ドラマ『ミラー・ツインズ』第7話。
復讐に人生を捧げてきた勇吾でしたが、本当は戻りたくても戻れなかった彼の苦悩が語られました。
さらに、皆川がなぜ勇吾に協力していたのか、葛城の母は死に際になぜ圭吾に謝ったのか……。
その理由が明らかになりました。
7話あらすじ
勇吾は復讐を完成させるため、久能一課長の娘・詩織を誘拐しました。苦悩一課長と赤城は、指定された倉庫で2人を探します。
久能は、正当防衛という名目を狙ったのか、拳銃を手にし勇吾を殺して口封じしようとしていました。
しかし、勇吾は詩織の首にナイフを突きつけ久能から拳銃を奪い問い詰めます。詩織は幼い頃に、病気を患っており、手術するためには膨大な費用が必要でした。
集まった寄付金は4000万。これで手術が受けられると、小さな詩織に伝えます。
これは本当に寄付だったのか?と聞く勇吾に久能一課長は、「本当だ。」と詩織に向かって答えました。
そこに、赤城がやってきます。勇吾に銃口を向けながら「一課長、自分も聞きたい事があります」と、圭吾から預かったという20年前に録音された音声テープを再生して聞かせたのです。
そこには、刑事として葛城の母に行った久能一課長の言葉が入っていました。
「犯人をひとり残らず見つけて逮捕します」と。
ひとり残らず……。圭吾は、20年間犯人が複数人いたことを隠していたので、久能が知っているということに矛盾が生じます。
知っているのは勇吾と圭吾、そして犯人のみ。赤城は、誘拐犯と久能一課長に繋がりがあると気づいたのです。そして……。
ドラマ『ミラー・ツインズ』7話のネタバレと感想
誘拐事件の黒幕は久能だった
20年前の誘拐事件の黒幕は、久能一課長でした。
彼は娘を助けるため、勇吾の誘拐を計画したのです。犯行は、吉崎、田島、海野の3人で行い、吉崎は既に亡くなっており、田島は勇吾に殺害されています。
残るひとりは、海野だけでした。海野の口を封じてしまえば、自分と誘拐事件の繋がりを証明する者は誰もいません。
久能一課長は山沢に頼んで海野を殺害させ、山沢が警察に追われるようになると、山沢から自分のことが漏れないようにと、今度は自らが山沢を殺したのです。
久能が、寄付金といっていたお金は寄付ではなく実際は身代金でした。
娘を助けるために、全く関係のない少年の人生を奪ったのです。
勇吾と圭吾には実父がいた!
葛城の母は、亡くなる直前に圭吾に「ごめんね」と謝っていました。彼女が亡くなった後、弁護士の尾見門が預かっていたという手紙を圭吾に渡します。
そこには衝撃の告白が書かれていたのです。
「あなたたちがお父さんと思っていた葛城栄一は、本当の父ではありません。あなたたちの本当の父親は皆川耕作さんです」と。
この内容から、皆川が勇吾に協力していた理由が明らかになりました。皆川はいつも圭吾の傍にいて、さらに勇吾の近くにもいた理由は、本当の父親だったからなのです。
2人が息子だとはいえ、結果的に圭吾を裏切っていたことには変わりありませんが、父とは名乗れない皆川の、父親としての最善の策だったのかもしれません。
ドラマ『ミラー・ツインズ』7話の視聴率
ドラマ『ミラー・ツインズ』の視聴率は下記の通りです。
1話:3.9%
2話:2.9%
3話:2.9%
4話:2.3%
5話:2.4%
6話:3%
7話の視聴率は2.8%でした。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)