海外ドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』シーズン1第2話。
「頼みごとをしたら”お礼”をする」という暗黙の掟により、マカレナはとんでもないことに手を出すハメに……。
しかしマカレナの機転が炸裂して見ごたえ十分!
そんな『スペイン女子刑務所』2話のネタバレ感想をお届けします。
『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』シーズン1第2話のネタバレ
サンドバル医師が怪しい
体調が悪くなってしまったマカレナは医務室に行きました。サンドバル医師は症状を聞き、不安障害かもしれないから”精神安定剤”を注射しようと言います。
注射を打ったマカレナはすぐに眠りにつきました。眠っているマカレナの体に触れるサンドバル医師……。もしかしてこの医師はやばい人なのでしょうか。
マカレナに限らず、いつもこんなふうに女性を眠らせては触っている!? そもそも注射した薬が本当に安定剤なのかも疑問です。
スレマに続き、要注意人物がまたひとり増えました。
ヨランダの死
https://www.dramasnote.com/locked-up-s1-1/
ヨランダの死について話し合う職員たち。ヨランダは、90度のスチーマーで皮膚を焼かれており、おそらく900万ユーロの件で拷問を受けたのだろうと推測されました。
刑務所所長は、当直だったファビオ看守を責め始めます。
しかしファビオ看守は、深夜に監房を出入りできるルール自体がおかしいと反論。さらに、ドキュメンタリー撮影やバイオリン演奏会が行われていることを持ち出して「人道家のつもりですか」と非難しました。
対して所長は「受刑者たちを閉じ込めていないから自殺も少ない」と言います。さらに、個室で用を足すといった”尊厳”を大切にしたいと。
言い争う2人でしたが、話は次第に監視カメラのことに。監視カメラのハードディスクが改ざんされているようで、職員の中に裏切り者がいるという結論になりました。
前回の1話で、パロマ看守長はスレマに脅されていました。よって、おそらくパロマ看守長が改ざんをしたのでしょう。
頼みごとをしてはいけない
マカレナが弁護士を探していることを知った同房アナベルは、弁護士を紹介すると言います。
マカレナとアナベルのやり取りを見ていたソレは「ここでは頼みごとをするな」と忠告しますが、結局マカレナは弁護士を紹介してもらうことに。
翌日、アナベルに紹介してもらった弁護士と面会したマカレナ。しかし弁護士は「100万ユーロがないと出られない」とお金の話ばかり。話は平行線でした。
その後マカレナが部屋に戻ると、アナベルは弁護士を紹介した“お礼”をして欲しいと言ってきました。ここでは頼みごとをしたら“お礼”をするのが暗黙の掟。
アナベルが言うには「今日の21時10分に、中庭に“ある物”が届くから受け取ってほしい」とのこと。「中庭は閉まっているから入れない」とマカレナが答えると、アナベルはカードキーを手渡しました。
「だめ、できない」と言うマカレナ。するとアナベルは「やらないなら、”マカレナが密告しようとしている”とスレマに報告する」と言います。
「スレマがヨランダ(死)を連れ出したことを、マカレナが密告しようとしている」とスレマにウソの報告をすると言うのです。
もしもスレマにウソの報告されてしまったら、マカレナの服役生活はお先真っ暗になること間違いありません。
ファビオ看守はマカレナに甘い!?
