ない感じがしました。
彼は同性愛者というだけで母親にも冷たくされ、たくさん辛い思いもしてきたようです。
7話になると「いよいよ」という感じでラストスパートが掛かってきました。やはりギデオン=悪魔の緩い感じがたまりません。
ちょっと間抜けな悪魔と言うか、そもそも悪魔は殴られて気絶するのか?まんまと足を縛られて釣り上げられるのか?と首を捻るシーンもありますが、ファンタジーなのでこのくらいの悪魔感でいいのだと思います。
最終シーズンでしかも全8話で強大な悪魔だと、鍵ない魔法も使えない普通の人間には倒せませんから。
最終話ネタバレ
タイラーたちは直前で出口を見つけましたが、ギデオンもまた出てきてしまいます。(サムはピアノの下敷きになって置き去りになってしまった)
出るとゴーディの家に警官が来ていました。あらかじめルーファスがゴーディーのもうひとつの体を隠していましたが、血だらけのルーファスは犯人と間違えられていました。
そこに3人プラスギデオンが戻って来て……。
ギデオンはひとりの警官を殴り倒すと、もうひとりの警官がギデオンに2回発砲、3回目でギデオンは倒れます。その瞬間、ゴーディーが息を引き取ったのが分かりました。
タイラーたちは先にゴーディーの死亡を確認し鍵を抜き取り、ギデオンは立ち上がって警官を殴りエリーたちを探します。ゴーディーのことはエリーとルーファスに任せ、タイラーとキンジーはキーハウスに向かいましたがギデオンに追われてしまいます。
キンジーは、創造鍵でバイクを書きますが、ギデオンが走って来るのが見えました。あともう少しという時に、ジョシュが車でギデオンに体当たりして阻止。タイラーたちはバイクで走り一安心かと思いきや、ギデオンもジョシュの車を奪ってハイスピードで追いかけてきました。
しかし、ハンドル操作を誤り車が転倒し、ギデオンは走ってキーハウスを目指します。タイラー、キンジー、ボード、ニーナの4人はギデオンがやって来る前に計画を立てることに。
夜、ギデオンがキーハウスに現れました。タイラーが井戸の前に立ってギデオンを呼びますが、そんな簡単に騙されるギデオンではありません。その時、エンジンの音がすると同時にボードが操縦するクレーンのアームがギデオンを掴み、井戸に押し入れようとしました。
……が、寸前のところでギデオンは踏ん張りクレーンを押し戻すとアームを破壊してしまいます。さらに破壊したアーム部分を持って井戸をも破壊してしまったのです。
想定外の事態に、タイラーとボードはその場から逃げ出しました。ギデオンを倒すにはアルファ鍵が必要ですが、鍵が無ければ魔法で守られている道化の箱は空きません。
そこでキンジーが閃いたのです「魔法には魔法よ」
キンジーはタイラーから創造鍵を借りると、道化の箱の上に入り口を書きドアを出現させたのです。これにより中の鍵はすべて取り戻すことが出来ました。
そこへギデオンが入ってきます。キンジーはアルファ鍵を握りしめわざと盾になってギデオンに捕まり、ギデオンが後ろを向いている隙にアルファー鍵を胸に突き刺しました。
ギデオンは目や口から黒い液を垂らしもがき苦しみ、タイラーたちはキンジーが別の世界の穴に落とされないよう掴みます。タイラーがキンジーを引っ張り上げギデオンから引き離した時、ニーナがギデオンを穴に突き落としました。
しかし、ギデオンを葬ったのに穴が少ししか縮まなかったのです。そこでタイラーはギデオンが鍵を2つ持っていたことに気づきました。
鍵を穴に落とせば縮まる。
タイラーは試しに持っていた頭の鍵を投げ入れてみました。すると穴はまた少し縮んだのですが、これにボードが反発し家族会議を行います。
ボードは鍵に執着しているようで、床は板で塞ぐかドアを作ればいい、誰も通れない頑丈な扉を作ればいいなど鍵を手ばしたくないという思いが口に出ます。
でも大人は、どうするべきか分かっていました。そこでタイラーが決断を下します。
「元の場所に返そう」
そもそも、鍵の材料になっているのは別の世界のもの。鍵は自分たちのものじゃなかったを分かったのです。ボードはニーナに泣きつきますが、ニーナも返すことに賛成です。
結局、ボードも魔法を手放すことを惜しみながら返す選択をしましたが、その前にひとつだけやっておきたいことがあったのです。時間移動の鍵を使って、父レンデルに会いに行くことでした。
4人は数年前にタイムスリップし、レンデルがひとりの時に尋ねます。レンデルは鍵の存在を知っているので、未来の子供たちと会えたことをとても喜んでくれました。
ほんの少しの時間でしたが、彼らは今は亡き父親との時間を過ごすことが出来たのです。
戻ってきた4人は、ひとつまたひとつと過去の出来事を心に浮かべながら順番に鍵を穴に投げ入れます。最後の鍵をタイラーが投げ入れると、穴は完全に閉じていきました。
その後、彼らは普通の人と同じ普通の生活を送っていくのです。
最終話の解説
やはりギデオンはどこか抜けてるとしか言えないほど、ビッグマウス的な悪魔だったので最後まで笑わせてくれました。表情も滑稽だったので、ギデオンの使い方として良かったんじゃなかな?と思います。
ロック家はきっと鍵がトラブルを起こしてたんですねー
元々、この世界のものではない素材から作っているので歪みが出てきちゃったのかしら?そう考えると、入り織納得できるようなこともありました。
ジョシュとニーナもうまくいったり、キンジーの彼スコットもイギリスから会いに来たりと、それぞれがハッピーエンドで終わっています。
きっとこれがスッキリするいい終わり方なんだろうなって思います。
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