マカレナは、中庭に入るためのカードキーをポケットに入れたまま食堂へ。
同時刻、食堂でドライバーの受け渡しをした受刑者がいました。ファビオ看守は、受け渡しの場面を監視カメラで目撃。
急遽、食堂で身体チェックが行われることになりました。カードキーを持っているマカリナは焦ります。
隣にいたリソスは、マカリナにどうしたのかと聞くと、マカリナは正直にカードキーを持っていることを告白。するとリソスは、時間を稼ぐから隠すように言いました。
リソスが大暴れして時間を稼いでいる隙に、カードキーを食事の中に隠すマカレナ。
ファビオ看守は監視カメラの映像から、マカレナがカードキーを隠したことを知ります。しかし……なぜかファビオ看守はマカレナを追及しません。
ファビオ看守は、その後もマカレナに助言をしたりチョコレートをあげたりと、少し甘い部分が見られました。
なぜマカレナには甘いのか。今は理由が分かりませんが、今後のファビオ看守の行動に注目したいです。
マカレナの機転
マカレナは、中庭に入るためのカードキーを食事の中に入れてしまったため、“ある物”を受け取ることができなくなりました。
しかし、マカレナの機転が炸裂します。
中庭での休憩時間が終わって、みんなが監房に戻るころ。マカレナは中庭にあるボール入れの中に隠れました。ボールに埋もれているので外からはマカレナの姿は見えません。
ボール入れの中で、約束の9時10分をじっと待つマカレナ。すると、空からドローンが降りてきて“ある物”が運ばれてきました。手に取るマカレナ。
そのころ監房では、マカレナがいないことで騒ぎになっており、職員たちは必死でマカレナを探します。
マカレナは、“ボール入れに閉じ込められた”ことを演出するために、外から鍵をかけたように細工しました。職員が中庭に来るのを見計らって「助けて!」と叫ぶマカレナ。
“ある物”を受け取り、職員のとがめも受けず、全てがうまくいったように見えました。
しかし!即座に身体検査を受けることになったマカレナは、隠し持っていた”ある物”が見つかってしまいます。
職員が調べたところによると”ある物”は麻薬でした。こうしてマカレナは、服役2日目にして”懲罰房”に監禁されることになってしまうのでした。
密告者に仕立て上げられたマカレナ
懲罰房に入ることになってしまったマカレナ。隣の部屋の人物に声をかけられ、ことの経緯を話すことに。
同房のアナベルに頼まれたこと、借りがあるから断れなかったことを話します。
しかしなんと!隣の部屋にいたのは受刑者ではなく、所長とパロマ看守長。所長たちは、受刑者のフリをしてマカレナから真相を聞きだし、そして録音していたのです。
さて。懲罰房でストレッチに明け暮れるマカレナでしたが、手首を痛めてしまい医務室へ。サンドバル医師はなぜか、「マカレナを懲罰房には戻さず、私の監視下に置く」と言います。やはり怪しい……。
その後、マカレナが食堂へ行くと、受刑者たちがマカレナに嫌がらせを始めました。どうやらマカレナは、受刑者たちの間で“密告者”と呼ばれているようです。
“マカレナが密告者”というウソの報告を、アナベルがスレマにしたのでしょうか?一難去ってまた一難。マカレナの刑務所生活は波乱万丈です。
『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』シーズン1第2話の感想
900万ユーロの隠し場所の手がかりがあるというSIMカード。
前回SIMカードを見つけてしまったマカレナでしたが、2話では、SIMカードに関する話は出てきませんでした。
マカレナはSIMカードを一体どこに隠したのでしょう?他の受刑者に知られなければ良いのですが……。
今回の2話は、”暗黙の掟”が軸となった内容でした。
同房のソレに教わった「頼みごとはするな」「もし頼んだならすぐにお礼をしろ」という掟。
マカレナは、アナベルに弁護士を頼んでしまったせいで、見返りの”お礼”としてとんでもないことを頼まれてしまいました。
おかげで懲罰房に入ることになってしまったり、服役2日目にして大変な目に……。
ですが同時に、良い教訓にもなったのではないでしょうか。ここでは頼みごとはしてはいけないと。
最初はいい人そうに見えたアナベルは、実は少しヤバい人なのかもしれません。
マカレナに麻薬の受け取りを頼んだり、その後、マカレナを密告者に仕立て上げたのもアナベルでしょう。
さて。今回は、マカレナの機転が見られたのが良かったです。
機転あり、度胸あり、でも良識もちゃんとあるマカレナ。
今後どのようにして刑務所生活を過ごすことになるのか、とても興味をそそられます。
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サイドストーリーも充実しているので最後まで飽きることなく楽しめる作品です。
※尚、『スペイン女子刑務所』はHuluにてご覧いただけます。